表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/60

カリペド男爵領 改造計画

 気まぐれ投稿ですからね(笑)

期待は厳禁で御座いますよ。





 やっぱりか、あれは、どう見ても行方不明者の捜索隊だよな。

あの、ドワーフは有名人だったのだな。

近くの山の中に放り込んで置こうかな。


『ご主人様、アレは、山の形状が変わったので見に来たのでは無いでしょうか?』


『それなら、彼らの会話が聞きたいな』


『集音マイクで録音をします』


・・・


「しかし、誰が山をこんなにしたのだ」


「普通の人間には無理だろう」


「それも、この辺りはエルフの棲家に近いのじゃ無いのか」


「 「 「そうだ、そうだ、見られたら大事だぞ」 」 」


「そう言えば、あのバカが一人でこの辺りを掘って無かったか?」


「誰だったかな、ああ、ガスラーだったな。あんな奴は放って置け」


「おい! 皆帰るぞ」



・・・・・・



 何だ、嫌われ者だったのか。それなら放置で良いな。


「奴らは、山の惨状を見に来ただけだったのか」


「その様ですね」


「ところで、アドラは、此処をどうするつもりなのじゃ?」


「今の計画は、山の高さを標高二千m位に削ります。それで、数年放置します。

天気がどの様に変わるかに因って色々変わりますね。出来ましたら。

山の東側に雨が降る様に成れば一番良いですね」


「エルフの村に影響が出たらどうするのじゃ?」


「気象の影響が何方に出るかでしょうね。雨が東に振って、エルフの村が

雨不足に成れば、山を元に戻さないと行けないでしょうね」


「お前の力は、良く分かった。悪く成れば元に戻してくれるので有れば何も

言わん。エーリッキもそれで良いじゃろ」


 エルフは、見た目はスレンダーだ。でも今まで見た夫婦。二組だけだけど。

何方も、夫が尻に敷かれて居る様だ。俺もそうなるのかな。

ちらりと、妻の横顔を盗み見る。


 エイミーとリスタル夫婦はもう完璧に、かかあ天下だな。

リスタルは、ヘラが色々と細工をして居るから余計に反抗はしない。


「お母様、お母さん達は今日もカリペド男爵領に泊まられますか?」


「お母さん、今日も泊まります?」


「そうじゃのう、帰ってもそうする事も無いし。送ってくれるのじゃろ?」


「はい、何時でも言って貰えれば送りますよ」


 そう言えば、この人たちは歩いて来たよな。異世界でのエルフの立ち位置

魔法が得意な種族設定が良くある。魔力は高いのだろうな。

でも、鑑定はしない方が良いな。


「エルフの方達は魔法が得意なのでは無いのですか?転移魔法が使えたら

便利ですよね」


「転移魔法か、使えたら便利じゃろうな。他にも、収納魔法に飛行魔法。

じゃが、実際に使える者なら秘匿するじゃろうな。危険な魔法じゃからな」


 そうだろうな、特に権力者にとっては危険だ。命が狙われる。

城の奥に隠れて居ても攻められる。収納魔法も謁見の間で武器を隠し

持たれて居たら、防ぎようが無い。


 飛行魔法も空から石を落とされるだけでも脅威に成る。

だから、空飛ぶ翼竜を飼育しようとしたのだ。


「転移魔法を覚えて見ませんか?アンジェラは使える様に成りましたよ」


「なッ!何じゃとうぉ~! そッ!そんなに簡単に使えるものかぁ~!!」


「じゃあ、アンネリ様が転移魔法を使える様に成りましたら。御婆様と

呼ばせて貰っても宜しいですね」


「なッ!何と言う事をお主は考えている。グぬぬ、しかし、転移魔法は

欲しい。仕方ないのじゃ」


 お婆さんを収納してヘラに任せる。ついでに、収納魔法と飛行魔法も

大盤振舞である。転移魔法と飛行魔法はセットで無いと危険だ。

大気中なら空気を自分の体積分だけ押しやれば良いけど。

障害物がある場所なら、排除できなければ転移は失敗する。


 大空なら空気だけなので、安全性が高い。

でも、重力が有るので落下する。だから、飛行魔法が必要になる。


 ヘラのインストール作業が終わった様だ。

収納から出す。


「アンネリ様、ご気分は如何ですか?」


「だッ!大丈夫じゃ。ほう、転移とはこう言う事のなのじゃな。良く分かるぞ。

それに、此れが飛行魔法なのじゃな」


「先に飛行魔法を使える様に成りましょう。練習をして下さい」


