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薬草の納め方

前書きは特に書きません(笑)

でも、地図を入れて見ましたヨ。

(解像度不足です)



【鑑 定】


 エンテム・マルキ・オタル


種族:人間(純白人種)


年齢:54


職業:フロル王国 爵位 侯爵 役職 宰相


状態:良好


【能力値】


(生命力) : 88/88

(魔 力)  :82/82

(体 力)  :58/58


(筋 力):53

(攻撃力):48

(防御力):48

(素早さ):43

(知 能):78

(器用さ):56

(感 知):48

(抵抗値):57


(幸運値):75


【スキル】

両手剣Lv1 格闘Lv1


 何時も忘れるので鑑定を掛けて見る。

やはり、魔物が身近に居ない王国の中央部。

辺境の精鋭と比べるのは酷なのかな。

まあ、事務方のトップに武の力は要らないな。


「宰相様、お久し振りで御座います。本日はお忙しい中お時間を

戴きましてありがとうございます」


「いやあ、此方からお願いして居た事だからね。それで、手に入った

のかね?」


「はい、偶然にですが。冒険者が見つけて来ました。

此れですが、直接には手に触れない方が良い様です」


 俺が厚手の布地で包んだ人参をテーブルの上に置いて広げる。

人参が逃げない様に一部を押えて。


「ほう、良い色をして居るな。それに瑞々しい。

おい、入って来て確かめてくれ」


 宰相が部屋の外に向かって声を掛ける。


「ガチャ」


「失礼いたします」


 これぞ魔法使いと言う様な出で立ちの女性が入って来た。

年齢は三十代位かな、黒いコートを着てフードは降ろして居る。

金髪の美女様ですよ。

鑑定はしない方が良いだろうな、魔力の行使を見られたら不味い。


「それでは、診て見ます」


 やはり、魔力が高いのだろう。俺がマニストで鑑定を受けた時より

魔力が濃い様だ。


「宰相様、分かりました。

名前: マンドラゴラバイアゲラ(亜種)


種族:魔薬草 (別名勃起草) 年齢:28年物です。

本物です。くれぐれも素手では触らないで下さい」


「よし、それではアーシャお前が責任を持って魔法省に

持って行ってくれるか」


「宰相様、今は入れ物を持って居ません。それを採取した

冒険者に持って来て貰っても良いでしょうか?」


「おお、そうだな。採取した冒険者なら慣れて居るな。

君が採って来たのだろう。頼んでも良いかな」


「はい、分かりました」


「アーシャは人妻だからな、途中で襲わないでくれよ。

でも襲っても魔法使いだから返り討ちに合うな。アハハ」


「いやはや、王城内では襲えませんよ。人里離れた山奥なら

襲いたいかな」


 俺の一言で、アーシャはキツイ顔をして睨んで来た。


「魔法省は少し遠方に有りますから帰りはマロニー商会に直接

帰ったら良いですね。アドラさんは地理に不案内なので魔法省の方に

送って戴きたいですね。アーシャさんよろしくお願いいたします」


「分かりました、帰りは屈強な男性職員に送らせます!」


「出来れば、若い独身女性が希望ですけど」


「黙って付いて来なさい!」


 ご機嫌斜めなアーシャさんの後ろを付いて歩く。

人参は鞄の中に入れながら収納内に。


 やはり、言って居た通りに魔法省は王城の西北方面に押しやられた所に

有った。

魔法は危険な事を行うのだろうな。それと、危険な薬物も取り扱うのだろう。

混ぜるな危険だな。

王宮から職員専用の出入り口から馬車に乗って魔法省まで行った。


 まあ、途中で例のごとく最終兵器とヘラのタッグマッチが花開きました。

俺と言う危険人物と一緒に馬車に乗ったのが運の尽きかな。


【鑑 定】


  アーシャ・マグア


種族:人間(白人種)


年齢:34


職業:フロル王国 魔法省 調査部職員


状態:良好 (低体温症)


【能力値】


(生命力) : 38/78

(魔 力)  :281/283

(体 力)  :38/68


(筋 力):58

(攻撃力):78

(防御力):48

(素早さ):53

(知 能):78

(器用さ):66

(感 知):68

(抵抗値):67

(幸運値):65


【スキル】


短剣術 Lv1 格闘 Lv1


【マスタースキル】


火魔法 Lv3 水魔法 Lv3 鑑定 Lv3


 鑑定が Lv3なのか俺よりは高いな。

俺は余り鑑定を使って居ないから習熟度が足りないな。


『ご主人様、魔法使いを上手く手に入れましたね。魔法習熟の記憶領域を

コピーしましたから、今夜にでもご主人様の脳内に上書きしますね』


『俺の脳内に上書き何て初めてじゃ無いか。大丈夫なのか?』


『中国四千年の歴史処では御座いませんよ。ドナルド・ハルゼーⅢ世譲りの

技術力を舐めてはいけませんね。今回は、ハルの電撃でアーシャを気絶させました。スタンガンの要領ですね。ご主人様の体に異常が起きてもAED(自動体外式除細動器)が使える様に成った訳ですからね。ご安心下さいませ』


