帰郷(璃桜Ver)
今回のお話(璃桜Ver)は璃桜の視点で描かれています。
話が二つほど抜けていたようです。
事件は一応解決したが、次の日に坂本警視から呼び出された。
警戒していたが、相談事だった。
「実はこの幽霊が俺に強い想いを吐露しているようなのだが、理解できない。
君には解るかな?」
中年女性の幽霊が語りかけてくる。
『だから私を殺したのは彼じゃなくて、旦那なの。アリバイ作った女は愛人よ』
璃桜様が彼女の話を伝えると
「嘘じゃないよな?」と危ぶむ警視。
「僕が嘘を言って得することは無いです。また、普通の幽霊は想いが強くて嘘がつけないんです。彼女も嘘はついてません。まぁ悪霊になると別ですが……」
「すまん。そうだな、ありがとう。捜査の仕直しだ。君たちのこれからの予定は?」
「帰ります」一正様が即答する。
少し残念そうな警視だが、幽霊が沢山いる所に長居は無用だ。
茜=百合さんのこれからについての協議だ。
両親に会いたいということで、璃桜様から離れない百合さんを連れて故郷に送ることになった。
きっと家族に会ったら離れる事が出来るだろう。
我は『新幹線は疲れるのでゆっくり飛んで帰る』ことにした。
璃桜様が心配ではあったが、一正様も一緒だ。
なんと言っても、璃桜様と百合さんの身体がくっついているのが癪に障る。
しかし、我がいないところでまた事件に遭遇するとは思わなかった。
拙い言葉の羅列ですが、読んで頂き有り難うございます。
感想等いただけると幸いです。
抜けていた話が次にも続きます。