出会い
「はぁー、人生上手く行かない」
俺の名前は、 青田 千広現在21歳の大学生だ。
大学の帰り道に俺は一人で呟いていた。現在は秋の季節で黄色の葉っぱや茶色い葉っぱが風と共に動いている。
「就活も上手くいかない。彼女もできない。かといって女の子とは距離が近いと言われて惨敗続き」
俺は、今までの人生を振り返っていた。小学生の頃は見た目がデブだからという理由でいじめられて、中学、高校は問題なかったが、大学生になってからはさらに悩みばかりに尽きる。一人で勉強していると冷たい視線にひそひそ話。嫌なことと言えば、外国語の授業の時に、いつものペアが欠席のおかげで一人で学習、先生もわかっているのか気を使われるという始末だ。その後ろの席の女からは「一人で大丈夫なのかな」とか「やらなくていいのかな」と言われる。勘違いしないでほしいのはこっちが気を使っているんだ。それに距離が近いからって言われているから気を使っている。
「距離ってなんだよ。そんなのがわかるなら苦労ならしない」
自転車とランニングしている人しか通らない道の通称サイクリングロードで帰ってから何しようか考えていた。趣味と言えば、ゲームをするか小説を読む、競馬をするという自堕落な大学生だ。
「ねぇ、あなた!」
歩いてるときに後ろから声を掛けられる。
「はい?なんでしょうか?」
俺は後ろを振り返って答える。こいう声のかけ方は宗教勧誘だと思っている。
見てみると、一言でいうなら幼い女性という感じではなく、茶色の髪色で、肩までの髪の長さで身長は俺より低く、高校1年生かと思うほど身長の女の子だった。
「私に興味ある?」
出会っていきなり衝撃的な発言をする女の子
「いや、勘弁してください。ここで興味があるって言うと叫ばれそうです」
俺は必死に弁解をした。
「そうじゃないわ。女の子という異性に興味があるのって聞いているの」
女の子は訂正をして発言を改める
「俺は女の子に興味があるが現在進行形で彼女はできたことはない。」
「興味があるのね!それならよかったわ」
女の子は人の話を聞かずに俺の事を早くこっちに来てという
「おい!いくら興味があるからって言っても一般的な男性と同じ考えだぞ!」
誘ってくる女の子に向かっていう俺だが、女の子様子に特に変化はない。
「知ってるわよ。あなたが童貞で、女の子から好かれていなくて、年上の女性が大好きっていうところまで知っているわ」
女の子はドヤ顔で向かっている。
「じゃ、なんで俺に近づいてきたんだ?」
「いま、あなたは言ったわよね?『女の子に興味がある』って」
「うん」
「それでいいのよ。早くこっちに来て」
そうして女の子は歩いていく
着いた場所は、なんとカーシェアできる車が置いてある場所だった。
「運転できるわよね?デートくらいは誘ったことあるでしょ?」
「お金は俺が出すの?」
俺はふと思った疑問をぶつける。
「当たり前でしょ?女の子に財布出させるの?くそダサいわよ。」
「この女うぜーーー」
俺は心に思ったことを発言した
「何、文句あるの?」
そういって腕組みをしている
「いいか。俺は好きな女にしかか金を出さない。それに男が出すのが当たり前だと思うな!!自分が好かれる女性だと思っているのか?」
「あなた、そんなことで女の子比べれているの?平等とかいうなら全員の女性に対して金を出しなさいよ」
冷たい視線で俺の事を見てくる。
「いいんだよ。金を出すという事はワンチャンあると思っているからだ!それに金を出していれば女が裏切ったときに罪悪感が残るだろう!」
俺は今までの事を言うように発言する。
「それに男に対して文句言うなら女に対しても文句を言っていいだろう!それが平等だ。」
「そう。だから女の子を競馬で勝った時にしか誘わないのね」
納得したように女は頷く
「それにお前の名前はなんだよ!こっちは知らないぞ!」
「あら、私としたことが自己紹介を忘れていたわ。私の名前は青木 愛よろしくね。」
髪を耳にかける仕草をして自己紹介をする。
「俺の名前は青田千広よろしく」
「偉いね。ちゃんと自己紹介ができるのね」
ふふとにこやかに笑う青木は女性らしかった。
「仕方ないから。車は出してやる。というかどこに行くんだ」
俺は仕方なく、スマホを出して車の予約をした。
「それはこれからの楽しみよ。きっといい出会いができるわ」
そんなことを言って、未来は明るいという雰囲気を出しながら言ってくる。
しかし男はまだ知らない。女の子という異性はとても大変で、とても残酷な存在だということを。