『おいおいおい! 初めてを俺に使うんじゃないぞ!!』


『それでは、魔物相手に練習を重ねてから施術致します』


『そうだぞ、今日は人参の配達が重要な任務だからな。これを終わらせよう』


『了解いたしました。アーシャも収納から出しても大丈夫です』


 アーシャを出して様子を見る。

少しぼんやりとして居るけど、俺の手下として頑張って貰いたい。

本来の重要な任務である人参を、当確部署に納めて納入書類を貰う。


 マロニー商会迄の送迎は乗って来た馬車の馭者さんが快く送ってくれた。


「アーシャさん、美人の若い女性職員は居ないのかなぁ~(笑)」


 別れ際に、一言小言は言いましたよ。


 無事にマロニー商会に帰って来ました。


「アドラさん、宰相様とはあれから報酬についての話し合いを致しました。

サンスが言って居たでしょう。十年前の値段を今回は新鮮な物なので

金貨一枚追加して十一枚でどうでしょうか?」


「良いですよ。偶々偶然に拾ったような物ですから。経費も余り掛かって

居ませんからね」


「ありがとうございます。私も宰相様には良い顔が出来ました。

商人にとっては、顔を覚えてもらう事は勿論ですが。困って居る時に

商品で助ける、損をしても欲しい商品を手に入れて欲しい方に献上する。

それが、商売の極意だと思って居ます」


「今回は、献上したのですね。それでは儲けは無いのですね。

それは、お困りでしょう。此処だけの話にして下さいね。

実はもう一本人参が有りますよ。宜しかったら差し上げましょう。

それで、薬を作って売って下さい。儲けが出た時には還元して貰ったら

良いですけど。売れなかったら良いですよ」


「何ですとぉ~! 十年間で一本取れるかどうかですよ!

それが、二本もですかぁ~!」


 実の所、本当はもっと有りました。

魔物がひしめく山だから誰も採取しませんよね。

でも、一度に何本も持ち帰ると価格が暴落するよね。


「マロニーさん、薬にするには薬師さんの手配等が大変でしょう。

準備が出来ましたらお渡しする様にしましょうか?」


「良い薬を作るには色々な準備は必要です。明日から手配します。

今日はお疲れでしょう、夕食を食べたらゆっくりお休みください」


「はい、ありがとうございます。私は明日、王都見物でもします」


「初めて来た町ですから珍しい事も有るでしょう。明日はサンスにでも

案内させましょう」


「それは、ありがとうございます。よろしくお願いいたします」


 夕食を呼ばれて、風呂は毎日沸かさない様だ。贅沢は敵だな。

体を濡らした布で拭いて、着ていた服を洗濯してから寝る事にする。


 寝るには少し早いので此れからの予定を考えて見る。

当分のお金は手に入った。金貨一枚が前世の感覚で約百万円かな。

十一枚なので一千百万円位に成るな。


王都なら人口も多いだろうから、土地も多分高いだろう。

それと、住み易さかな。

もう一つの問題が有る。此の異世界に来て前世で出来なかった結婚。

結婚するには、女だよな。それも人間の女だよな。


 異世界定番の美女とか、エルフとか居るのかな?

王都なら、人口も多いから女も多いだろう。

本来なら田舎暮らしがしたかった。


 都会暮らしは便利で良いけど、特に異世界の田舎はどうだろう?

