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永劫のセツナ  作者: ALOE
15/44

兄弟

レオンファルトは、蔦の中で眠っていた。

 赤い花の咲く蔦と肉体を同化させられ、 意識だけが、どこにも行き場のないまま漂っていた。

 

 ──冷たい部屋だった。

 幼いレオンファルトは長椅子に座らされ、

 目の前で人間の奴隷が水に沈められていくのを、ただ見ていなければならなかった。


「こうなる前に逃げる者もいる。

 追われた者はどこへ向かうと思う? その時、兵はどう動くべきだ? 水に潜っていられるのはどれくらいか?」


 教官が静かに問いかける。

 レオンファルトが答えに詰まると、背後で父王のため息が聞こえた。


 文官は入れ替わり、そのたびにひとり、またひとりと姿を消した。

 間接的に伝わる。「王太子殿下の覚えが悪かった」という理由で。


 武も、政も、戦略も、常に血の匂いが付きまとった。


(こんなものが、王になる条件なのだろうか)


 本当は何度も視線を逸らしたかった。

 それでも「王になるため」に、目を逸らせなかった。

 

 十五の頃、父に新しい妃が来た。


 彼女はレオンファルトにも分け隔てなく優しく接し、レオンファルトは初めて優しさを知った。


 やがて弟セファルトが生まれた。


 幼い弟は、陽の当たる場所を歩く子だった。

 よく笑い、誰とでもすぐに打ち解け、兵や侍女にまで名前を呼ばれていた。


 父王の手は、いつの間にか弟の頭ばかり撫でるようになった。


(ああ……こういう者のことを、人は“王に相応しい”と言うのだな)


 そう理解したところで、自分が変われるわけでもない。


 レオンファルトはただ、与えられた役割をこなすことに徹した。


 リザード族の侵攻で継母が殺され、

 父王は重傷を負って床に伏した。


 それから、父の言葉は刺々しさを増した。


 セファルトには軟らかく、レオンファルトには硬く。

「お前は間違えるな。

 王は、決して負けてはならぬ、涙を見せてはならぬ。」


 十六で即位した日、

 王冠は重かったが、その重さのわりに、

 心を奥底にしまい、胸の中は空洞のままだった。


 フェルザリアは貧しい国だった。砂に覆われ、資源も乏しく作物も限られたものしか育たなかった。

 それに加え、近頃の干ばつ、不作、不漁、隣国とのきな臭い駆け引き、

 内紛の火種。


 即位して20年……


(私は、王として足りないのだろうか)


 そんな時だった。

 遠く異国から来たという“旅人”が現れたのは。


 


 

 蔦は、セツナの緑の光を浴びてしぼんでいった。


 王宮を覆っていた赤い蔦は、煙を上げながら萎れ、床に転がったまま動かなくなる。

 街に満ちていた赤い靄も薄れ、寄生された人々は次々と崩れ落ちていった。

 すでに息のない者も多い。


 レイチェルたちは、声を荒げることなく王宮へ向かった。


 誰も勝鬨を上げなかった。


 勝ち負けという形容が、今の光景には似合わないと分かっていたからだ。

 宮廷内には、幹部や側近が何人も倒れていた。


 赤い蔦に巻き付かれたまま干からびた者。

 胸や口から白いウナギのようなものを半ば吐き出した姿で固まっている者。


 レイチェルはひとりひとりの顔を確認しながら、ただ小さく首を振って通り過ぎていった。


「……息のある者は、いない」


 ジンが低く呟く。


 やがて玉座の間に辿り着いた時、そこだけが妙に静かだった。


 玉座には、王が座っていた。

 レオンファルトは、ぐったりと背もたれにもたれかかり、

 赤い蔦に絡め取られていた。


 まだかすかに胸が上下している。


「陛下!」


「待て」


 思わず駆け寄ろうとしたレイチェルの腕を、ジンが無言で掴んだ。


 レオンファルトの喉元が、ゆっくりと膨らんだ。


 


 

 旅人は、ひどく痩せた男だった。フードから時折覗くギョロリとした目が不気味だった。


 どこの国の言葉とも違う響きで喋るのに、意味だけは頭の中に直接流れ込んでくるように分かった。


『王よ。あなたはこの国の重さを一人で受け止めている』


(……違う。私は、必要なことをしているだけだ)


『あなたは誰からも評価されぬまま

 人々の上に立っている。しかし民の不平不満はあなたに向かう。

 それはあまりに不公平だ』


(公平だからといって、王をやめられるわけでもない)


