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王都到着

長らくお休みをして居ました。

再会致します、真面目に読まないでね。

直ぐにこけますからネ(笑)




 王都は、やはり巨大な都市だ。

予備知識としては有ったのだけど、実際にこの目で見ると違うな。


 隊商の先頭が王都を囲む城壁に有る門に到達した。

辺境伯の領都にも有ったが、此処にも貴族専用門が有る。

しかしながら、王都ではバイロン辺境伯の力は最近衰えて居る様だ。


 隊商が貴族専用門でトラブって居る様だ。

衛兵と言い争って居る様です。


「サンスさん、何時も衛兵と揉めるのですか?」


「いいえ、嫌がらせですね。辺境伯様がとある事件を起こしましてね。

王家から嫌われて居るのですよ、王国の南部の要を治める有力な貴族

ですから。表立っては出来ませんがね」


 そう言う事は、彼奴の記憶にも有ったな。

隣国の戦争で、フロル王国の現王次男が戦死した件に辺境伯が深く

関わって居る様だ。

奴の知識も自分で戦場に居ての知識では無い。

他人から聞きかじった知識だ。


 戦場での殺し合い、それも人海戦術での戦争だ。

想定外も有っただろう、映像での記録も無い世界だ。

人づての知識程宛てにならない物は無い。

でも、主君の息子が戦死をしたのだ、誰かの性にしないと。


「ひょっとして、その出来事は十年程前ですか?」


「そうですよ、よくご存じですね。」


「イエイエ、この辺りでは良く十年毎に事件が起こる様なので」


「そうですね、隣国との戦争や魔物の大規模な騒動と色々起きる間隔が

不思議と十年毎に起きる様です」


 十年毎は多分彼奴の性だろう。

大柄な体で親父の分までの食料を調達しなければならない。

前世の自然災害だな。忘れた頃にやって来る。

襲われた国はこれ幸いと、隣国から攻められる。

戦争が始まる、十年毎に。


「サンスさん、話は変わりますが此処で手間取って居たら困りませんか?」


「はいそうです、大変困った事になります」


 サンスさんが言い争って居る衛兵の所に行った。


「此処の責任者はどなたでしょうか? 私はマロニー商会のサンスと言います。

大切な商品をとある方にお届けしないといけません。もし遅れたら

衛兵様に入門時に待たされたと、ご報告しないといけませんが・・」


「たかが商人の分際で何を偉そうに!」


 その時に一人の衛兵が対応して居た衛兵の袖口を引っ張って。

何か耳打ちをして居る。


 その後は何故か、掌返し状態に。

無事に城門を通過して、サンスさんの実家に到着しました。

この世界の商人の家と言うか、店だな。

多分、王都でも大きな方じゃないかな。此処は大通りに面した一等地だしな。

他の商店を全て見た訳では無いけど。


 店の裏に廻って荷物の搬入口から入る。


「サンス!無事に着いた様だな。安心したぞ」


「お父さん、無事に着きました。荷物も大丈夫です」


「そうか、良かった良かった。疲れただろう風呂に入って夕食にしよう」


「お父さん、此方がアドラさんです。今回の荷物の発見者です」


「そうか、君が見つけたのか。後で見せて貰おうか」


「サンスさんのお父様ですか、アドラと言いますよろしくお願い致します」


「私は、サンスの父でマロニーだ、マロニー商会を経営して居るからね。君の

見つけた物は私達の商会で取引させて貰いたい、良いだろうか」


「はい、お任せ致します」


「それでは、今回の件が片付く間は此の屋敷で寛いで居てくれ給え」


「此方こそよろしくお願い致します」


「サンス、案内をして挙げなさい」


「アドラさん、僕に付いて来て下さい」


 サンスさんの案内で大きな屋敷の中を進んで行く。

途中からは、女中さんが付いて来ている。

旅の汚れを落とす為だろう、風呂に案内された。


 例の鎧は脱げる、しかし俺のマッサージ機は何故か脱げない。

独りでの風呂なら問題は無い、しかしながら何故か女中さん迄

風呂の中迄入って来るのは何故だろう?


「あのぅ~、申し訳御座いませんが一人で入れますのでぇ~」


「あら嫌だわ、乙女に恥をかかせる気なの。旦那さまから今夜の

伽までしなさいと言われて来ましたのよ。フフフッ」


「申し訳ないのですが、俺の物はこの前魔物の餌食になりまして

役に立たなく成って居ます」


「あらあら、その様な嘘は駄目ですよ。タオルの隙間からご立派な物が

見えて居ますよ。フフフッ」


 エッツ!マッサージ機越しに見えて居るのだろうか?

爺の仕業かな? それともレベルアップの恩恵なのかな?


