表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に逝く時は高級マッサージ機で  作者: 年金生活3ねんめ
二章[マニスト]での活動
14/60

宿屋ヘーラ

お待たせ致しました。

マッサージ機 二章 4



「おッ、お客様!それを売ってくれないか!」


「これか?」


 店の主人か責任者か知らないが、持って居た天秤棒と俵を

欲しがっている様だ。


「ええ、それです。中々便利そうなので」


「嘘だろう、本当は買い取って調べて自分で作って売りたいのか?」


「ギクッ! いやはや良くご存じで、ハハハ」


「それで、幾らで買ってくれる?」


「そうですね。金貨一枚でどうでしょう?」


 金貨一枚はどの位の価値が有るのか?

銅貨一枚が千円として、銀貨が銅貨百枚だった様な。

銀貨は、十万円か。金貨はどの様な価値なのかな。

銀貨百枚で金貨一枚なら、百万円に成るのかな。

まあ、どうでも良いけど。

この様な物で金儲けしてもなぁ。


「良し。それで良いよ」


 それから、色々な使い道を教えてやった。

編む機械を作ればもっと生産性は上がるけど。

中世ヨーロッパ文化を壊す気は無い。

イギリスの産業革命だけは駄目だよな。


 まあ、江戸時代の様に、お米を入れる入れ物に使うだけでも

大量に必要になる。

この商人がやり手なら、金貨一枚なんて直ぐに取り戻せるだろう。


【鑑 定】


名前:サンス


種族:人間(白人種)


年齢:35歳


職業:商人 サンス商会【マニスト】の雑貨屋


状態:良好


【能力値】


(生命力) : 83/83

(魔 力)  :30/50

(体 力)  :61/80


【スキル】

暗算Lv3 整理v2



その他は、一般兵士並なので省略した。


「すみませんが、少しお聞きしたい事が有ります」


「良いですよ」


「貴男は、此処の店主さんなのですか?」


「いやあ、これは失礼した。その俵に夢中で自己紹介が遅れましたな。

私は、この店の店主でサンスと言います。以後お見知りおきを」


「私は、アドラと言います。冒険者を昨日から始めました。此の街も

来たばかりなので、よろしくお願いいたします。それから、家を買う

には、どうしたらよいのでしょうか?」


「家を買う、ですか?まあ、色々な家が有りますから値段も色々ですね

此の国フロル王国では、土地は王国の物です。此処はバイロン辺境伯様が

治めて居るのです」


「そうすると、建物だけを購入するのですね?」


「そうです。そして名義を変えたら役所に登録して、年額の税金を毎年

払うのです」


 なんだ、前世の固定資産税じゃないか。


「家族四人が住める位だと、お値段は如何ほどになりますか?」


「新築ですと、やはり、金貨十枚はするでしょうね」


 やはり、前世と同じだな。金貨十枚は、一千万円かぁ~。

金貨一枚は、使い難いので銀貨八十枚と銅貨で貰った。


「いやあぁ~。有難う御座いました。これからもよろしくお願いします」


 そうだ、宿屋にも行って見ないと。

取調官に教えて貰った宿屋に行って見よう。

確か、宿屋の名前は?