『ならば、私が埋めて差し上げよう。

 あなたの空洞を』


 乾いた手のひらから、赤黒い小さな塊が金(ふち)取りの皿の上にぽとりとこぼれ落ちた。


『これは力だ。

 あなたの求めるものだ。

 勝利し、支配し、この国を飢えから救える力だ さあ、これを一つまみ口に含むのだ。』


 それは“救い”という言葉に似ていた。

 レオンファルトは、それを指でつまみ、口に含んだ。


 熱が喉を通り、

 腹の底から背骨を駆け上がり、脳を焼いた。

 味わった事のない快感。力が満ちていく。

 筋肉が膨れ、視界が澄み渡る。


 自分より強い獣人戦士たちを、子どものように叩き伏せられる。


(……これほどの力があれば)


 もっと国を守れる。

 もっと民を飢えさせずに済む。

 父も、臣下も、弟も、誰も文句を言えなくなる。


『代償はいるが、些細なものだ。

 あなたが王である限り、幾らでも差し出せる』


 最初に差し出したのは、人間奴隷だった。

 次に、兵士。

 気づけば、妻も、子も、

 例外ではなくなっていた。


(ここまで来て……今さら引き返せるものか)

 彼は何度もそう自分に言い聞かせた。


 旅人は告げる

 「もっと力が欲しいのならば、私はあれを頂きたい。」


 旅人が指さした方向は、弟の居る第二王都だった。


 

 

 喉元が裂けた。


 レオンファルトの口から、白く細長いものが這い出してくる。


 ジンが素早くクナイを抜きかけるのと、それがさらに膨れあがるのとは、ほとんど同時だった。


「……下がれ」


 レイチェルは後ろの兵にそう命じると、自分だけ一歩前に出た。

 レオンファルトの体が、音もなく形を変えた。


 ボキボキ……クキッ…


 骨が伸び、皮膚が裂け、赤い蔦と肉体が一体化して、ひとつの白い巨体になっていく。


 巨大なウナギに四肢が生えたような姿。

 だが、胸の中央には、確かに王の顔の輪郭が残っていた。

 その目は、もう何も見ていない。


「……陛下……なのか」


 誰かが小さく呟いた。


 背中のあちこちに開いた穴から、小さな使徒たちがぼとぼとと落ちてきた。

 人の頭ほどの大きさの白い塊が、ぬるりと蠢きながら兵士たちに向かって這い寄ってくる。


 そして宮殿内の死体が変形し、骸骨の様な姿をしたモンスターが窓や瓦礫の隙間から這い出してきた。


「構え!」


 レイチェルは、ただそれだけを言った。


 悲鳴を上げる者はいない。

皆、セツナの加護を受けていた。


 兵士たちは、 ゆっくりと、しかし確実に剣を振るい始めた。

 パニックも、興奮もない。


 ただ“必要な仕事”として、淡々と目の前の異形を斬り捨てていく。


 ジンがひとつ息を吐き、印を結ぶ。


泥千手(どろせんじゅ)


 足元の石床が溶け、黒い泥が手となって伸びる。

 無数の手が使徒たちを掴み、そのまま泥の中へと引きずり込んでいく。


 レイチェルは静かに剣の切っ先を地面につけた。


「……ブライトリング」


 足元に巨大な時計盤のような魔法陣が広がり、時計の針が回転し円の南を指した。

 紫がかった光がゆらりと立ち上る。


 時間の流れが歪み、小さな使徒たちの動きが鈍る。


 赤い花びらが舞う。レイチェルはその中を、稲妻のようにジグザグに駆け抜ける。

 駆け抜けた先で剣を鞘に納めた瞬間、細切れになった数十体の使徒が同時に床にどさりと落ちた。

 細かな肉片が足元に転がる。


 緑と紫の光に照らされて、それは美しい光景に見えた。


 兵士たちの動きも変わっていた。スピード、力、精神、どれも向上している。


 この使徒たちは恐らく以前ならかなりの苦戦を強いられていただろう。

 しかし今は兵士たちは臆することなくしかも余裕すら感じるレベルで使徒たちを駆逐している。


小型の使徒が片付いていく中、

 玉座の間の奥――影の濃い柱の裏で、

 何か重いものが這う音がした。


「……来る。全員、下がれ」


 ジンが異様に低い声で言った。


 次の瞬間、

 床石を割って現れたのは、

 人型に近いが、あきらかに“別の種”へ変質した存在だった。


 四肢は人の倍の長さに伸び、

 肩の骨は外側に向かって歪み、

 背中にはこぶのような赤い腫瘍がいくつも脈打っている。


 口元は裂け、肉の奥から白い触手がうごめいていた。


 両手には巨大な剣が握られている。通常、両手で扱うツヴァイハンダ―を片手で軽々と振り回している。


「武器を使う知能はあると見える。」


ジンが冷静につぶやく。


 兵士が二人、突撃した。


 しかし一瞬後、二人とも壁に叩きつけられていた。2人とも以前のレベルではない。だが…


「……っ、早すぎる……!」


「動きが……見えない……!」


 その異形は獣のようにグルルと音を漏らし、

 床を抉りながらレイチェルたちへ向かってくる。

 

レイチェルが静かに一歩前へ出た。


「……私が相手をしようか。」


 レイチェルは剣を軽く持ち替え、呼吸をひとつ落とした。

 魔法陣は展開しない。

 ただ身体の軸だけが静かに整えられる。


 異形が右手の大剣を振り下ろした瞬間――

 レイチェルの姿がふっと霞んだ。


 ザシュッ!


