小学生の頃に色々な世界を冒険して仲良くなった女の子が高校生になったら遊びに来た(たくさん)
「茂比くん」
「はい」
高校二年、一学期の期末テスト。
古文のテストが返却されるので受け取りに行く。
「また五十点かぁ……」
平均よりも低い五十点。特に古文が苦手ってわけじゃなくて、他の教科も似たり寄ったり。
小学生の頃に零点ばかりとっていたことを考えると成長はしていると思う。でもまだ平均よりも低いし、お母さんに夏休みは勉強しろって怒られそうで気が重い。
「来年の夏休みはどうせ受験勉強させられるだろうし、今年の夏休みが一番遊べるんだから勘弁して欲しいよ」
なんて小声で呟いたのが隣の席の男子に聞こえてしまったらしい。チラっと視線を向けられたのを感じたけれど、何も言ってこなかった。
それもそのはず。
今の僕には仲が良い友達がいないから。
いじめられている訳じゃない。ただクラスの皆とノリが合わなくて、気付いたら一人で静かにしてるのが好きな人って思われて今に至る。
小学生の頃は沢山失敗して良く笑われたけれど、その時と比べてどっちがマシなのかな。
「夏休み、何しようかな……」
小学生の頃に仲が良かった友達は別の高校に進学した。
一人は野球部に入って全国大会を目指して頑張っている。
一人は海外に留学してお金持ちが集まる高校に入った。
一人は自然と疎遠になって、ここ数か月会話したことも無い。
去年の夏休みは一人だった。
きっと今年の夏休みもそうなのだろう。
「はぁ……」
昔は良かった。
皆で空き地に集まって毎日遊んだ。
ドキドキワクワクするような冒険に行くこともあった。
あれ、そういえばいつどこに冒険に行ったんだっけ?
何年も違う夏休みを繰り返したような気がするけど……気のせいか。
「つまんない」
僕には夢がある。
今はもう帰ってしまった大切な友人のために、立派な人間になると誓った。
だから勉強を頑張って高校に進学できた。
この先もやりたいことは山ほどある。
やらなければならないことも山ほどある。
でも今はまだ遊びたいよ。
皆と一緒に遊びたいよ。
別々の道を歩んでいる以上、それがもう叶わないことだって分かっているけれど、あまりにも寂しくてついそう考えてしまう。
「はぁ……」
もう一度深い溜息を吐くと、テスト返却が終わり先生が解説を始めたので意識をそちらに向けた。
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夏休み前日、テスト返却が全て終わり気が緩んだ空気が教室内に蔓延している、そんな昼休み。スマホを弄って暇潰しにネットを見ていたら、気になるニュースが目に入った。
『コビト星人が来星、宇宙人の来星は今年三件目』
ニュースには手のひらサイズの小さな人間が笑顔で手を振っている写真が添えられていた。
「懐かしいな……」
ぽつりと言葉が漏れた。
小さい頃、コビト星人に会ったことがあるからだ。大切な友達の、とある力を借りてコビト星に行き、そこで大きなトラブルに巻き込まれたことがある。
皆が彼らの事を知るよりも前に出会えていたことにちょっとした優越感。
「ふふふ」
「?」
おっと笑いが漏れて隣の席の人に見られてしまった。一人で笑ってるなんて少し気持ち悪かったかも。
それにしても、大人達は大変だね。
去年から宇宙人とか異世界人とかが地球にやってくるようになって、対応に苦労しているみたい。自分達よりも優れた科学技術を持っていたり未知の技術を持っている人々が相手なので丁重に扱わなければならないんだって。
皆良い人達ばかりだから気にしなくて良いのに。
なんて分かるのは、どういうわけか僕が知っている星や世界の人達ばかりだから。もしかしたら僕達に会いに来たのかなって少し期待したけれど、誰とも再会していない。少し寂しいけれど、重要人物扱いで簡単に出歩けないのは分かるし仕方ないのかな。
なんて考えていたらお昼の校内放送が突然止まって先生の声が流れた。
『全校生徒に連絡致します。今日の午後の授業は中止し、臨時全校集会とします。昼休みが終了するまでに体育館に移動してクラスごとに整列してください。繰り返します……』
やった授業中止だ!