『ご主人様、ヘーラと言って居ましたよ。ご案内します』


 案内表示に従って歩いて行く。

冒険者組合の近くだった。そりゃあ、遠くだったら利用する者は

少ないだろう。


 木造の二階建ての建物、玄関の上に看板が掛かって居る。

冒険者組合の建物は石造りで頑丈な造りだったが。

どの建物も、窓にガラスは使われて居ない。


 木製の窓は有るけど、天気が良ければ開けっ放しで採光して居る。

天気が悪ければ、窓を閉めて明かりを点けないと暗くなる。


「御免下さい」


 玄関は両開きで開け放たれて居る。

入って、受付のカウンターで声を掛ける。

誰か居る様な気配はするけど、返事は無い。

耳のレベルも上がって居る、艶めかしい声が聞こえるよ。

昼間から、何をして居るのか。


 もう少し後からにするか。

俺は、心使いの出来る男だ。


 小一時間程、街の探索に費やして。

宿屋に戻って来た。

玄関は、前回と同じで開いて居る。


 カウンターには、くすんだ金髪の少し太めのおばさんが座って居る。

冒険者組合の例の子に似ている。親子かな、だったらヤバイな。


「いらっしゃいませ、お泊りですか?」


「はい、空いて居たら一部屋お願いします。一泊幾らですか?」


「普通の広さの部屋で、一泊六銅貨になります」


 一泊六銅貨×三十日で百八十銅貨は十八万円か。

部屋の広さを一度見て見たいな。


「すみません、部屋を見てからでも良いですか?」


「ああ、良いよ。アリス!お客さんを二百十一号に案内して」


「はあ~い」


 銀髪に近い灰色の髪の少女がやって来た。

歳は十五歳位かな、顔立ちはやはりマリアに似ている。決定だな。

膝丈位の草色スカートを履いて居る。

二階への階段は割と急勾配の階段だな、遅れないように付いて行く。


 急な階段の直ぐ後ろのポジションは、危険な香りがする。

階段の手摺を右手で掴みながら、左手でスカートの後ろを押えながら。


「厭らしいお兄さんね!少し離れなさいよ!」


 良くある、エロイシーンだよな。

この星の、中世ヨーロッパ文明は。履いて居ない。

二階の二百十一号室の前で、アリスは入り口のドアから少し離れて。


「私は、入らないからね。自分で見て来なさい!」


 二人で入って押し倒された経験でも有るのか。

それとも俺を警戒? 失礼な奴だな。


 ドアを開けて、入る。

六畳間位の広さだ、窓は外側に一か所外開きの鎧戸。

壁は、腰までの板張りで上は白い漆喰かな。変色して黄色く成って居る。


 調度品は、シングルベッドと小さな机と箪笥が一つ。

床も天井も板張りだ。まあまあだな。


 アリスは、廊下の壁側で待って居る。

壁ドンして見たい(笑)

下に降りてから、一か月分の料金十八銀貨を払う。


「アリスに手を出さ無かった、見たいね。フフッ。長期滞在だから

百五十にして挙げる。残りは食費にするわね」


 何と言う母親だ。これからも気を付けよう。



・・・・・・



 アドラが宿屋で、つかの間の平穏を満喫して居た頃。

とある、建物の一室で密やかな打ち合わせが行われて居た。


「ヘシオド、説明を差し上げろ」


「ハッツ! ルシアン様、御説明いたします。先日の未明位から

足の速い魔物どもが先に我が街を襲いました」


「大きな群れだったのか?」


「はい、全部で五百頭程で御座いました。魔物の死骸を片付けながら

数を集計致しましたから、大きな間違いは御座いません。ゴブリンが

百五十三匹、灰色狼が二百二十八頭にオークが五十頭にオーガが三十頭です。

その他に一つ目の巨人や巨大な蛇等ですね」


「それが、数舜の間で討伐されたのだな」


「城壁の辺りから南方に向けて、赤い光が出ましたらあっと言う間に

魔物共は、切断されました。焼かれた様な匂いがして居ました。

死骸の切断面も焼けて居ました」


「その惨状を、南から歩いて来た若者が眺めて居たと言うのか」


「はい、そうです。リュシアス・デモステに鑑定と尋問をさせた

結果がこれです」


 数枚の羊皮紙が、ルシアンに渡される。



・・・・・・



「旅をして居て、偶々遭遇しただけなのだな。リュシアスなら嘘は

見抜けるから嘘は付いて居ないと。レベルも一般兵士並か」


「閣下、今の所は可笑しな所は有りませんが。独り旅。何処かの国の

間諜(スパイ)とも限りません。監視対象にしましょうか?」


「今の所、隣国との関係は悪くないから。二人ほど訓練を兼ねて

宛てがって置け。それと、嫁を探して居る?面白そうだな、フフッ」


「閣下! まさか、駄目で御座いますよ!」


「モンゴメリ、俺の妹だ、アレも随分の行き遅れだ。この辺りの者は

誰も相手にしないから、良い塩梅かも知れないぞ。フファファファハ」



・・・・・・



 「はっくしょん!誰か俺の噂をして居るな」


「アドラ! 夕食よ」


 アリスが呼んでくれている。

一階に降りて食堂に入った。


「アッツ! アドラ、家に泊まって居るの。夜這いしないでよ!」


「誰がするか!」


「お姉ちゃん、知って居るの?」


「そうよ、厭らしい眼つきで私のお尻を舐め廻す様に見るのよ!」


「私、今日ね。部屋を案内して居たら。シクシク。部屋に連れ込まれてね

ベッドに押し倒されて。あんなことやこんなことを・・」


「マリア! お前の妹は妄想癖が有るのか?」



お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