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異世界に逝く時は高級マッサージ機で  作者: 年金生活3ねんめ
二章[マニスト]での活動
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尾行者

お待たせいたしました。

マッサージ機 二章 6 





「アリスちゃん、それはね、しっかり胸が育ってからね。言うセリフだよ。

洗濯板に顔を押しあてたらね、肋骨が目に突き刺さるからね」


「キ―イィ~! お姉ちゃんそいつをボコボコにして良いから!」


「アリス貴女も手伝いなさい!こいつ案外素早いのよ!」


「貴方達!もういい加減に辞めなさい!他のお客様も居るのよ」


「女将さん、俺達は気にしなくても良いぞ。その坊主がマリアの

胸に顔を押し付けるのが見たいな。ワハハハ」


「アリス!行くわよ!」


 マリアは恥ずかしく成って、奥へ引っ込んだ。

俺も酒の肴にされない様に、食道の隅っこに座って夕食を頂く。

今夜の夕食も、角兎を使った物が多い様な。

場所が大陸の内陸だから、海の魚は無理だけど。

魚も食べたいな、川魚も居るのだろうが訳が有るのかな。


 それと、前世で読んで居た異世界転生小説だよな。

確かに、此の街に来た時には、オークとか居たよな。

この世界では、食べられないのかな。


『ご主人様、魔物肉は食用可能だと冒険者組合の資料に書いて居ますよ。

特にオークは美味だと』


『じゃあ、何故此の宿屋ではメニューに無いのだろうか?』


『憶測ですが、美味なら値段が飛んでも無く高いのでは無いでしょうか』


『そうだよな、そうなら一般庶民の口には入らないだろうな。それと

滅多に獲れないかも知れないな。あの巨体だ、普通の冒険者じゃ無理だな』


『ハルが殲滅した魔物達も、軍が全て押さえて居るのだろうな。しかし、

この世界に冷凍技術は無いだろう、塩漬けにして運ぶか?今は春だから

良かったのか、夏だったら腐って居たな』


 食事を終えてから、部屋に戻ってから今日仕入れた資料の復習だな。


 ハルは、卵の状態から孵化したが。地下施設の収納ベッドのまま

俺の収納に納めている。此の方が壊れた時にもメンテナンスが出来る。

収納ベッドには、武器の補給も兼ねて居る様だ。

謎なベッドで有る。


「ハル起きろよ、これから夜の特別任務を授ける」


「ご主人様ぁ~、夜は寝る物だよぉ~」


「お前は五千万年も寝て居ただろう、寝過ぎだよ!」


「ご主人様ぁ~! ハルわぁ~愛玩用じゃあぁ~ないよぉ~」


「お前迄、此処の娘達見たいな事を言うなよ!」


「それでぇ~、ハルになにをぉ~させたいのぉ~」


「此の街の情報収集を頼もうかと思ったけど、お前は隠密行動が出来るか?」


「ハルわぁ~、殲滅兵器としてぇ~造られたからぁ~。コソコソぉ~

するぅ~作戦わぁ~無理かもぉ~。此の街をぉ~一瞬でぇ~破壊するぅ~

方がぁ~楽ですぅ~」


「ご主人様、此処は三人で知恵を出し合いませんか。文殊の知恵です」


「流石は、ヘラだな。ではお前の考えを言ってくれ」


「ハルは、あの地下施設に居たハルゼー三世の立案した作戦を忠実に

実行する能力は有りますが。自らが作戦を立案する能力は御座いません。

此処は、私が作戦を考えますので、それをご主人様が実行するかを

判断して頂き、ハルに実行させるのが一番だと思われます」


「流石は、AIだな、優秀な部下を持って俺は幸せ者だ。よし。

それでは、ヘラ作戦を立案してくれ」


 その夜は、今日考えた作戦には時間的に無理が有るので。

明日から、作戦は実行される事となった。


 朝食も俺は遅めにして居る。

前日の様に、冒険者同士の虐めに合わない為だ。

新参者は、何処の世界でも厳しいのは変わらない。


