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異世界に逝く時は高級マッサージ機で  作者: 年金生活3ねんめ
二章[マニスト]での活動
15/60

資料室にて

お待たせいたしました。

マッサージ機 二章 5  



「マリア! お前の妹は妄想癖が有るのか?」


「アドラ! 貴方、白を切るのね。酷い男、妹を傷物にして

責任は取るのよ!」


「まあまあ、貴女達アドラを余り虐めたら可哀そうよ。変な

噂が立ったらお客さんが減るから」


「そうですよね、お母さん」


「あら、アドラったら。何方かを貰ってくれるのかしら。ウフフ」


「近くに、宿屋って有ります?」


「もう、言わないわよ!」


 ああ、酷い目に遭いそうだ。皆がグルで嵌められそうだ。

その夜は、何事も無く終わった。

ハルを夜回りとして警護に当たらせて居た。


 朝起きてから、身支度を整えて朝食を食堂で食べる。

マリアの姿は見えないので、冒険者組合に出勤したのだろう。

母親とアリスで切り盛りをして居る。

客も多いとは言えない位かな。細々と営業して居る様だ。


 今日は、冒険者組合に行って。

資料室に籠って、調べ物をした方が良いな。

何も知らないより、少しでも知って居たら助かる事も有る。


 冒険者組合は、年中無休だよな。

魔物相手の事も有る、魔物は休まないだろう。

マリアみたいな窓口職員は八時出勤なのかな?

今は、九時位だけど。冒険者は朝が早い様だ。


 俺みたいに重役出勤をする者は居ない様だ。


 おばさんの窓口に行って。資料室での資料の閲覧の許可を得る。


「今は、マリアが担当しているわ。襲ったら駄目よ!」


「手当たり次第に襲いませんからね!私にも選ぶ権利は有ります!」


「あら嫌だわ、アドラ君が怒ったわ」


「私は、明日が資料室の当番なのよね。メアリー様、制服以外は

駄目なのでしょうか?襲われやすい服装が良いのね、アドラ君は」


「皆さんもう辞めませんか。此処の女性は、男日照りなのですか?」


「アドラ君は他所から来たのだから、知らないのね。資料室で

調べたら分かるわ」


「じゃあ、調べて来ます」


 二階に上がって。資料室は階段を上った正面に有った。

受付に、マリアさんが座って居る。

資料室の資料(本等)を持ち出されない様に、監視の役目だな。

カウンターの上の入室閲覧の記入欄に記入してから。

冒険者の証明証、俺の場合は木札を預ける。


 キツイ目で睨まれたけど。俺何も言って居ないし、何もして居ない。

ああ、多分。今日は女の子の日なのだな。


『ヘラ、大事な事だから記録に残して置く様にね。荻野式って

分かるよね?」


『スマホの記憶領域に残って居ます』


 書棚の位置関係と、受付のマリア視線を考えて閲覧場所の位置取り。

書棚から、調べたい本や書類を数冊手に取り。机に陣取り。

調べ始める振りをしながら。収納してヘラにコピーさせる。

それを、数回繰り返したら昼に成った。


 冒険者組合の食堂で昼食を摂る。

今日は、時間的に余裕が有るので、今食べて居る物をコッソリ収納してから。

分析をして見る。


エシャロット


科名:ユリ科


利用部位:鱗茎


別名:シャロット


特徴:玉ねぎの変種。甘い香りと独特の香味が特徴



ガーリック


科名:ユリ科


利用部位:鱗茎


別名:ニンニク


特徴:強烈な特有の香りと、優れた滋養を誇る。り

をもつ。古くからすぐれた滋

その他にも、数種類の植物由来の物が含まれて居る。

主役は、角兎の肉だけど塩でも美味しかった。

でも、肉の臭みは残る。それを薬味が消して居る。


 流石は、人類が編み出した料理と言う食べ物だ。

この集めた資料は保存して、組み合わせたら宝物に成る。

昔有ったな、食べ合わせ。西瓜と天ぷらとかだったかな?

この植物やこれからも出会うであろう果物も、地球産と似ている。

そっくりな物も有る。宇宙統一の種類なのだろうか?


 でも、俺が居た頃の地球には魔物は居なかった。

過去には居たのだろうか?