なんて思えない。だって元々この時期の授業って二学期分を早めにやるか自習かのどっちかで無いようなものなんだもん。どうせなら普段の授業の時にやってくれれば良かったのに。
「全校集会?」
「何だろ?」
「なんかマスコミが大量に押しかけて来てるらしいぜ」
「見た見た。校門のあたりがすげぇことになってた」
「事件でもあったのかな?」
「誰か知ってる?」
「誰も知らねーの?」
「そんなことある?全校集会なんて大事になってるのに誰も理由知らないなんて」
「マスコミ来てるってことはよっぽどだぜ?」
クラスメイトの誰も何も知らないんだ。
変なの。
でもどうせ僕には関係ない話だろうし、寝てようっと。こういう時にこっそり寝るのが上手くなったんだ。昔はすぐ先生に見つかって良く怒られたっけ。
なんて呑気に考えていたのに。
『茂比もび太さん。壇上に上がってください』
「え?」
体育館に向かうと、とんでもない量のマスコミが壁際に並び、屋根の上の空を何台ものヘリが飛び交っている。そんな中で、何故か僕の名前が呼ばれたんだ。
『茂比もび太さん。壇上に上がってください』
戸惑っていたらもう一度呼ばれてしまった。
違う!
僕は何もやってない!
だからみんなそんな犯罪者を見るかのような目で僕を見ないで!
確かに臨時集会なんて悪いことがあった時にしかやらない印象があるけど、僕は関係無いんだ!
『茂比もび太さん!』
「は、はい!」
普段は進行役とかやらない教頭先生が強い口調で呼ぶものだから、無視なんて出来る訳が無い。恐る恐る立ち上がり、奇異の視線をぶつけられ、ひそひそ声の中で壇上に向かった。
「あいつ誰?知ってる?」
「ううん、知らない」
「そういや去年同じクラスだったような」
「何それ、覚えてないのかよ」
「だって影薄いし」
「一体何やらかしたんだろ」
「悪いことなんてやれなさそうな顔してるのにね」
「人は見かけによらないってことじゃね?」
吐きそう。
そういうのは僕に聞こえないように言ってよ。
緊張で足がガクガク震える。
でも変だな、教頭先生の顔が怖くない。普段は超怖い人なのに。
僕に向かってとても申し訳なさそうな顔をしてる。
ということは、僕が何かやらかしたわけじゃないってことなのかな。
少しだけ気が楽になったけど、緊張は全く解けていない。
壇上に登ったら、向かって左側に一つだけ置かれた椅子に座らされた。
なんか凄い豪華で応接室とかにありそうな椅子なんだけど……ホントに何がどうなってるの!?
恐る恐るその椅子に腰をかける。
あっ、気持ち良い。
快楽に身を委ねて現実逃避をしようと思ったけど、教頭先生が話し始めて強引に現実に引き戻されちゃった。
「これより臨時全校集会を始めます。今日は国からの依頼があり、とある方々に皆さんに向けてここでお話をして頂くことになりました」
国からの依頼?
とある方々?
超大事なんだけど。
よく見たらマスコミの中に外国の人もかなり多い。もしかして世界レベルの話なの!?
やっぱり僕は何も関係ないよ!
「何が何だか分からないと思う人が大半でしょうが、状況を明らかにしないのは先方からのお願いによるものです。すぐに理解されると思いますので、皆さんはひとまずこれから先の様子を見ていてください。驚くことは仕方ありませんが、くれぐれもいつまでも大声をあげ続け邪魔だけはしないように」
全員が声をあげて驚くようなことが待っている。
すでにそういう状況なのに、それでも注意するってどんなことなんだろう。
そしてやっぱり僕が壇上にいる意味が分からないよ!