朝食後に後に。


「女将さん、俺、今日から少し野営して獲物を取って来ますので。

暫く留守にします」


「あらあら、アドラちゃん。私の事は、ヘイラと言ってよね。水臭いわ」


 変な品を作って言う物だから。背中の辺りがゾワゾワとする。


「お母さん! 若い男だと直ぐに取り込もうとするのは辞めてね!」


「あらあら、アリスったら。まだ貴女の恋人じゃ無いのよ」


「ウ~~!」


 変な空気に成ったので。


「行って来ますぅ~」


 宿を飛び出して、冒険者組合に。

遅めなので、冒険者も少ない。トラブルは避けたい。

女帝の窓口に行って。


「メアリー様、私は暫く野営しながら薬草の採取に勤しみますので

此処には顔を出さないので宜しくお願いします」


「あら、そうなの。気を付けなさいね。冒険者にもね」


 流石に女帝だ、此の冒険者組合を牛耳って居る。

あの時は、窓口に居なかったな。

それから、掲示板を確認して変わった薬草の依頼が無いかを

確認する。特に変わった物は無かった。


 冒険者組合を出てから、隣の雑貨屋に寄って見る。

サンスは、上手くやって居るのかな。


 何と言う事だ、店先に俵がうず高く積まれて居る。

値段は、一つが一銅貨だ。

あの、茅の様な雑草だから原材料費は採取費用だけ。

俵を編むのも、籠を編む職人なら簡単だな。


 いずれ、只同然の値段に落ち着くだろう。

売れ行きが良ければ、他の業者も参入するだろうな。


「アドラさん、今日は何方に行かれます?」


「サンスさん、俵は沢山出来ましたね。売れ行きはどうです?」


「まあ、ボチボチですよ。これからですね」


「今日も薬草採取に行こうと思って居ます。何か欲しい薬草は有りますか?」


「特に今は無いですね。流行病でも有ったら大変ですけどね。でも年中

必要な薬草は有りますよ。それも高値が付く物がね、ウフフ」


 何か意味深な笑い声をあげるサンス。

年中必要ってまさかアレか。

前世でも有ったよな、滋養強壮剤的な物が。

知らぬ振りで、聞いて見るか。


「サンスさん、どの様な薬草なのです」


 人前では(はばか)れるのか、サンスが耳打ちをして教えてくれた。

やはり、朝鮮人参じゃ無いか!

まさか、この世界のニンジンはあの引き抜くと叫び声を放つ

ニンジンに似た魔物か?


『ヘラ今ので、分かったか?冒険者組合の資料の中に有るのか?』


『ご主人様、有りますよ。只し、生息域に因って色々な種類に別れて

居る様です。ご主人様の思って居る種族も居る様ですね』


マンドレイクとかマンドラゴラと言われて居た魔物だな。


「サンスさん、貴方は見た事が有るのですか?」


「嫌、私は有りませんが。王都に居る父が若い頃に一度見た事が

有ると言って居ましたね。それは、当時の金貨十枚で王家が

買い取ったと父から聞きました」


 金貨十枚か、家が買える値段だな。

採取したのが冒険者なら、一財産だったのだろう。

宝くじに当たった様な物だな。


 多分採取した人物は、採取した場所は言わないだろうな。

その周辺で又、採れる可能性が有るからな。


「その物は、何処の冒険者組合に持ち込まれた位は分かりますか?」


「此処の冒険者組合に持ち込まれたそうですよ、アドラさんも泊まって

居るでしょう。ヘーラの宿屋の前ご主人が採取したそうですよ。そのお金で

宿屋を始めたのですからね。皆さんご存知の話です」


 なんだってー!近いも近すぎだろぉ~。


「そのお父さんと、息子さんはどうなったのでしょうか?今は宿屋には

居ない様ですけど?」


「貴男は、来たばかりなので知らないでしょうね。二本目のニンジンを採りに

行って帰って来なかったのですよ。もう、十年になりますね」


 又、十年前か、彼奴(グレイプル)の仕業なのか?

