旅立ち
二年以上投稿されていません・・・(笑)
最近読まれる方が居ましてね。
仕方なく書いてみました。
次回は二年後に・・・
マッサージ機 六章 1
今現在俺は、夫婦で旅をして居ます。
行先は何処かって、エルフの里に向かって。
・・・
どうして。
夫婦で旅をしているのか。
ガルバー帝国の覇権争いを上空から観戦して居た時の事。
一人の騎士の働きが気になり監視をしていた。
最初は良い動きをして居た物の、やはり、多勢に無勢。
最後は、戦地で倒れ伏して居る。
最初から気になって居たので。
首を採られる前に助け出す事にした。
どちらの軍勢も数時間にも因る戦闘で、殆どの兵士は倒れ伏して居る。
ステルスモードで転移をして駆逐艦アルカイック内に連れ帰った。
医務室内で、西洋風の甲冑を脱がせると。
エルフ母 アデリーナさんソックリなエルフが現れた。
此れは、助けないといけませんね。
現状は危篤状態です。
早速、収納してヘラさんに任せます。
・・・
『ご主人様、命は取り留めました。やはり、アデリーナさんのお姉様でしたね。名前は、アデリーヌ 358歳です』
『そうか。事情は色々有るのだろうな。一応記憶は調べて記憶バンクに
保存して』
『了解しました』
ヘラの調査によると。
エルフと言う種族は、長寿命で有る為に、普通の人族が十五歳から二十歳に
成人年齢として居るが。
エルフ種は、個人差も有るけれど人族の中年(約五十歳)を成人として居る
様だ。
アデリーヌは、五十歳の頃にエルフの里を飛び出して井戸の中から
世界を見る為に里から逃げ出した。
殆どのエルフは、エルフの里からは出ないで里の中で一生を終える者が
殆どらしい。
妹のアデリーナと共に変わり者のエルフで有る様だ。
アデリーヌは、現在独身で有る様で連れ合いは居無いそうだ。
あの戦地での身分はどうも傭兵として戦って居た様です。
今なら、戦死扱いに成って居るでしょう。
それで、アデリーナさんに相談してエルフの里に連れ帰る様に成りました。
アデリーナさんも姉が居る事は知らなかった様です。
俺の義母アデリーナさんの年齢は、最初に会った時の鑑定では見えなかった。
多分お姉様が里を出て行ってから生まれたのでしょう。
旅をするにあたっては、現在地カリペド男爵領は一応平和である。
しかしながら、時代は中世ヨーロッパな異世界である。
その様な事情で、旅の仲間と一緒に夫婦で出発した。
旅程は、カリペド男爵領からエルフの里までだが。
途中に山脈越えが有る為に全行程を徒歩の旅にした。
元の鉱山跡地までは馬車でも行けるけれど、徒歩の旅に。
特に徒歩に拘った訳では無い。何気なくだな。
カリペド男爵領の麦畑を眺めながら六人で歩く。
目に見えて居るのは六人で有って、何時もの一体は何時もの様に
上空で偵察任務に就いて居る。
初夏の穏やかな日差しを受けて、麦の穂が揺れている。
農家のバルトロさんの指導の賜物と肥料の御蔭で、此処では二毛作が
可能に成って居る。
それと、西の山脈が低くなったので気象的にも雨が多めになった。
前世で言う所の緯度で九州北部から四国中央部位なので、冬でも雪は
少なかったが、最近は雨と同じく多めになって居る。
元の鉱山は、長年地下深くまで掘り進めていたので、
坑道も長くなり効率が悪い、其処で山の麓から掘り進めて見た。
元々鉱石は山脈の奥深くまで無尽蔵に近い位には有る様だ。
異世界に来てまで効率が悪いとかは言えないよな。
前世では、会社でも日本社会でも昔ながらの年功序列は効率が悪いと
言われて、アメリカ並みに派遣労働者を取り入れた社会に成ったな。
でも、派遣社員は正規社員と比べると。保障と言うか確実性は無いな。
しっかりとした生活基盤の無い若い男女達は、結婚も出来ない世界になった。
夫婦と言うか男女が結婚しないと子供も生まれないよな。世の中の流れと言えばそうだけど。
色々考えながら歩いて居たら、陸のアルカトラズ前を通り過ぎた。
囚人の数は大体三十人程度を維持して居る様だ。
罪を犯す者も減らないし、鉱山内で事故死をする者も居る。
死刑を科す手前の者達の処刑の場所でも有るからだ。
俺もこの世界の法律とか風習にそれ程は詳しくは無いけれど。
恩赦の様な物も有るのだろう。
詳しいのは、AIのハルが詳しい粗間違わないからな。
粗と言うのは、此の世界の間違った資料を仕入れた時だろうな。
アンジェラと同行している護衛の冒険者風ロボット達。
何時もの設定。
【アインス】斥候 身長 172㎝ 細身 茶髪 寡黙な設定
【ツヴァイ】盾役 身長 185㎝ 頑強 銀髪 無口な設定
【ゼクス】 弓役 身長 178㎝ 中肉 黒髪 寡黙な設定
【ズィーベン】荷物運び役 168㎝ 頑強 薄い茶髪 無口な設定
と俺を含めた六名がカラカス村に到着した。
「お嬢様、若様。どうぞ此方にお上がり下さい」
声を掛けて来たのは、新カラカス村の村長ベンだ。
カリペ湖に成る為に窪地に水を貯めて居た時に水から慌てて