「それでは早速始めます。後はよろしくお願い致します」
教頭先生が先生達のところに戻った。となると生徒達は壇上の僕を見るしかない。だって他に注目するところなんてないもん。
居心地の悪さが更に増し、皆の視線を避け、反対側の舞台袖の方を見た。
「え?」
するとそこに一人の若い男性がいた。僕と同じくらいの歳のように見える。
僕が彼のことに気付くと、彼は笑顔でゆっくりと歩いてきた。
僕の目をまっすぐに見ながら。
金色のサラサラした髪。
全体的に少し小柄で華奢な体格で、優しい感じのイケメン。
そして何よりも宇宙服を私服にカスタマイズしたような独特の服を着ている。
見覚えがある。
記憶の中のある人物と重なった。
間違いなく目の前の人物には彼の面影が強く残っている。
「ハビオ……くん?」
「久しぶりです。もび太くん」
「!?」
緊張なんて忘れて思わず立ち上がり駆け寄ってしまった。
だって彼は昔出会った僕の友達だから。
再会があまりにも嬉しすぎたから。
「わぁ!久しぶり!元気だった?」
「はい、この通りです」
「歩けるようになったんだね!」
「おかげさまで走れるようにもなりました」
「そうなの!?良かった!」
ハビオ君は子供の頃に冒険して出会った男の子。
色々あって体が弱かったんだけど、克服したみたいですっごい嬉しい。
「あれ、でもどうしてここに?」
「くすくす。僕だけじゃないんですよ」
「え?」
ハビオ君の合図で左右の舞台袖から何人かが歩いてきた。
そしてそれらは全部見知った顔だったんだ。
「ルク!? レップルにピコ!フロッケにみ~坊まで!」
うわ、うわ、懐かしい!凄い懐かしい!
友達がこんなに来てくれた!
小さかったり、動物だったり、植物だったりと、姿形は全く違うけれど、全員僕の大切な友達だ。
「また会いたいなってずっと思ってた。でもまさかこんなに沢山一気に会いに来てくれるなんて!」
「僕もずっと会いたかった!」
「わわ、ルクったら、痛いよ」
全力でハグされちゃった。
別れる時もこんな感じだったね。懐かしいなぁ。
ルクが身体を離すと、他の人達も話しかけてくれた。
「会いに来たのに、地球に入らせてくれなくってさ」
「以前のようにこっそり会うのも良かったですが、どうせなら堂々とお会いして交流したいと思いまして」
「まだまだ増えるぜ。お前どんだけ知り合い多いんだよ」
「パパなら当然ですね」
もっと会いに来てくれるの!?
嬉しくってどうにかなってしまいそうだよ。
「来るなら来るって言ってくれれば良かったのに」
「どうせなら驚かせたいってフロッケさんが」
「すっごい驚いたよ。心臓に悪いって」
「はは。悪い悪い」
「フロッケはお父さんと上手くやれてる?」
「ああ、その話なんだが、ちょっと厄介なことになってな」
「え!?」
「いや問題は無いんだが、その話をここですることになったんだ」
「ここで?」
あ、そうだ。
今って全校集会の途中だったんだ。
そのことを思い出してフロアを見たら、生徒達はポカーンとしていて、マスコミの人達が写真を撮りまくっていた。
「うわ、眩しい」
「カメラのフラッシュって慣れないと大変ですよね」
「ハビオ君?」
「私達はもぶ太さんに会いに来たのですが、地球と友好関係を結ぶ目的もあるのです。ですからこうして撮影される機会が多かったんです」
「それは素敵だね!」
皆良い人ばかりだから、地球の人もきっと受け入れてくれると思うよ。
「でもいきなり友好関係を結ぼうとお伝えしても、私達が本当に外から来たのかを信じてもらうのが大変な上に、何故友好的なのかという理由が分からないと納得してもらえない様子でして。私達としてはもぶ太さんがいるからという理由が第一で、でもそれを理解してもらうには過去のお話をしなければなりませんし、もぶ太さんの意向を無視して勝手にお話するのは違うと思いまして」
