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休暇

モチベになりますので「いいね」「ブックマーク」「評価」の程よろしくお願いします

翌朝、遅めに起きた俺は当てられた寝室を出て昨日皆と話した部屋へ向かう。

今いるこの施設は輪鳴の里(わめいのさと)の地下に作られた村民用の避難施設らしい。


過去にこの里でも大きな大戦が行われたらしく、大戦後に子供達の避難場所として作られた場所で、普段は締め切っている場所を長谷部が里長と交渉し借りたとか。

長谷部は過去にこの里にいたことがあるらしく、里民にも多く顔見知りがいるらしい。


広間に行くと俺以外は既に全員起きており、何やら大きな地図を中心に囲うように集まっている。


「おはよう。何してるんだ?」


「あ、涼太君おはよー。今ね、エラリスの全体地図を眺めていたところなの」


床に広がった地図を確認してみると、エラリスの地は人間界でいうオーストラリア大陸の様な形をしており、シヴァ神国インドラ、神聖王国エヴァーガーデン、那国トライデント、魔王国クリカラの4ヶ国がそれぞれ密接するように位置している。


現状いるトライデントは西にインドラ、北にエヴァーガーデンがあり4ヶ国の中では1番東にある国。


「インドラと言えば、柳澤はどうしているかな。宝玉を見つけたら連絡するとは言っていたが」


「そう言えばそうだね。連絡が無いってことはまだ見つけたられてないってことかな」


「うーん。ただ通話アプリに名前もあるし、もう少し待ってみよう。それよりも、まずはこの国の宝玉探しをすべきだな。長谷部、この国の宝玉の在処に心当たりはないか?」


俺の問いかけに長谷部が答える。


「保証は無いが、恐らくあるとしたら霊峰くらいだと思うぞ。トライデントの総本山、毘沙門天の拠点だ」


「霊峰?」


「ああ、ご利益目当で国民が崇めている、この国で1番高度の高い山だ。四天王が祀られており、中でも毘沙門天はその中でも強力な力を持つ神だ」


「うちの生徒と契約している可能性が高いな。争いになる可能性もあるが、まずは接触してみよう。午後から各自の準備をして、明日の朝早速向かおう」



その日の午後、俺は地下の一室でルシアと共に休息をとり、ルルと夏川、桐谷は3人で輪鳴の里のプチ観光を、昼過ぎに起きたシーナとアイナはジレンさんに連れられて名物グルメ巡りをした。


輪鳴の里で散歩中。田中瑠々の視点


「ねぇ、瑠々。仲立とはどこまで進んだの?」


ひと通り買い物を終え、施設へ戻っている途中に千里ちゃんが突然ニヤケ顔で涼太君との仲を疑ってきた。


「ど、どどどどこまでとかないよ!私達そういう関係じゃないからっ!」


「へぇ〜。その割には仲良すぎない?涼太くん涼太くんて。あ、もしかして片想い!?」


「ち、違うもん!誤解だから!」


「じゃあ私も涼太って呼ぼうかな。なんか私だけ苗字で呼ぶのもねぇ」


「りょ、涼太!?」


反応したのは透華ちゃんだった。


「よ、呼び捨てはよくないんじゃないかな?気を悪くさせてもあれだし」


「おや、透華まで?はぁ、仲立もやるねぇ。学年トップ2の美少女を虜にするなんて」


「「虜になってませんっ!!」」


そんなやりとりをしながら地下施設に戻り、休養中の涼太君のお見舞いをした。



ジレンの視点


「シーナ、目を覚ましてくれて良かった。すごく心配したよ」


「ううん、私の魔力切れなんてお姉ちゃんの今までの辛さに比べたら大したことないよ。私こそ、助けに来るのが遅くなってごめんなさい」


「そんな事ないよ。シーナが来てくれた時、どれだけ嬉しかったか。私はそれだけで充分に幸せ」


アイナがシーナの手を握り笑う。

それに対して頷くシーナ。


俺は今、この世にある限りある美しい光景を見て、激しく感動している。

逆を言えば、こんな幼い少女達をあんな酷い目に合わせる王国のやり口に激しい憤りを覚える。

例えこの命を投げ打ってでも、俺はこの笑顔を守り抜いてみせると誓う。


「なぁ、お前達。お腹空いてないか?」


「ちょっと空いてます!」


2人は顔を見合わせ、タイミングを合わせた様に答えた。


「よし、じゃあこの里の名物でも食べに行こうか!2人の再開祝いに好きな物食べていいぞ!」


それを聞きはしゃぐ2人の姿を見てジレンは再び誓う。

この幸せを二度と奪わせてはいけない。

それが力天使としての俺の役目で、今後この二人の幸せを守ってやることが、これから俺に与えられた使命なのだと。


仲立涼太の視点


「ルシア、今回の戦いで俺のレベルは上がったのか?」


「はい、現在りょーたは主ルーシェの力を54%まで引き出す事が出来ます。第三形態までもう少しですね」


「そうか。今の第二形態ではハニエルに勝てない。今後、また王国へ宝玉を奪いに行くとしてもこのままじゃ無理だ。レベルアップにはどうしたらいいかな」


「うーん。戦闘経験を積むしか無いのですが、その辺の低級悪魔を倒すのは効率が悪すぎますね。そこそこ強い相手との戦闘が出来ればいいのですが」


「ふむ。霊峰へ向かう途中、誰かいい相手がいないか長谷部に聞いてみよう。今はとにかくレベルアップをしたい」


そんな会話をしながらベッドに横たわりダラダラと1日過ごしていた。

夕方、瑠々達がお見舞いに来てくれて、持参した輪鳴の里名物のお菓子を食べた。

そこでの会話は、久しぶりに学生の時に戻った感覚がして、とてもリラックス出来た時間だった。

こうして、久しぶりに各々が気楽な一日を過ごしたのであった。

別作執筆の為、一旦ここで休載致します。

またモチベ次第で再開致します

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