逃げて居た頑固者の、元カラカス村の爺さんだ。
年齢的には六十代位かな、茶髪が白く成り始めている。
村長宅は周りの家よりは少し立派な物に成って居る。
家宰兼執事のジンロンより旧カラカス村が水没するから移転する様に
指示されていたにも関わらずに、忠告を聞かなかった為に。
カリペド男爵から移転の為の補償を受けられなかった。
おまけに、家を建てた後の建築費用まで負担される始末に。
泣きそうになって居た村長を可哀想に思ったので、俺のへそくりで
補填をしてやった。
だから、現在は冒頭の様に俺は若様扱いに成って居る。
余談だが、嫁は元からお嬢様だが。
「村長、此処に住んでの暮らし向きはどうだ?」
「若様の御蔭で御座います。前よりは数段良くなりました」
それはそうだろうな、時々枯れる小川の様なカリペ川。
それが、カリペ湖が出来た御蔭で水が豊富に使える生活。
しかし、良い事ばかりでは無いのも事実だ。
旧カラカス村は、広い土地が有ったし。カリペド男爵領の基幹産業
である、鉱山と街を結ぶ途中の宿場町としてささやかながら発展して居た。
しかしながら、山の上の鉱山は廃止された。
現在の、新カラカス村は移転して山間で土地の狭い場所に有る。
砂漠の様だった土地を俺が改造した畑が有る所までは少し遠い。
前世の様に皆が車を持って居て遠距離通勤が可能なら良いのだけど。
皆が馬に乗って遠距離農業は難しいだろうな。
「ところで、村長。村民の生計はどうして居るのだ?」
「はい、若様の口添えで広い畑の方に引っ越しをしても良いと言われて
居ますけれど、カリペ湖で魚が良く獲れるようでして漁師に転職をする
者が増えました」
そうなのか?確かに陸のアルカトラズを建築して居た頃に、
前の道路を釣竿持った冒険者や村人達がカリペ湖方面に行って居たな。
前世の記憶なら。山が海の幸を産むと聞いた事が有ったな。
広葉樹が季節を重ねて落ちて降り積もった、落ち葉が栄養分となり雨と
共に川を流れ下って海に運ぶらしい。
昭和の頃には人間の行いで過剰な栄養分が流れ込んで、海でプランクトン
が過剰に繁殖して赤潮が発生した事も有ったらしい。
カリペ湖に注ぎ込むカリペ川の上流辺りには粗、広葉樹と言う物は
生えて居ないな。
今まで雨が少ない地方だったのだ。山脈を削って多少は雨が増えたけれど。
山の植栽が極端に変わるには数十年とか、それ以上に長い年月が掛かるだろう。
今現在は、アルガス湖から水を収納で運んで来た時に中に入って居た分の
魚だけだろうな。
カリペ湖の中で食物連鎖が長く続く様な手助けをしないと。
新カラカス村の漁業はお先真っ暗だな。
でも、カラカス村の村長には悪いけど。
今の優先順位はエルフの里行だからな。
村長の家で昼食を御馳走に成り出発した。
昼食は、やはり。魚料理だったよ。
道中何事も無く。
山の中腹に有った、カリペド男爵領の基幹産業だった。
鉄鉱石の採掘場所と製鉄所跡地に辿り着いた。
此処でも色々有ったのが思い出されるな。
今日は、此処で野営をする予定に成って居る。
ただし、俺と嫁は駆逐艦アルカイック内で楽しい夜を過ごす予定に
して居る。テント内にはロボット達が野営をする。
野営をするにしても、特に危険は少ない。
前世でも此の異世界でも、食料に成る物が少ないと人も動物も
生きてはいけない。
異世界のこの辺りは、雨が少なかったので草も木も余り繁茂して居なかった。
だから、小動物も少ない。それらを餌にする動物も少ない。
でも、山脈を削って標高が下がったので最近は雨も降る様に成った。
此れからは動植物も増えるだろう。
と言う事は、危険も増えると言う事に成る。
次の日は、又歩かなくてはいけないので早めに起きてから朝食も
早めに食べてから出発した。
駆逐艦アルカイックが削り取って今が山頂に成った所まで来た。
削り終わってから、粗半年位に成って居る。
約千mも削り取って居るので粗方岩盤の平野が広がって居る。
真っ平だと雨が降っても水は貯まらない、南米だったかなウユニ塩湖の
様に成るのかな。
滅多に現地人はこの山の上までは来ないだろうけど。
この岩盤の平地を見たらどう思うだろうな。
人の手で造ったとは思わないだろうな。俺でも無理だと思う。
『ヘラ、エルフの里エンゲル村はもう近いのだろう?』
『山頂を削り取った範囲は、南北約百㌔で東西が約三十~五十㌔に
成って居ます。現在地からだと直線距離にしても少し斜め北西方向に
進みますので六十五㌔程歩かないといけませんね』
『仕方ないな、もう一日歩かないと行けないな』
一日の行軍と野営をしながら。
ようやく、やって来ました。エルフの里付近に。
何故か分かる気がします。何人も立ち入ってはいけない場所だと言う
事が。
立ち入り禁止とかの立て看板なども一切有りませんが。
空気感が違うのです。
『ヘラさん、エルフの里に俺達は入れるのか?』
読んで頂きありがとうございました。
(心からは思っていません)
勝手に読めよ。
評価もポイントも必要有りません。