「だからお前が良ければここで説明してやるって話になってるんだ」
「そういうことだったんだ」
でも普通に相談するのはつまらないから、わざと何も伝えないで驚かせようとしたってことだったんだね。
「それで皆が助かるなら僕は良いよ?でも他の皆は?」
冒険したのは僕だけじゃない。
友達と一緒に冒険したんだ。
僕が許可しても、皆が嫌がったらダメだと思う。
「そちらはすでに許可を得てますからご安心ください。本当は揃ってお会いしたかったのですが、都合が合わず……」
嘘だぁ。
絶対にわざと僕に内緒にしてテレビか何かでここの様子見て緊張してた僕を大笑いしたに違いない。驚かせようって思ったのはフロッケじゃなくてあの二人だな。
「それじゃあもぶ太さんはあちらで座って話を聞いて下さい」
「え?僕戻っちゃダメ?」
ハビオ君の指示でまた壇上の椅子に座らされそうなんだけど。
「僕としては問題ないですが、地球の方が困るかと……」
「え?」
「いえ、なんでもありません。気にしないで戻ってください」
「…………じゃあさ、皆の近くじゃダメ? 一人は寂しいよ」
「あ……はい!」
いつの間にか、講壇を挟んで反対側にハビオ君達用の椅子が置かれていた。だからそっちに移動させてもらうことにした。みんなと一緒なら怖くないもん。
なんて話をしていたら物凄い勢いで大人の人達が椅子を移動してくれた。
僕がそこに向かって座ると、ハビオ君だけが真ん中に残って話し始めた。
「それでは地球の皆さん、今から僕達の大切な思い出をお話しします。きっと何故僕達が地球と友好関係を結びたいのかを理解して下さるでしょう」
それから全員が順番に僕達との想い出話をしたんだ。
「そこで彼らが勇敢にも敵地に乗り込んで戦ってくれました」
「俺が悩んでた時に、もぶ太が背中を押してくれた。父さんと向き合う勇気をくれたんだ」
「死ぬかもしれないのに、友達を助けるために勇敢に立ち向かったんだ」
「人の優しさを教えてくれた。行動で示してくれた」
「もぶ太君達がいなければ、僕達は滅ぼされていたかもしれません」
めちゃくちゃ褒められてすっごいこそばゆいや。
「でへ、でへへ」
生徒達の様子を見たら、最初の頃は犯罪者扱いのような視線だったのに、今はもう尊敬の目で見られているような気がする。
「喜んでいられるのもいまのうちだぞ」
「え?」
友達に感謝されて、皆からも尊敬されて、最高に気持ち良いって思っていたら、フロッケが意味深なことを言い出した。
一体どういう意味なのかなって思ったけど、その理由はすぐに分かった。
僕らの武勇伝を友達が全員語り終えた。
そう思った瞬間、また新しい人が舞台袖から出て来たんだ。
「わぁ……」
「綺麗……」
「すっごい美人」
「あの人も宇宙人?」
「素敵」
男子も女子も大人達も、その人の美しさに息を呑んだ。
スラっとした手足にメリハリのある抜群のプロポーション。長い青髪はさらさらとしていて、凛とした表情が美しくも格好良い。僕も魅入ってしまい動けなかった。
そんな彼女が、僕に向かって笑ったんだ。
「っ!?」
それがあまりにも可愛くて、格好良さとのギャップでドキドキが止まらない。
彼女が誰なのか、一目で分かった。
「皆さん初めまして。私は地球の海底深くに住んでいる人魚の国の王女、メフィアです」
メフィアの足は普通に人間のもの。でもそれを魚の形に変えられるんだ。彼女が地上に出てきたところで出会って、彼女の国に案内してもらったことがある。あの時も宇宙から敵が襲って来て大変だったなぁ。
