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詩集②

いらない?

作者: 桜ノ夜月

『お前はいらない。』

って

そんな簡単に言わないでよ。

僕って不必要?それとも必要?

いらない。いらない。いらない。いらない?

僕っていらない?

頭のなかに

『いらない。』って響いてきて

いらない。いらない。いらない。

「…いらない。」

って呟いてみた。

「…ふっ」

って笑ってみた。

自嘲気味に笑ってみた。

月を見上げたら

冷たくカガヤイテタ。

不意に手を伸ばしたら

月は雲に隠れて消えてしまった。

届かない。

伸ばせない。

みなさんさよなら。

またいつか。

月にむかって

手を伸ばした。

たかい、たかい場所から

落ちていく感覚がした。

いらない僕の

最後の抵抗。

でも誰が

僕が居なくなって

泣いてくれるというのでしょう。

さよなら。さよなら。

それではまた。

どこかの夢で

会いましょう。

そんな悲しい夢を見た。

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― 新着の感想 ―
[良い点] この作品を拝読して「素晴らしき哉人生」という古いアメリカ映画を思い出しました。人、一人いなくなっただけでどれだけの人の人生がおかしくなるか、存在の大きさは自分ではわからないものなのだ、と教…
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