この世界にコンビニエンスストアは絶対に無いな。

若い時なら病気とは縁が薄いけど、老後は病院とお友達になる。


 此の世界なら、治癒魔法使いなら良いけど。

使えないなら、都会に住まないと危険と隣り合わせだよなぁ。

もし、上手く結婚してする事をして居たら。

二世誕生も有り得る話だ。子育てだよ。


 俺が教員免許を持って居たら良いけど無いよな。

学校に通わせるのに、片道数日も掛かる処に住んで居たら。

息子でも娘でも絶対に怒るよな。老後の介護は壊滅的な結果が待って居そう。

只、今の俺の年齢は十八歳。前世でも成人扱いだけど。

出来れば、結婚は二十歳頃を目指してで頑張ろう。


 色々考えて居たら知らぬ間に寝て居た。

窓に硝子は無いから、鎧戸の隙間から朝日が差し込んで目が覚めた。

井戸水で顔を洗ってから、朝食を戴いた。


 此の世界に来た頃に比べたら雲泥の差ですよ。

朝肉昼肉と夜肉じゃ無いですからね。

ちゃんとした料理人の料理を戴いて居ります。


 今日はサンスさんの先導で王都見学です。

特に見どころの観光コースは無い様です。


「アドラさん、申し訳ありませんが。貴方が持って居るもう一本の

人参を薬師の方に見せに行っても良いでしょうか?」


 そうだよな、最初からその予定で遥々マニストの街から王都迄来たのだ。

どの薬師に預けて薬を作って貰うかは、予定して有ったはずである。


「サンスさん、良いですよ。当初からその予定でしたからね。でも、最初の

人参を宰相様に献上されたのは訳ありなのですね」


「はい、王都の民なら大部分の方が知って居る事なのです。次期王と

なられる現在の皇太子さまには、お子様が六人居られます。

全員が王女様なのですよ。最悪の場合女王も可能なのですが、出来れば

王子誕生が最良でしょう。その為の薬なのです」


 六人も居るなら正室の他に側室も居るのだろう。

それでも、王女しか出来ないのは皇太子の体質を変えないと駄目なのか。

前世でも子供の産み分けは難しかったな。


 女性ばかりが生まれる家系。婿を迎え入れても出来る子供は

女ばかりの家系が多かった様な。神の悪戯かな。

最新の医学では遺伝子制御等で産み分けは出来るかも知れない。

でも、動物ならともかく人間では嫌だな。

まあ、皇太子様頑張ってね。


「サンスさん、薬を使わなくても皇太子様は精力絶倫なのでは無いですか

只、王子様が欲しいのですね」


「そうですね。我々国民も王子様誕生を願って居ます」


 その様な噂話をして居たら薬師の住まいと言うか店に着いた。

木造の二階建てだな。一階が店舗で二階が住居かな。


薬舗 マクレナン王都本店と看板が掛かって居る。


「サンスさん、王都本店ですか?大きな薬屋さんなのですね」


「アドラさん、看板を信用してはイケませんよ。確かに薬師さんの腕は

良い方だと思いますけどね。腕前と経営手腕が同じだとは思っては

いけませんよ。薬草採取とかで協力関係が有る方は王国内各地には

居ますけど、支店とかは有りませんからね」


 表玄関からは入らずに勝手口と思われる所のドアを開けて入って行く。


「チリンッリリン」ドアベルが鳴る。


「ジャン、居るか!」


「おう居るぞ、その声はサンスか。久し振りだな、帰って来たのか」


「アドラさん、例の物を見せて下さい」


「アドラと言います。よろしくお願いいたします」


 収納経由で鞄から厚手の布に包んだ人参を出す。


「これは!中々手に入らない貴重な薬草ですね」


「ジャン、此れで薬を作ってくれるか。オークの睾丸も大量入荷したからな」


「と言う事は、皇太子様の所にも行ったのか?」


「ああ、あっちは親父経由で話が終わって居る」


「そうか、魔法省絡みだな。王子様が誕生したら良いな」


「魔法省が失敗したら、お前の所に話が来るぞ、フフッ。確実な実績が

有るからな」


 鑑定の修練をして見るか。


【鑑 定】


薬舗 マクレナン

店主 ジャン・マクレナン


年齢:35

  

種族:人間(白人種)


職業:フロル王国 薬師 組合所属 一級薬師


状態:良好


【能力値】


(生命力) : 74/75

(魔 力) :138/150

(体 力) :70/78


(筋 力):78

(攻撃力):78

(防御力):48

(素早さ):53

(知 能):78

(器用さ):86

(感 知):68

(抵抗値):67

(幸運値):66


【スキル】


短剣術 Lv3 格闘 Lv3


【マスタースキル】


火魔法 Lv1 水魔法 Lv2 鑑定 Lv1


 この人も魔法が使えるのだな。それと鑑定持ちで無いと薬草も

調べられないし、出来た薬の効能も分からないな。

薬師は魔法が使えないとポーション等が作れないのかも知れないな。

前世の様なコンロとか熱源の温度管理が出来ないと困るのだろうな。

この世界は、薪とか炭なので温度の管理は難しいだろうな。


 ジャンとサンスは詳しい打ち合わせをして居る。

俺は特に話には関わらない。

薬草を納品した一冒険者の立ち位置である。


 話が終わってから、冒険者組合に寄る事にした。

王都での位置関係は、王城が王都の中心に有った。

しかし、現在は南方面に街が広がって王城は少し北に成って居る。

魔法省は城の北西に有る。マロニー商会は王城の南に有る。


 南に有ると言っても貴族街の南なので随分南に成る。

南西方面が、商店と職人街が集まって居る。

東側は、公共施設の集まりである。冒険者組合もその一角に有る。


 冒険者組合の場所も知りたかったけど、本命は別に有る。

例の特殊な薬草の問題が出て来たのである。

前世日本でも特殊な薬草は違法物の恐れが多い物である。

麻薬ですね。


 今回の人参もこの世界でも違法薬物に当たる様です。

流石に一級薬師様ですよね。

入手方法で指摘をされても問題に成ります。

そこで、今回は薬舗 マクレナンから俺に指名依頼を発注して貰う事に。

薬草ですからね。

ランクがアイアン(鉄)でも問題は無いとの事です。

ただし、後出しじゃんけんですけどね(笑)


薬草のマネーロンダリングじゃねーかよ!!


挿絵(By みてみん)


後書きもこれからは書きません。

嫌なら読むなよ!(笑)

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