「俺の様な不細工な男を相手にしなくても良いですよ」


「あら貴方は、鏡を見た事が無いの?」


 何を言って居るのだろう、此のお姉様は。

この世界に来て水を汲んだ時に泉で顔を見た時はフツメンだったけど。

この風呂場には銅板を磨いた鏡が壁に掛かって居る。


 どうした事だろうか、美男子が鏡に写って居る。

体型も筋骨隆々で、髪の色も金髪に変って居る。

多分、グレイプルの親父を安楽死させた時の恩恵なのだろうか。

レベルアップで体の組織もレベルアップしたのだろうな。


 嫌、多分爺の仕業だろうな。

この世界に合わせた体創りをしたのだろう。


 以前は、マッサージ機スーツで体は見えなかった。

今は、スーツが透けて見えて居るのだろう。


 あ~それでか、宿屋の娘達や冒険者組合の受付嬢達も。

今なら分かる気もするな。

此のお姉様の対処法も決まったな。



・・・・・・・・



 風呂から上がって、お姉様に案内されて食堂に向かう。

新しい着替えは用意してくれていた。

鎧は収納に隠した。


 夕食は、腕の良い料理人が居るのだろう。

持って来た魔物肉を上手に調理した物を食べさせて貰った。

食後は、長旅でも有ったので詳しい話は明日と言う事で

休む事にした。夜伽は丁寧に御断りをして。


 割と綺麗な個室を用意してくれて居た。


『ヘラ、監視はされて居ないよな。ハルが殲滅した時に使った武器は

どの様な武器を使ったの?』


『反物質爆弾ですよ。誰かが調べるかも知れませんからね』


『俺も良く知らないけど、反物質何て作れるのか?』


『私の情報も、ご主人様のスマートフォン情報だけなので詳しくは無いのです』


『でも、実際に爆発を起こして敵兵を二万人も殲滅したのだよな』


『前世の科学者達も良く分かって居なかったのでしょう。ハルは進んだ

世界の最終兵器です、反物質も制作出来て目標物まで運搬制御も出来ました』


『この世界は、魔法が使える世界だから収納魔法で反物質を別次元に

閉じ込めて正物質と接触させずに運べば可能になるのかな』


『ハルは、転送も使えます。爆弾の遠距離輸送が出来ますよ』


『それじゃあ、無敵じゃ無いか』


『この世界ではですね、同じ技術水準の世界では対抗手段が有った様です』


『鉾と盾だな、対抗出来ないと遣られっ放しに成るな。魔法の有る世界だから

魔法を使って対抗も出来るのかな』


『そうですね、魔法を使うと言う手も有りますね』


『俺は、魔力が豊富にある様だけど、どうしたら魔法が使えるのだろう?』


『使おうとした事が有るのですか?』


『ああ、人気の無くて何か有っても大丈夫な所だよ。でも何も起こらなかったな?』


『何か切欠が有れば良いのですね、大きなエンジンを空吹かしして居るのですね。クラッチが切れたままかギアが入って居ない様ですね』


『そうだよね。ニユートラルでエンジンを廻して居るのだろうな』


『今回の取引でお金が手に入ったら、魔法使いを雇って教えて貰ったらどうですか?』


『色々聞いて見るよ』




>>>>>>>>>>>>




 次の日。


「ほうぉ~!これですか! あぁ~~っ!」


 サンスさんの父マロニーさんの手から人参は逃げ出した。

ハルが採取して持って来た時には瀕死の状態だった。

山腹の崩落に巻き込まれて丸裸状態に成って居たからだろう。

水分も養分も摂れない状態だったからな。

 

