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番外編 (桜珠三歳)
番外編 桜珠Verです。
僕の中にはもう一人の人物がいる。
時より予言めいたことを言う。
その人物が悩んでいる。
がしゃ髑髏を封印するのは三年後の僕のはずだった。
予想が外れた結果には必ず原因がある。
水晶が見つかったのが早かったからか?
否、誰かが封印の邪魔をした。
しかし、兄・璃桜が封印したことにより予言が幾つか訂正された。
化け猫“ロウ”の名も思わず出た言の葉だった。
まさか契約になると思っていなかった。
ここ日本は八百萬の神々がいる。
敬うことにより神は存続するのかもしれない。
うちの家訓の一つはこれだ。
《 天知る地知る 己知る 》
良いことも悪いことも天地の神が知っている。
そして何より、自分自身の心に神は宿ると良く解っている。
僕の心は優しい兄が救ってくれている。
拙い言葉の羅列ですが、読んで頂き有り難うございます。
感想等いただけると幸いです。