表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に逝く時は高級マッサージ機で  作者: 年金生活3ねんめ
二章[マニスト]での活動
18/60

幻の薬草

お待たせ致しました。




マッサージ機 二章 8



山の中腹辺りに有る洞窟から、数匹のゴブリンが。


 こいつらは、この洞窟に住んで居るのか?

今の俺は、冒険者見習いだ。

魔物を駆除しても、角兎が関の山だ。

強い魔物を仕留めても、信用されないだろう。


 いずれは、魔物を駆除して証明部位を出す時も有る。


「ハル、魔物を駆除して証明部位を取ってくれ。取る場所はヘラに聞け」


「ご主人様ぁ~、遠くにぃ~ 避難してぇ~下さいねぇ~」


「馬鹿野郎ぉ~!魔物を殲滅したら証明部位も無くなるだろうがぁ~!」


「そんなぁ~、チマチマぁ~やるのはぁ~性に合わないよぉ~」


「辞めろぉ~!」


 ハルの奴が、洞窟に向けて最大出力のレーザー光線を発射した。

俺は、素早く洞窟の前から逃げた。


「ズズドッ~ン!!」


 腹に響く様な音が響き、山の中腹辺りから直径五十m位に渡って

山腹が擂鉢状に崩れ落ちた。

案の定洞窟の入り口から、大砲を撃った時の様に大量の瓦礫が噴き出して来た。

洞窟の前に居たら吹き飛ばされて居たな。


 洞窟の入り口はそんなに大きくは見えなかったけど。

奥の方は大きな空洞に成って居たのだろう。

これでは、魔物も生きてはいないな。

証明部位を取る処では無くなったな。

少し離れた所で薬草を採取するか。


 そう言えば今日は、朝肉を食べて居なかったな。

朝飯には遅いけど、早めの昼食にするか。

風向きを考えて、土砂崩れの粉塵が来ない場所を探して移動する。

そう言えば、此の街に来てから雨は降って居ないな。


 土も水分を含んで居なかったのか、粉塵が煙の様に山より高く

昇って居る。

これなら、マニストの街からも見えるかも知れない。

でも起こった事を気にしても仕方ない。不慮の事故だからな。


 山裾の少し開けた所で、早めの昼食にする。

最近は、学習能力が付いた。

余分に食事を頼み余らせてから、コッソリと収納に。

やはり安い食事は、角兎が主流になるけど。


 天気も良くて、眠くなるな。

でも、先程崩落した山の方から変な音がする。

まだ崩落が続いて居るのかな?


「お前達か!俺のクールタン達を殲滅して転送装置まで破壊しようと

したのは。まあ、転送装置はあれぐらいでは壊れないがな。ガハハ」


「人に名前を聞く時は、自分から名乗るのが礼儀だな。お前は礼儀知らずだな」


「俺はA― 003号だ。そこで隠れているZ― 001号の後継機だよ」


「それで、俺達に何か用事か?」


「俺が、さっき聞いただろう。クールタン達を殲滅したのはお前達かと」


「俺は知らないな、ハルお前は何か知って居るか?」


「はいぃ~、私がぁ~洞窟に居るぅ~魔物をぉ~殲滅致しましたぁ~」


「ハルぅ~!何言ってんるんだぁ~!」


「決定だな、お前達の罪は死を持って償えよ」


「嫌々、待てよ。証拠も無いのに辞めろよな」


「証拠だと、Z― 001号が自白したので十分だろ」


「ハルは、少し可笑しくなって居るのだ。言い間違いだな」


「弁解は聴かぬ!塵に成ってから後悔するのだな。俺の攻撃には

何者も防御出来ない」


「辞めろよ、止まれよ」


「なあにぃ~!どうした事だ! かッ、体が動かないぞ!」


「お前は、元の世界に帰れ!」


「どッ、どうした事だ!お前の命令に逆らえないとは。アッ、そッその防具は

ひょっとして、お前はハ・・」


 何か言い掛けたけど、いきなり消えた。

ゆっくり昼飯を食べて居る場合じゃ無いな。

慌ててハルに抱っこされながら、街の近くまで運んで貰う。


「ヘラ、お前はどう思う。彼奴は又戻って来ると思うか?」


「ご主人様の言葉に戸惑って居ましたね。何か問題も有る様ですね」


「奴はA― 003号と言って居たな。ハルの後継機なら奴の方が強いのか?」


「それは一概には言えませんが、ハルは、特別に作られた物です。

A― 003号は、後から作られたと言いましたが、多分量産品でしょう。

性能や耐久性は戦って見ないと分かりませんね。ハルとは経験値が

違いますから」


「そうだな、後からと言っても何時頃造られたかにも因るな。

技術水準が衰えた頃なら不完全な機体かも知れ無いな。

そうだ、鑑定をして居たら分かったな。惜しい事をしたよ」


「今度現れたら分かりますよ、現れないかも知れませんが」


「取り敢えずは、不確定要素の分析は頼んだよ。今日明日の問題を

解決しないといけないな。薬草採取を優先課題にしよう。でもやっぱり

朝鮮人参が欲しかったなぁ~!」


「ご主人様ぁ~、此れはぁ~、なんでしょうぉ~かぁ~」


 ハルが右手で掴んでぶら下がって居る物体は、小さな木の枝か?