 俺の収納内で魔力を摂取して体力も回復して、青白い体色も人参らしい

血色に戻って居た。


「あれェ~ ! いやぁ~ !」


 俺達を接待する為に、紅茶を載せたワゴンを押して来た女中さんの

紺色のスカートの中に、人参が飛び込んで行った。


「あぁぁぁ~ ! うふうぅ~ん ! いやぁ~❤!」


 メイドさんは、スカートを抑え込んで悶絶して居る。

マロニーさんもズボンの前をテント状態にしてメイドさんを見ている。


 これは放置すると大変な事になるな。

俺は、俊敏に女中さんのスカート内に逃げ込んだ人参を厚手の布に包み

捕まえた。


「サンス!俺は少し用事が出来た後は頼むぞ」


 マロニーさんはそう言い残して女中さんを連れて出て行った。


「アドラさん、やはり本物ですね。以前の物より効き目が桁違いだと思います」


「そうですね、薬効を随分落とさないと危険です」


「父が落ち着きましたら、城に行って宰相様にお会いしましょう」


「サンスさん、私も宰相様に逢わないと行けませんか?」


「貴男は、第一発見者ですからね。報酬だけならマロニー商会から貰えます。

でも、この世界ではやはり権力者との出会いは貴重ですよ。庶民は滅多に

逢う機会が有りませんからね」


 そうだろうな、成り立ての一冒険者が王宮に行く事自体が有り得ない。

何か特別な事が起きない限りは。


「サンスさん、話は変わりますが。お知り合いで魔法使いの方はご存知無いですか?」


「アドラさん、忠告です。魔法使いの話は人前では決してしてはイケません。

魔法使いは非常に貴重な存在なのです。何処の国でも軍事機密です。

一般人では魔法は使えません。極偶に生まれますけど、直ぐに貴族に

捕らえられます。まあ貴重な使い手に限りますけどね。

国の魔法省で小さい頃から英才教育を受けさせられる様です」


「そうなんですか。魔法が使える方は少ないのですね」


「簡単な魔法、火が起こせる水が出るだけでも楽ですね。特に軍隊では

行軍中の野営等では皆が楽に過ごせます。特に収納魔法の使い手が居れば

軍需物資の運搬はとても楽に成ります。他にも攻撃魔法が有れば戦いに

楽に勝てる度合いが高まります」


 そうだよな。王侯貴族達は自分の立ち位置を強固にしたい。

強大な魔法使いが現れて自分達の牙城は崩されたくは無いはず。

魔法使いを見つけたら自分達の良い手足にしたいはず。

俺が王様なら絶対にするよ。


 相談相手を間違えて居たら大変な事に成って居たな。

王宮に行くのも情報収集には良い機会だな。


「サンスさん、貴重な情報ありがとうございます。ド田舎出身ですから

知らない事だらけです。これからもよろしくお願いします」


「私も知らない事は多いですよ。特に王侯貴族の事は機密扱いです。

知り過ぎると口封じされますからね。程々にしましょう、ほほほほッ」


 国の上層部とのお付き合いは程々かぁ。

肝に銘じて置こう。



  >>>>>>>>>



 昼前にはマロニーさんが、すっきりした顔で戻って来た。

豪商なのだろうな、貴族の馬車かと思う位豪華な馬車に乗って城に向かう。

店の前の大通りを北に真っ直ぐに行けば城の正門に辿り着くらしいです。


 しかし、貴族では無いので門前を左に廻って通用門から入る様だ。

馬車内には、俺とサンスさんにお父さんのマロニーさんが乗って居る。

馭者は、使用人なのかな。レンタル馬車とかも有るのかな?


 通用門にも衛兵は居る、一応馬車内は検閲する様だ。

サンスさんが、袖の下を渡して居る様です。

この王国も長い歴史が有るのだな、苔も付くよな。


 城の裏手に有る荷物の搬入場所に来た。

倉庫や馬車を止める所で俺達は馬車から降りて、通用口から城内に

入って行く。


 最初は質実剛健な造りで、城内の最初の関門に到着した。

今度は、屈強な騎士達が守って居る。

其処から先は、内装が施された通路になって居る。華美では無いけど。


 騎士達に身体検査をされる、武器を持っての入城はさせないだろう。

前もっての入城する許可申請も有るのだろう。


「おっ! お前ズボンを脱いでみろ!」


 俺の股間を探って居た一人の騎士が大声を上げて、剣を抜いた。


「おい、ヘンリー どうした?」


「マクレガー!此奴の股間に何か大きくて硬い物が有るぞ!」


 仕方ないな、俺はズボンとパンツを脱いだ。


「うおッツデカ ! 御免 御免 悪かったな。もう仕舞っても良いぞ」


「しかし、デカい物を持って居るな。今日はサリーが居なくて良かったな」

今日は、クッコロ(女性騎士)さんは居ない様だ。女性の入城も有るだろうな。


 今回は、宰相様からの招待状をマロニーさんが持って居る様だ。

武器の確認が終わるとアッサリと許可が降りた。

一人の騎士の先導の元、城の中枢部に案内される。


 幾つか有る城の応接間だろう。

客に応じた豪華差で用意されて居る様だ。


 マロニーさん親子は慣れて居るのだろう、メイドが持って来た茶菓子を

抓みながら、お茶を啜って居る。

俺は、王城の応接間の豪華さを見ながら、お茶と菓子を載せたワゴンを押す

メイドさんを眺めていた。


 俺と歳は一緒位かな、接客しなければいけない立場。

容姿も必要だろう、お客様の身分に応じての配役かな。

髪の色は茶髪でプリムヴェールを頭に付けて居る。

濃紺に白いラインが施された制服が似合う。


 身分は王城勤めのメイドさん。

多分、下級貴族か商人の娘だろうな。前世のネット知識だ。

此処で花嫁修業をして居るのだろう。


 俺達のお茶の接待を済ませてから、ワゴンを押して出て行った。

入れ替わりに、恰幅の良い人物が入って来た。


フロル王国宰相 エンテム・マルキ(侯爵)・オタル



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