 駆逐艦アルカイックで削って広くなった山で飛行魔法の練習をする。

御婆ちゃん。


流石はエルフである。年齢も重ねて居るからアンジェラよりは

上達をするのが早い、当たり前の話だ。

多分五百歳は越えて居るだろう。

怖くて鑑定はしないよ。


 御婆ちゃんで成功したから、次はお爺ちゃんも同じくインストール。

男性エルフの方が飛行魔法は得意な様だ。

そう練習をしなくても上手に飛べる。


 ご夫婦で練習をしてくれ。

飛行魔法が出来る様に成ったので、転移魔法を解禁しても良いけど。

魔力の燃費に問題が有るので、明日からの解禁にした。


「御婆ちゃんにお爺ちゃん、転移には魔力が沢山居るかも知れませんから。

ご自分に鑑定を掛けて、魔力の減り具合を確認してくださいね。それでは

明日から、始めますので今日は帰ります」


 ヘラに、搭載艇一号を駆逐艦アルカイックに帰させる。

皆は、俺が収納して屋敷の会議室に転移する。

屋敷内に専用の転移室が欲しいな。


 メイドたちが掃除をする為に、会議室に入室する場合も有る。

転移魔法は知られる訳にはいかないな。


 やはり、家族も増えている。俺達は離れに住んで居る。

何れは、子供も増えるだろう。

エイミーが、嫁として出なかったのも大きいな。

エイミーとリスタル夫婦用の家も必要だ。


 まあ、色々と話し合う事が有る。

明日の朝食後の家族会議だな。



・・・



「本日は第七回目の家族会議を開きます」


「それで、アドラ、議題は?」


「お父様、此の家族会議を開く場所も手狭では御座いませんか?」


「そうだな、お父さん達も参加すると手狭になったな」


「それと、エイミーとリスタルの家も建てないといけませんね。子供も

増えると思いますが。増築するか、思い切って全てを建て替えるかですね」


「そうだな、此の館も古い。全て建て替えた方がすっきりとするな。所で、

建設費用はどうするのだ?」


「私が、全て出しましょう。金貨千枚も有れば十分でしょう」


「オイオイ!アドラ! 太っ腹だな!」


 帝国金貨三万枚を両替したのだ。交換比率が悪くても半分以上は有った。

王国金貨一万六千枚をマロニー商会から貰った。

ついでに、鉱石を掘って居た時の金塊と銀塊も金貨に替えて貰った。


 総額金貨三万枚以上は懐に入って居る。収納だけど。

前にも作ったけれど、ブルガの羊皮紙で地図も作って居る。

カリペド男爵領の都市計画図を。


まずは、現況の地図。

それから、アフター地図。未来予想図である。


 カリペド男爵領の城壁内は、男爵の身内が多く住んで居る。

畑が無かったのだ、農民は居ない。

現在は、農民達は、畑に散在して住んで居る。

土地は、男爵の管理物なので小作人扱いに成る。


 魔物も少しは居るけど、ハルが常時巡回駆除をして居る。

冒険者では手に終えない大きな魔物が主では有るけど。

安心安全が確保できない場所では住めないのだから。


 その他の住民は商人とかで、一次産業は冒険者かな。

二次産業は鉄鋼業で三次産業は商人達かな。

建物の建て替えで文句を言う住民は居ないだろう。

前世の様な反対運動は起きない。


 城壁内を四区画に分けて順次、仮設住宅建設、引っ越し解体。

建物を新築しての入居。城壁内は土地に限りが有る。

土地を有効活用するには、上空と地下に延ばすしかない。


 二階建てや三階建てを建てたい。

その辺りの交渉は、お父様に任せる。身内ばかりなのだから。

養子に出番はない。それに、男爵に対して文句は言わないだろう。

最初に歯向かった者達は、俺が預かって居る。


 最初に仮設住宅を、畑にして居ない倉庫や工場用地に建てる。

本格的な家でも良かったのだけど、一応此処は工場用地だ。

前世でも、住宅地には工場は建てられない。

騒音問題等が出て来る。先住民問題だな。


 仮設と言っても、モデルルーム的な家を建てる。

誰にも見られなかったら、収納して移築が出来る。

何処かで有効活用が出来る様にして置きたい。


 此の仮設住宅に住んで貰ってから、アンケートを取れば良いな。

住み心地の良い家は、やっぱり人類の永遠のテーマである。

家族構成の違いにも因るからな、若夫婦なら夜の夫婦生活に影響する。


 此の世界でも、若夫婦ならやっぱり、裸エプロンとかはするのか?

