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更なる進化

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エルメスの絶叫後、部屋に静けさは元に戻ったが今度は部屋の外の兵士達が騒ぎ出す。


「エルメス様、何事ですか!ご無事でございますか?」


「う!何でもない、騒ぐな」


徐々に落ち着きを取り戻すエルメスが兵士達を静める。


「相変わらず狼狽えた時の騒ぎ声もやかましいですね」


「うるさいわ、この生意気使い魔め!いつもルーシェの周りでチョロチョロしてた分際で、妾に偉そうな口を叩くな!」


「あら、それを言ったら貴方こそ主ルーシェの周りをチョロチョロしてたじゃありませんか」


「ぐぬぬ、相変らず口の減らない奴じゃ。それより何故お主がここにおる。ルーシェはどうしたのだ」


「主ルーシェは別の要件でエラリスには居られません。代わりに私がりょーたの面倒を見てるのです」


「ふん、使い魔如きに充分な代わりが務まるとは思えん。さぞ苦労の旅だったろうに」


「いえ、この契約後に主ルーシェは魔力の殆どを私とりょーたに預けられました。ご心配ご無用です」


どうやらエルメスとルシアは前から知った仲らしい。

てかあの悪魔(ルーシェ)、ルシフェルって本名だったのか。うーん、なんか聞いた事ある様な無い様な。

てゆうか、この会話ぶりだとこの2人も相当仲が良さそうだな。


「りょーた、勘違いです」「勘違いじゃ!」


なんで口に出してないのに俺の考えている事が分かったのかは不明だが、やっぱり仲が良さそうだ。


「連れ去られたもう1人の娘の契約相手はウンディーネじゃな。さっき通過審査場で声が聞こえたわ」


「正解だよエルメス。ルルの契約精霊はウンディーネだ。左手の指輪が媒介だ」


「ふむ、ルルと言うのか。とりあえず、お主らの状況はおおよそ理解した。では、まずはこの部屋を出たいのだが外には兵士達がおる」


「そいつらを何とかしなきゃだな。普通に出たとしても、中にエルメスがいないとなると大騒ぎになる。どうしようかな」


「何のために妾がいると思っておるのじゃ。妾は計略の神じゃぞ。シーナ、外にいる連中を眠らせよ。範囲魔法の睡眠誘導(スリープ)じゃ」


「え、どうやるの?私魔法なんて使ったことないよ」


「妾の特技は伝達。シーナが念じたことが魔力となり範囲内の敵に伝わる。すなわち範囲内であれば睡眠誘導(スリープ)魅了(チャーム)が可能じゃ。まぁ魅了(チャーム)程度であれば妾の溢れ出る魅力だけでも余裕だがな」


どう突っ込めばいいか分からないが、この状況ではシーナとエルメスの魔法頼りになる。


「シーナ。やってみてくれないか」


「分かりました!やってみます」


シーナはそう告げると、両手の指の先を顔の前で合わせ意識を集中する。


「スリープ」


静かに唱えると、その魔力が部屋の外の兵士達に睡眠を誘導する。シーナが唱えると部屋の外からガシャンと音が鳴った。

恐る恐るドアを開けると部屋の外の兵士達は全員床に倒れ眠っていた。どうやらシーナの魔法は成功した様だ。

シーナは正直戦力外と思ってた手前、この範囲魔法攻撃はかなり良い意味での想定外だ。

シーナの魔法力向上は、俺達で全面的にバックアップしていこう。今後の大きな戦力となりそうだ。


「凄いなシーナ!じゃあ今のうちにこの部屋を抜け出そう」


シーナを賞賛し部屋を出ようとした時、エルメスに止められた。


「まぁ待て。この部屋を出る前にお主らにもう1つ伝える事がある。実は妾のここでの役目は、お主らを尋問の結果、反逆の兆しがあると捏造し、外の兵士により始末させる事であった」


やはり俺とシーナを始末するつもりだったのか。こんな事を考えるのは


「真田からの指令か?」


「そうじゃ、あの男は既に王族の中核。妾よりも立場が上じゃ。それを利用し、お主らの始末を妾にさせようとしたのじゃ。あの娘だけ連れ帰ったのは、単にお気に入りなんじゃろ」