嫌々、その木の枝に見えた下に付いて居る物は人参に似た根っこが

微妙に動いて居ないか。


 そうだよ、朝鮮人参に似たマンドレイクとかマンドラゴラと呼ばれる。

俺は、(素早さ):300を遺憾なく発揮して、水分を含んだ苔を探して

木の皮を剥がして、人参を優しく包んで保護してから。

鑑定をした。


【鑑 定】


名前: マンドラゴラバイアゲラ(亜種)


種族:魔薬草 (別名勃起草)


年齢:28


職業:草職


状態:瀕死


【能力値】


(生命力) :13/588

(魔 力) :32/2,530

(体 力)  :2/50



 此れを手に入れたら、変に時間つぶしをする必要は無い。

此の街の上層部の情報も、有る程度は手に入れた。

ハルの後継機と言う変な奴に関わる事も面倒だし。


 早めに、此の人参擬きをサンスに確認して貰い。

本物だと分かったら、王都に持って行こう。

王都の方が、金持ちも多いだろうし。

需要も多くて高値で売れるだろう。


 善は急げだよな、でも素直に南門から入門したら聞かれるよな。

遠廻りに成るけど、東門辺りから入ろう。

ハルに抱えられながら、光学迷彩とカメレオン機能で姿を隠して飛ぶ。

数十分大回りをして飛んで、マニストの街の東側に着いた。


 逸る気持ちを押えながら、東門を目指して早足で急ぐ。

東門が見えて来たけど、門番達に変った様子は無い。

そのまま、木札を見せて通り過ぎる。


サンス商会に着いた、うまい具合にサンスが店の前に居る。

店に着く前に、人目に付かない所で収納から出して居た人参。

サンスを客が居ない所に引っ張って行く。


「サンスさん、これか?」


 サンスが人参を手に取り熱心に確認して居る。

心無し手が震えて居ないか。


「こっ、此れは!ほッ、ほ、本物ですな!」


 今度はサンスに手を引かれて別室に連れて行かれる。


「準備をしますので、王都まで行きましょう」


「これは、生きて居る方が良いのですか?」


「私も詳しくは知らないのですが、陰干しにして乾燥させオークの

睾丸と混ぜ合わせて丸薬にするそうです。生きて居なくても良いのでは

無いでしょうか」


「それなら急がなくても良いのでは?」


「薬師の技量にも因るかも知れませんからね。早めが良いでしょう」


「では、何時頃出発の予定です?」


「明日の朝一番に出かけましょう」


「冒険者組合にも報告をして来ます、明日の朝は此処に来たら良いですね」


「此処で待って居ますので」


 それから、冒険者組合に行って報告をする事にした。

やはり、メアリー様だよな。

若い女性には刺激が強すぎるな。


「メアリー様、個別に話が出来る所は有りますか?」


「あら嫌だわ、私は人妻なのよ」


「人妻ならもっと若い人妻を口説きますよ」


「それで、重要な事なのね」


「十年に一度程の事ですけど。嫌なら良いですよ」


「聴いてあげるわよ、此方に来なさい」


 別室に連れて行かれた。


「此れを見て下さい」


 人目を避ける為に俵製の袋から出して、人参を見せる。


「フーン、此れは、確かに一目には晒されないわね。王都に持って行くのね」


「ええ、サンスさんと一緒に行く予定です」


「サンスと一緒なら大丈夫ね。貴方のランクをアイアンに上げて挙げる。

此れを採取するには普通では出来ないのよ」


「有難う御座います」


 それから、ランクが上がったので鉄の認識票を発行して貰い

宿屋に帰る。


「ヘイラさん、俺明日からサンスさんと王都に行きますので」


「あら、長旅に出るのね。それなら二か月は帰って来ないのね」


「王都迄は、片道一か月も掛かるのですか?」


「そうよ、遠いのよ。魔物は出なくなるけど、山賊は出るわよ」


「そうなんですか、俺は初めてだけどサンスさんとなら大丈夫ですね」


「でも気を付けて行きなさいよ。又帰って来るの?」


「王都へ行ってからですね。彼方で良い女が居たら帰りませんね」


「あらあら、マリアとアリスが居ながらそんな事を言うのね」


「でも、マリアさんは冒険者とは一緒にならないと言って居ますよ」


「そうね、王都なら良い女は沢山居るわよ。良い女を見つけなさい」


 それから、前払いして居た宿賃を精算して貰った。


 次の日朝、朝食を食べてから宿を出る。


「アドラ!王都に行くの。もう帰って来ないの?」


「多分帰らないと思うよ」


「帰らないなら良いわ、私の胸が大きくなっても、もう触れないわね」


「アリスちゃん、胸は大きいから良いのじゃ無いよ。大きいとね

垂れて来るのだよ。美乳が良いよ」


「アドラの馬鹿ぁ~!」


 アリスは怒って引っ込んだ。


「ヘイラさん、御世話になりました」


「王都が飽きたら又帰っておいで」


「はい、又、帰ったらお世話になります」


 サンス商会に行く。

店の前にはもう準備が終わったのか、四頭立ての馬車が五台と

二頭立ての馬車が五台並んで居る。

護衛の冒険者達も十数人は居る様だ。


「 「アッ !お前は」 」


 そうです、この前冒険者組合の中でトラブった冒険者達です。





お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