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13/16

ー13ー

 日曜日が文化祭だったから、月曜日が代休で、すぐに土曜日の休みになってしまった。

 クーナの幼馴染の女の子から、会おう!という打診がされていて、性格がキツそうな人だったから、あまり乗り気ではない。

 幼馴染と離れるために、この学園に来たって言っていたのに、クーナを誘ってしまったことは間違いだっただろうか?

 でも、クーナの幼馴染にクーナの居ないところでコソコソ会ったりしているのは、やっぱり違うんじゃないかなっていう気がしてしまって、一緒に来てもらうことにした。

 そんなクーナは、今日も女装スタイルだ。一緒に寮をでて、待ち合わせ場所の駅まで歩く。

 もともと細身のスタイル抜群なクーナは、地雷系の女子に扮していても、なんの違和感もない。

 男子が女装しているという雰囲気すらなくて、周りの街の人達もジロジロとはしていない。どちらかというと、同世代の女子を圧倒してしまっている感じさえある。

 待ち合わせの駅で待っていると、向こうもやってきたみたいだ。

「なんだ、シンゴもいんじゃん」

「だって、アイリがリオも来るから、一緒に来てって、朝言われて」

 僕が、クーナを誘ってもいいか?と聞いたから幼馴染が勢揃いしたらしかった。

 僕は、2人にぺこりと頭を下げた。すかさずクーナが皆の事を紹介してくれた。

「えっと、幼馴染のアイリとシンゴ、そんで同部屋のハルくん」

 僕に対して、向こうの2人も頭を下げてくれる。

「んで?どこ行くのさ」

 クーナが率先して、お互いの間を取り持とうとしてくれている。

「え、何も考えてなーい」

 呼び出した本人のアイリさんは、どこに行くか考えもしないで、集合したらしかった。

「駅ビルぶらぶらする?」

 と、言いながらクーナは歩き始めてしまった。僕もクーナの後を付いていくことにした。その後ろから、2人もついてきた形になった。

 

 アクセサリーショップに入ると、カワイイ物を見ながら、クーナが「コレとか似合う?」と言いながら、2人で髪留めを見たりしていた。

 女装したクーナが自分用に商品を選んでいるように見えて、クーナが商品を購入したいのではなく、僕が可愛い物を見ていても変に思われないように気を使っているんだと思う。そういう所がクーナはすごいなって思う。

 そういえば、アイリさんはどうして僕と出かけたかったんだろうか?

 ふと、アイリさんとシンゴさんの方を見た。

「あの2人付き合ってるんだよね」

「え?!そうなの?」

 クーナにそう言われて、なおさら何で僕はアイリさんと2人で出掛ける予定で誘わたんだろう。と思う以外になかった。




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