俺でもまだ、アンジェラにはさせて居無いぞ。

俺の離れは俺達だけでは無い、メイドのセシルが居る 19歳だからな。

色々興味津々だろうな。早く夫が欲しい年齢だろう。


 実際は俺が知らないだけで、好きな男が居るのかも知れないな。

要らぬキューピットはしない方が良いな。


 仮設住宅建設に俺は手を出さない、出すのはお金だけかな。

建材は支給しても良いけど。


 人目が多い所で収納持ちだとは知られたくない。

それと、建設作業員も増やして此処の住民の生活の糧にして貰いたい。


 前世でも、昔は米俵が一俵約六十㎏有った様だ。

それを二つも三つも持って運んだそうだから。

前世の現代では、労働基準法が有って一人が持てる重量を三十㎏以下に

決めていた。


 多く持って怪我をしたら、労災保険が難しくなる。

労働災害を減らす為だった。


 此の世界なら、労働基準法は無いけど領民が怪我をしない方法を

考えてやらないといけない。それをするのは、領主の仕事だ。


 石材は、一個が重い物でも八十㎏程度に統一して作る。

足場も必要だろう、不安定な姿勢で重量物を持った作業は危険だ。


 前世なら、金属製の足場が普通だったけど。

昔は、杉の丸太を使って居たな。

お隣の中国では、竹の足場が主流だった。


 日本では余り使って居なかったな。

多分、竹は中が空洞だから強度的に杉の丸太に劣って居たのだろうな。

命を預ける物だから、吟味をしたのかな。


 今まで城壁の修理をして居た、ギルガさんと言う石工さんが来た。


「お前が、アドラか。領主様に言われて来たが。お前みたいな餓鬼の

言う事は聞けないな!」


「そうですか。お父様には、仮設住宅と新しい町造りが出来る職人を

お願いしたのですけど。腕が悪いのかな?」


「なッ! 何だとう! お前みたいなヒヨッコには言われたくないな!」


「じゃあ、私と石積の積み比べでもして見ますか?」


「条件を行って見ろ!」


「そうですね、石材五百個を五段、夕方までに早く積み上げると言うのは

どうです。出来ますよね?」


 前世では、普通のブロック職人が一日に積めるブロックの数が四百個だった。

高さは、四段である。建築基準法で決まって居る。

此の世界の事は、俺は知らないが。


「なッ! 何だとう! そッそんな事出来るかぁ~! 一日に積めるのは百個だぁ~!」


「なんだあぁ~。出来ないんだぁ~。俺なら出来ますよ。夕方までも

掛からないかな。そこで指を咥えて見て居るのだな。フフッ」


 建物位置は先日に決めている。

此の世界では、レベルもトランシットも無い。

でも、マッサージ機AIは優秀である。


 レーザー光線で測量が出来る。

今回は、石灰を目印にして建物の位置を出して居る。

石の建物は重い、均等に沈めば良いけど不動沈下は不味い。


 石材が置かれる所は入念に転圧をして居る。

重力魔法でしっかりと。


 石材は、御影石。大きさは三十㎝角で長さも三十㎝。

前世日本では、昔の尺貫法である。一尺角だな。

長さが倍の六十㎝の物も使って目地がジグザグに成る用に積み上げる。


 御影石、比重が2.5~3程有る。短い物で重さが八十㎏で長い物は倍だ。

一応接着剤としてモルタルを使う。石灰石も有るし骨材としては御影石を

微粉末として石灰に混ぜる。


 例のドワーフをこき使って、鉄で大きめの桶を造らせている。

モルタルを混練する為の容器だ。


 風魔法と水魔法を駆使して練り混ぜる。

前世の、ブロック鏝も作らせた。

やはり、便利な道具は神だな。


 二~三時間石材積みを繰り返した。

もうそろそろ、お昼頃かな。五百個の石材も残りは少ない。

俺の今の身体能力ならお遊びだな。お遊戯の範疇だ。


 水平も垂直も通りも、ヘラが補正をしてくれる。

綺麗な石積みの家が出来上がった。


「ごッ! 御免なさい! でッ! 弟子にして下さいぃ~!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