真田も相応以上の力を手に入れると性格が変わるタイプだったのか。いや、アイツは元からそういう利己的な所があった気がする。


「すなわち、この部屋を出た途端、この王国内全ての者がお主達の敵だと思った方がいいじゃろう。2人共その覚悟はあるか?」


俺は当たり前だと頷きシーナの顔を見る。シーナも以前までとは違い、芯のある表情で頷いた。


「ならば行くがよい。ここからは妾が全力でサポートしてやろう。妾の本気、見せてやろうぞ!」


「エルメスだけじゃ不安ですね。私がいますから大丈夫ですよ、りょーた」


エルメスの決めゼリフの後、すかさずルシアが被せて台無しにしたことでまた言い争いを始めた。

それを聞き流しながら、シーナに向かって最後の確認をする。


「シーナ、今から王城に行って君のお姉さんの奪還とふざけた贖罪制度を終わらせ、ついでに宝玉も貰いに行く。どうか君の力を貸して欲しい」


「もちろんです!涼太さんと一緒なら、私は何処にだって付いて行きます!」


と、力強い返事が返ってきた。その目には今までのシーナとは思えない希望の光が灯っていた。


音を立てずに部屋の扉を開ける。自分の魔法で兵士全員が眠っている姿を見て、シーナは驚き半分かなり嬉しそうだった。

部屋を抜け出してそのままカテドラルから脱出を試みる。

大聖堂を抜け、出口付近まで来たところで6体の武装した天使(エンジェル)が待ち構えていたところに鉢合わせする。


「おい、なんでお前らがここにいる?エルメス様の尋問はどうした?エルメス様は何処にいる?」


「あ、あぁ。さっき尋問が終わり解放されたんだ。俺達はもう出ていいと言われたので帰るところだ。エルメス様はまださっきの部屋にいると思うよ」


咄嗟に言い分を考え兵士に告げると


「ん?そうなのか。ったく、エルメス様はいつも勝手な振る舞いをされるな。困ったもんだ」


そう言った後、天使6体が各々の腰から剣を抜く。


「悪く思うな。ハニエル様、いや真田様からの命令だ。ここでお前達2人を始末する!」


天使6体が同時に俺達に向け剣を突き出し飛び出してくる。


「ルシア、結界後すぐに融合だ!」


ルシアがすぐさま結界を張り、天使達の行く手を阻む。

その隙に俺とルシアが融合を計る。天使の1人が融合後の俺の姿を見て


「なっ!貴様も天使か!?だがその姿なんか・・いや、悪魔か?」


「どっちだっていいよ。お前達を倒してここを突破する。この姿にそんなに驚くならもっと見せてやるよ。ルシア、第2形態だ!」


「承知しましたマスター。では第2形態へ進化します」


ルシアの声の後、再び俺の周りの空間が大きく歪む。当たりの暗闇が晴れたのち、そこにいるのは更に変化を遂げた俺自身だった。


その姿は、左右2枚ずつ計4枚の白く輝く羽に、黒髪に所々ある金と白のメッシュ、瞳は黒と濃い赤のオッドアイに、腰には黒剣を携えている。


「マスター。主ルーシェの魔力解放を31%まで引き上げました。これにより、魔剣倶利伽羅(クリカラ)の使用が可能です。但し、お身体への負担が増えますので、早めに片付けましょう」


「了解した」


今までの融合とは違う、大きな魔力を自分の中に感じることが出来る。

新たに自分に出来ることが明確に伝わってくる。

腰の黒剣、倶利伽羅(クリカラ)を抜き、天使達6体を目でロックする。

結界を前に狼狽えている天使めがけ、4枚の羽で加速し一気に距離を詰める。

そして一閃。ロックした6体全てへの斬撃のみで葬る。

斬撃を受けた6体は白い光を発し消滅する。


「流石ですマスター。今のが主ルシフェルの剣技、神魔一刀両断です」


立ちはだかる天使達を瞬殺し、俺達は大聖堂カテドラルの脱出に成功した。

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