「もうダメだと諦めかけそうになった時、もぶ太さんが諦めるなと叱咤してくれたから踏みとどまれました。それに機転を利かせて逆転のアイデアを生み出し、彼の者の宇宙征服を食い止めてくれたのです」
メフィアもまた僕のことを褒めてくれた。
それはハビオたちのものと同じくらい嬉しかったのだけれど、別のことが気になって仕方なかった。
小さい頃とは違う。
もう僕は恋を知っている。
以前も綺麗だったけれど、よりぐっと綺麗になったメフィアのことが気になってしまう。
ダメだダメだ。
メフィアは単に僕に感謝して会いに来てくれたのにそんな邪なことを考えるだなんて。
そうやってこの気持ちを外に追い出したと思ったら、それが強引にまた僕の中に戻されてしまった。外ならぬメフィア自身の手によって。
「私達はもぶ太さん達に感謝しております。そして同時に……わ、私も個人的にもぶ太さんのことをお慕いしております」
「え!?」
きっと今の僕はとてつもなく間抜けな顔になっているのだろう。
体育館のざわめきが消え、フロック達の存在も意識できず、音のない世界でただメフィアの姿を見ている。何を言われたのか、脳が理解できていない。
そのメフィアが恥ずかしそうに照れている。その姿を見ているうちに、状況を理解してしまった。そんなはずはないと思い込もうとしても、それしかないと分かってしまう。
「え、あ、え、うう、ああ、え、い、え!?」
告白されちゃった!?!?!?!?
何をどうすれば良いのか分からずパニックになってしまう。
そんな僕の姿にメフィアは落胆せずに、楽しそうにクスリと笑って前を向く。
その時の彼女の表情は、清々しいまでに晴れやかだった。
「以上になります」
そして僕らとは反対側の、これまたいつの間にか用意された椅子に座った。
「はいはーい!次は私ね!」
「え!?」
心を落ち着かせて考える余裕なく、また別の女性がやってきた。
今度はとても明るくて笑顔が可愛い人。
昔っから人懐っこい性格だったけど変わって無さそう。
「もぶ太くん会いたかった!私も熱烈な告白するから楽しみにしててね!」
「え!?」
それはどういうことなのかと混乱していたら、ふと脳裏にフロッケの言葉が蘇った。
『喜んでいられるのもいまのうちだぞ』
もしかしてこれがずっと続くの!?
可愛くて綺麗な女性に告白されるなんて、なんて幸せなことなんだ。
小さい頃好きだった女の子がいたけれど、最近は疎遠になっているからあまり気にならない。
でも、複数人から告白されるなんてどうしたら良いの!?
「お前のせいで戦争になるかもな」
「物騒なこと言わないでよ!」
「だってあいつら、王女とか女王とか偉い人ばかりだぜ。国をあげて狙いに来るだろ」
「で、でも戦争とかするような娘じゃないよ」
「あいつらがそうでも、周囲は黙ってられないだろ」
「えぇ……」
ただでさえどうして良いか分からないのに、もっと困るようなことを言わないでよ。
「もぶ太!」
「わ!」
な、なんだ。
体が突然とっても柔らかいものに包まれて、すごい良い匂いがするんだけど。
「あ~抜け駆けした!」
「禁止って言ったのに!」
「私も私も!」
「わわわわ!何!?何がどうなってるの!?」
正面からじゃなくて左右や後ろからも何かが来た。
圧力が、やば……
「ぐ、ぐるじい……」
「きゃあ!もぶ太さん!?」
「ごめんなさい!」
「大丈夫!?」
薄れゆく意識の中、僕はずっと封印していた言葉を脳内で叫んだ。
もう頼らないと誓った、大切な友達の名前を。
「で、もぶ太さんは誰を選ぶの?」
「ひいっ!」
この話を描くに当たって映画を調べたのですが、恋愛関係になりそうな女の子って出て無いんですよね。し〇かちゃんと結ばれるにあたって障害となりそうな恋敵にならないように配慮がされているのでしょうか。