 ほんの一呼吸。

 異形の腕がひとつ、床に落ちた。


 しかし異形は怯まない。

 むしろ痛覚がないかのように、残った腕でレイチェルを薙ぎ払おうと突進する。


「遅い」


 レイチェルは淡々と、

 ほんの少し足の位置を変えただけに見えた。

 その瞬間、異形の膝が逆方向に折れ、

 巨体が横倒しに崩れた。


 頭部が床に触れる刹那――


シュパンッ


 剣が異形の首を断ち切っていた。


 一連の動作に、叫びも、誇示もなかった。


 ただ、“第二王都騎馬隊長レイチェルの実力”を見た者に、

 静かな理解だけが広がっていく。


(あれが……彼女の今の戦闘力……)


 レイチェルが異形を仕留めたすぐ横で、別の異形が壁を駆け上がり、

 天井から兵士たちへ襲いかかった。


 その巨体はレイチェルが倒したものより大きい。

 兵士三、四人では止められない重量だった。


 だが、地面がわずかに揺れた。

 揺れはすぐに波紋のように広がり、異形の足元へと集まっていく。


 気づいた時には――

 怪物の足は膝まで泥に沈んでいた。


「……逃がさぬ」


 ジンが印を結ぶ。


 泥がうねり、

 巨体の腰まで達した瞬間、


 千の手がいっせいに締め上げた。


メキ……バギッ……ッ!!


 骨が砕ける音が鈍く響き、

 異形は抵抗の暇もなく潰された。


 泥はそのまま獲物を地面の奥へと呑み込み、

 何事もなかったかのように沈黙した。


 ジンはゆっくりと手を下ろした。

 彼の表情には興奮も誇りもない。

 ただ、冷静な“仕事をしただけ”の静けさがあった。


「……二体だけか。

 もっと来るかと思ったが」


 レイチェルが淡々と答える。


 その時、ジンが視線の先を顎でしゃくる。


 玉座の間の奥で、

 白い巨体レオンファルトがゆっくりと身を起こした。

 それは底知れぬ静かな不気味さを漂わせていた。


 だが、それもすぐに打ち消す。

 目の前にいるのは、王だ。

 かつて仕えるべき存在だった者だ。


 使徒たちが片付いていく一方で、

 玉座の間の奥に立つ白い巨体は、ほとんど動かなかった。


 ただ、時折、ゆっくりと尾を揺らすだけで、床も壁も簡単に砕けていく。


 ジンは印を結んだ。 

「泥蜘蛛」

 泥でできた巨大な蜘蛛が地を這い、化け物に食らいついた。

 しかしそれに触れた先からちぎれ飛び、消えていった。


「……なかなかに強固」

 ジンが短く言う。

 「ええ」 レイチェルも頷いた。

 

 

 セツナは、玉座の間の隅に寄りかかるようにして立っていた。


 緑のオーラはまだ彼の体から滲み出ている。


 だが、 白い巨体の中心にいる“王”には、何の変化も与えられなかった。


 緑のオーラは“本来の姿に戻す”という効果があるようだが、目の前の白い化け物はすでに本来の姿なのだろう。


(僕の、力じゃ……ここまでは)



 その時、不意にセツナの心に流れ込んで来る映像があった。


 王が少しだけ微笑んでセファルトの頭を撫でている姿。


 (これは、レオンファルト王の記憶…?)


 セツナは胸の奥が焼けるように痛くなった。

 それが誰の感情なのか、もうわからなかった。


 

 その時、背後の扉が静かに開いた。

 

 光の影が伸びる。

 鎧の擦れる音が一度だけ、小さく響く。


 セファルトだった。


 誰も驚かなかった。

 そうなることが、ずっと前から決まっていたかのように、

 そこに立っていた。


 レオンファルトの巨体が、ゆっくりと視線を動かす。


 眼窩の奥の黄金色が、微かに揺れた。


「……セ……」


 言葉にならない音が漏れる。

 それが、まだ王の意識の残滓なのか、

 寄生生物の反応なのか、誰にも分からなかった。


 セファルトは静かに剣を抜いた。

 派手に構えはしない。


 ただ、自分の前と、兄のいる場所の間に、

 一本の見えない線を引くようにして立つ。


「レイチェル、ジン、ここまでよくやってくれた。 ここからは……俺がやる」


 若い声なのに、不思議と逆らわせない響きがあった。


「しかし、殿下……」


「頼む。」


 セファルトは兄だけを見据え、振り返らなかった。

 レイチェルもジンもそれ以上は何も言えなかった。


 玉座の間には、巨体の呼吸音と、崩れた石の小さな落下音だけが残った。


(兄さん……あなたはもう……)