魔物が暴走して居る山の中が一番危険だな。

それなら、あの山に有るのかな?


 人が滅多に入らない山の中なら、残って居るかも知れないな。

今回のミッションが終わったら、行って見るか。


 取り敢えず、尾行を何とかしなければならない。

金魚の糞は切り離し、蠅は追い払えば良いのだけど。

尾行する者達は、目的が有って付いて来るのだから。

追い払っただけでは解決にならない。


 それも、俺の冒険には付いてこない。

門からは出て来ない、衛兵達も協力して居るのだろう。

俺が帰る時は確実に、門を利用するのだから。

入門時から追尾を始めたら良いだけだ。


 街中から、少し辺鄙な所に移動する。

途中で、コッソリとハルをステルス状態で出して、上空で待機させる。

建物が袋小路になって居る所に、尾行者を誘導する。


 今日も追尾者は二名だ、ハルが上空から二人に向けて攻撃をする。

二人とも操り人形の糸がぷっつりと切れたように、地面に倒れ込む。

俺が素早く駆け寄って、収納する。


 ハルの攻撃手段は、極めて危険な物ばかりだ。

例の、レーザー光線は、ホンの数分で五百頭の魔物を殲滅した。

アレが一番小火力なのだ、アレと同火力な超音波攻撃が有る。

人間と同じように声帯を、震わせて音波を発生させる。


 しかしながら、範囲も広範囲になる。

本来ならレーザー光線と同じ、射程範囲は二㎞四方になる。

此の街全てに被害が生じる。

そこで、口の前に音波減退の魔法陣を発生させて、射程を短くした。


 宿屋で、収納内の異次元空間で練習を繰り返した。

俺のスマホがスパコン並に、AIヘラが計算してハルが練習。

最初は、超音波を最低出力で発射しても甚大な被害に成った。

減退率を一兆分の一位から初めて、やっと実用品に成った。


 人間は二足歩行で不安定に歩く動物だ。

耳の三半規管を音波で刺激されると大変弱い、眩暈を起こして倒れる。


 今は、俺の収納空間の中で、ヘラが尾行者二人から記憶の

抜き取りをして居る。


名前:エイベル            名前:ボビー


種族:人間(白人種)         種族:人間(白人種)


年齢:19               年齢:19


職業:バイロン家 兵士        職業:バイロン家 兵士


状態:低体温状態 意識喪失      状態:低体温状態 意識喪失


【能力値】              【能力値】



(生命力) :12/73          (生命力) :10/68

(魔 力) :33/36         (魔 力) :48/50

(体 力) :19/67         (体 力) :23/65




【スキル】               【スキル】


隠密行動Lv1 暗殺術Lv1      隠密行動Lv2 暗殺術Lv2


 ヘラが[バイロン家 兵士]と身元調査した尾行者二人。

二人の能力も把握した。これからヘラが、五千万年前に滅びた文明の

技術を使って、二人の兵士にロボトミー手術を行う。


 前世日本でも、民主主義とは言っても。政治家・政治屋しか、

代議士には成れない様な時代が続いて居た。

一般庶民には這い上がれない世界。一部の大金持ちが支配する世界。


 ハルゼー三世は、その様な世界が一変した世界に居た。

前世でも、ナチス時代を民衆が求めた世界が有った。

その時代時代に求められる、民衆を引き付ける統治方法。


 それがハルゼー三世の頃の王制統治、貴族統治。

奴隷制度も復活して居て、民衆を羊に変えるロボトミー手術や。

奴隷にする奴属魔法が、科学技術と共に発達して行った時代。


 今、目の前に二人の元[バイロン家 兵士]が俺の前に(かしず)いて居る。



お読みいただきありがとうございました。

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