表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第1話 歌と祖母

私は、歌が好き。11歳の時に出会ったのが、

「とねりこの森」。ウェールズ民謡で、戦争の悲しみを唄った歌。

私は、綺麗なメロディと切ない歌詞が大好き。

その歌の悲しい実話を知ったのは、13歳の時だった。


とねりこの森


「おばあちゃん!」

「あら、ウィンディ、久しぶりねぇ」

私はおばあちゃんも大好き。小さい頃から、よく遊んでくれた。

おばあちゃんは歌がとても上手で、よく、いろいろな歌を習い、2人で一緒に歌った。

そして、今日は・・・

「ねえ、おばあちゃん。今日ね、学校の音楽の授業で、先生に褒められたの!

 歌、すごく上手いって!」

「あらぁ、ほんとう?良かったわねぇ!それで、何を歌ったの?私にも、聴かせて頂戴。」

おばあちゃんは、歌の事になると、すごく嬉しそうに話を聞いてくれる。

そして、「聴きたい」と、言ってくれる。私、その時が、一番嬉しいの。

「それじゃあ・・・

 ♪ここは小さな森なのです とねりこなど生えてます 

 もとは小さな城跡だけれど 面影すらもうないのです

 町を離れて此処に来れば 私も貴方も打ち解けて

 まるで小さな子供たちのように 華やぐ日もあるのです♪

 ♪ルールル「ウィンディ・・・!」・・・どう、したの・・・?おばあちゃん?」

思い掛けない制止に驚いた。こんなこと、今まで無かったのに・・・。

「ウィンディ、その歌・・・いつの間に・・・?」

「え?学校で・・・2年前くらいに先輩たちが、歌っていたのを覚えて・・・。

 何か、あったの?この歌に・・・。」

「・・・えぇ。そうだわ。貴女には、話してあげましょう。

 この歌の、歌詞のお話を・・・。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