 セファルトは、それを分かっていた。

 もう後戻りはできないと誰よりも早く、誰よりも強く、理解していた。


 それでも、兄に剣を向けるのは自分でなければならない。

 王としてではなく、

 弟として。


 彼はそっと目を閉じ、短く息を吐いた。


「……終わらせよう。兄さん」


 その言葉は、救いの宣言ではなかった。


 ただ静かに、ひとりの王の生涯に幕を引くという、

 冷静な決意そのものだった。


 誰も声を出さなかった。

 歓声も、嘆きも、祈りの言葉すらない。


 レフェルザリアの玉座の間は、

 今ようやく、本当の意味で

 “王の間”ではなくなろうとしていた。


セファルトが剣を抜いた瞬間だった。

 白い巨体――レオンファルトの怪物が、

 ふいに全身を痙攣させ、

 その身体を折り曲げるように沈み込んだ。


「……?」


 レイチェルとジンが咄嗟に構える。


 次の瞬間、

 巨体の表皮が音もなく裂け、

 白い皮膚と赤い蔦がほどけるように内側へ倒れていった。


 肉が縮み、骨が軋み、形が整えられていく。

 やがてそこに立っていたのは――

 人の姿をしたレオンファルト だった。


 王冠こそ失っていたが、

 かつて王座で見た気高さは、うっすらと面影として残っている。

 だが、その眼だけが違った。


 黄金色ではない。


 濁った赤の中に、無数の細い紋が渦を巻いていた。


「ククク……やっと……声が届いたな」


 その声はレオンファルトの声帯を使っていたが、

 響きはまったくの別人だった。


(あざけ)りを含んだ声。

「王よ……いや、“器”よ。

 おまえは本当に……よく育った」


 それは 旅人 の声だった。

 セファルトは一歩、静かに前へ出た。

 誰も止めなかった。


「兄さん……!」

 そう呼ぶと、

 人型のレオンファルトの顔がほんの一瞬、苦悶に歪んだ。


 旅人の声が揺らぎ、

 まるで奥底で何かが暴れているようだった。


「……セ、ファ……ル……」

 そのかすれた声は、

 旅人の嘲笑とは違い、確かに兄――レオンファルト自身のものだった。


 人型の身体が胸を押さえ、指先が震え、膝が折れかけて、

 それでも立とうとする。


「……兄さん……!」


 セファルトが思わず呼びかける。


 だが、その瞬間、

 レオンファルトの表情が ぎくりと静止 した。

 旅人の声が、再びゆっくりと口を開く。


「甘いな、弟よ。

 この器は……すでに戻らない。

 返してもらう理由もない」


 瞳から黄金が完全に消え、

 赤い紋だけが(うごめ)く。


 レオンファルトの内側で、

 兄の魂が必死に抵抗し、食い止めようとしている のがわかるようだった。


「……それでも……抗っている……兄さん……」


 セファルトは目を伏せ、

 剣を胸の前に構えた。


 旅人は愉快そうに微笑んだ。


「抗う魂ほど、美味だ。

 だが――おまえがとどめを刺すのなら、

 この器も……実に滑稽に終わる」


 レオンファルトの手が、

 まるで操り人形のように僅かに震えた。


 その片方の指先だけが、

 旅人の意思とは別に、

 セファルトへ向けて伸びかけた。


 声にならない声が漏れる。

「……にげ……ろ……セファ……ル……」


 その瞬間、セファルトの表情が変わった。

 悲しみでも怒りでもない。

 ただ静かに、兄の最期を受け止める者の顔だった。


「兄さん……もう、充分です。

 あなたは……ずっと、耐えてきた。」


 人型のレオンファルトは、ふいにその肩を落とし、

 小さく、申し訳なさそうに笑ったようにも見えた。


 その顔が再び赤に染まり、

 旅人の支配が上書きする。


「さあ、弟よ。

 終わりにしようではないか ククク」


「俺はお前の弟ではない、化け物め」


 セファルトはゆっくりと頷き、

 三日月刀を静かに構えた。


 セファルトの体から青いオーラがうっすらと湧き出した。


 セツナはハッとした表情でセファルトを見る。

(レベル207……)


 玉座の間の空気は重く、

 誰も言葉を発せず、

 ただ二人だけの世界がそこにあった。

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