恐竜は魔物だったのかも知れないな。


 午後からも、資料室に籠って勉強だな。

特に急ぐ、今のランクでの薬草採取に必要な資料は午前中に終わった。

後、次に急ぐのは、魔物関係だな。種類と証明部位とか生息域だな。

その次に、有るか無いか分からないが。

この国との利害関係とか、廻りの国の名前は知って居ないといけないな。


 結論から言うと、冒険者として必要な薬草や魔物についての書籍は

沢山有った、と言っても数十冊程度だ。

後は、此処の職員さんが読み飽きた物が有る。


 この国と、この大陸に有るその他の国は。簡単な地図に書かれた物が

少し有るだけだった。

取調官が言って居た様に、軍事機密になるのだろう。

国の上層部とか貴族が秘匿して居ると思う。


 此の資料室の終了時間が迫って居る。

書類や本を所定の場所に返却してから、木札を貰って帰る。

マリアさんは、居なかった。半日交代なのかな?


 定宿にしたヘーラに帰る道中が一緒なので。

マリアさんを見かけたら一緒に帰ろうと思い。

窓口を見たら、まだ仕事をして居る。

女帝(メアリー)様は、ご不在の様です。


「今日は、残業ですか?」


 声を掛けたら、何か不穏な空気感。

今の時間帯は、仕事帰りの冒険者達が沢山居たのだ。

嫌あぁ~、俺、空気を読めよ。


「お前かぁ~! 俺達のマリア様にちょっかいを掛けて居るのは!」


 俺の今の体格は、身長が百八十位は有りそう。

でも、相手はもう少し高くて、目方も重そうです。

人相も贔屓目に見ても良くない。山賊か海賊面だな。


 今は、此の新人虐めのイベントには付き合いたく無い。

此の街に来てから、早々に俺の本気の実力を出しても良くない。

上層部の付き人も何処かで見て居るだろう。


「あぁ~! アレは何だぁ~!」


 あらぬ方向に、人差し指を指して見る。

皆が、其方を向いた瞬間に。回れ右をして脱兎の如く抜け出す。

奴の仲間達が立ち塞がり、手で止めようとするが。

おれの、(素早さ):300 だ。


 今まで見た中で、一番高かったのは。最初にこの町で出会った

貴族の騎士だったな。


名前:ヘシオド・レルモン


種族:人間(純白人種)


年齢:28


職業:バイロン家 騎士


状態:軽傷(擦り傷・打撲)


【能力値】


(生命力) : 180/300

(魔 力)  :30/250

(体 力)  :62/80


(筋 力):78

(攻撃力):68

(防御力):59

(素早さ):62

(知 能):75

(器用さ):77

(感 知):63

(抵抗値):61

(幸運値):75


【スキル】

両手剣Lv3 格闘Lv2


それでも、(素早さ):62だ。


俺の方が、数倍は早い。

ボクシングのフットワークに、相撲の摺り足等色々見て来た。

掠りもせずに、すり抜ける。


ドアの外へ出た途端に、防具のカメレオン機能を発動する。

近くに人は居ない、離れて見ていたら分からないだろう。


「お前達!早く追いかけろ!」


 叫びながら、冒険者組合を飛び出して来るけど。

俺を見つける事は出来ない。


「おい! 何処に逃げた! 皆で手分けして探せ!」


 そのまま、宿に静かに帰る。

マリアさんと、イチャイチャしながら帰る夢は早々に敗れる。


 宿に帰って、収納から取り出して居た、角兎をヘイラさんに。


「ヘイラさん、食材を提供したら食費は安くしてくれますか?」


「有難う、助かるわ。出来たら山菜とかも採って来てくれたらね」


「分かりました。それから、角兎はまだ生きて居ますからね。何処かで

飼う場所が有れば、長期保存が出来ますよ」


「でもね、世話も焼けるし魔物は危険なのよ」


「じゃ、〆て血抜きしますね。何処か処理出来る所は有りますか?」


「アドラ君がしなくても、良いわよ。私も元は冒険者の妻だったのよ。

魔物の処理が出来ない様じゃあ。宿屋の女将は務まらないわ」


「それではよろしくお願いいたします」


 取り敢えず、出して居た仮死状態の角兎を渡す。


「あら、アドラ。無事に帰って居たのね。道端に襤褸(ぼろ)雑巾(ぞうきん)の様に

横たわって居ないか探しながら帰ったのよ」


「マリアさん!知って居たら止めてよね。捕まったら殺されて居ますよ。

それも、貴女の親衛隊の方達でしょう。貴方の一言で終わったでしょう」


「私が止めた位では、収まらないは。普段のうっ憤を何かで

晴らしたいのよ。ウフフ。でも面白かったわ」


「酷い、貴女の豊かな胸に顔を埋めて慰めてね。ヨヨヨ」


「こらぁ~! アドラ!やめろ!」


「えッ、お姉ちゃん嫌なの? アドラ私なら良いわよ」


「アリスちゃん、それはね、しっかり胸が育ってからね。言うセリフだよ。

洗濯板に顔を押しあてたらね、肋骨が目に突き刺さるからね」


お読みいただきありがとうございました。

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