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異世界に逝く時は高級マッサージ機で  作者: 年金生活3ねんめ
二章[マニスト]での活動
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第一街人

お待たせいたしました。

これからは、第二章になります。

マッサージ機 二章 1


 この世界に最初に来た時の様に、夜の寝床を探す。

やはり、大きな木の樹上が安全な気がする。


 暗くなった森の中では、ウロウロして居たら危険だ。

それと、北半球に来たので季節は春だろうか?

少し肌寒い、体はマッサージ機スーツで快適だが。

外気に触れる顔が寒い。


近くに有る太そうな木を見つけて登る。

蔦を編んで作ったロープで木の枝に体を固定して休む。



・・・・・・



 夜を無事に過ごして朝を迎えた。


今の俺の能力は、ドラゴンスレイヤーだからな。

でも、この世界の基準を知らない。

爺のプレゼントの、鑑定が機能すればこの世界の基準も分かる。


 朝肉を食べてから、山を下る。

グレイプルの背中から確認して居た街を目指す。

高い空の上から、見た街だからまだ数十km位は有るだろう。

山道を下ってでも、昼頃には行けるだろう。


 この星に生まれた? 造られた方が正解かな。

最初は柔らかい、脱皮直後のヤドカリ見たいなマッサージ機だったけど。

角兎や狼と鷹か鷲を倒して少しは丈夫になった体。


 ドラゴンの親父を天国に送ったご褒美でより強くなった。

山を降りて平地が広がって居る、所々に起伏は有るけど。

丘と草原だな、疲れ知らずの体で歩いて行く。

多分方向は間違って居ないはず。


 マッサージ機AIのモニター画面には上空から見た大陸の一部と

地下要塞で手に入れた五千万年前の衛星写真が有る。

今の大陸との変化は余り無い様に思える。

グレイプルの高度が衛星より随分低いからだろう。


 草原を暫く歩くと、懐かしい物達が居ます。

草原なら、普通に居るのだろう。角兎に山羊や牛だ。

牛は、グレイプルが捕まえて来た物とはどう見ても違う。

魔物と言う奴だな、凶悪そうな面構えで大きい。

親父に食べさせるには、肉が堅いだろう。


 人間なら、煮たり焼いたりと柔らかくする工夫が出来る。

奴は、男所帯で料理などはしない。

まあ、料理をするドラゴンは居ないだろうな。

だから人間が肥育した牛を盗んで居たのだな。


 現地人達も、ドラゴンと戦える力を持った者は居るのだろうか?

何れにしても、現地人達に遭遇して情報収集だな。


 草原の魔物達を手当たり次第に収納して居る。

ドラゴン事件から、収納の機能がレベルアップして居る。


 収納量も多分、ドラゴンの体積と同じだと思う。

収納出来る物も、生きた物を収納出来る所が新設された。

収納すると、仮死状態に成る様だ。


 マダマダ、試験段階なので此の草原で試したい。


 結構な数の角兎と、大きな魔物牛を収納した。

殺しては居ないのでレベルアップはしない。

ドラゴンのレベルアップが半端ないレベルなので、

もし殺しても微々たるものだろう。


 草原を歩きながら数キロメートル。

流石に魔物達の接近遭遇は少なく成った。


 唐突に、目の前に道らしき物が現れる。

どう見ても舗装はされて居ない道路、街道と言う奴だろう。

馬車の車輪らしき轍が薄っすらと残って居る。


 山の上から降りて来ながら、北東を目指して居る。

南北に走る道路だから、必然的に左に向かう。


 此の道路良く見なくても分かる、余り使われて居ない。

蔦植物が道路を横断して居るけど、車輪が踏んで居ないのだ。

多分、目的地の街が一番南に有る街で辺境なのだろう。


 異世界転生小説で良くある、馬車との遭遇は無理だな。

お姫様との出会いも無いな。


 でも、人族に出会わない事には嫁さんも無いな。

時々で会う角兎を収納しながら、ゆっくりと歩いて行く。

特に急ぐ事も無い。あれからは、爺には有って居ないし。

特に、密命を帯びて居る訳でも無い。


 ドラゴン親子の介護を終わらせるのが、使命だった訳では無いだろう。


 トボトボと街を目指して歩いて居た。

小さな丘を登ると前方に目指す街が見えて来た。


 雑多な音源と共に。


 何だろうと良く見ると、火災も発生して居るのか煙も見える。

所々で火の手も上がって居る、戦争でもして居るのかな?


 人族同士の戦争なら、関わらずに迂回して別の街に行くか。

情報取集の為に、攻撃対象に認識されない程度の距離で通過したら良いかな。


 距離にして五百m位に近づいた。


 オイオイオイ!


街の城壁に取り付いて居るのは、色々な種類の魔物達だった。


 暫く心の葛藤が。


 見ず知らずの人達を助けるか。見過ごすか?

助けに行って、魔物共を倒せるか?


「ヘラ、魔物の数は幾ら位居る?」


「ご主人様、約五百匹で御座います」


「内訳は分かる?」


「小物から報告致します。ゴブリン百五十三匹、灰色狼が二百二十八頭

オークが五十頭にオーガが三十頭です。その他に一つ目の巨人や

巨大な蛇等ですね」


「お前なら勝てるか?」


「ご主人様は、何をおっしゃいます。私は、戦いませんよ」


「お前は、お前でもお前じゃないお前だ!」


「ハルの事ですか?」


「そうだよ!当たり前だろうが! マッサージ機は戦えないだろうが!」


「ハル! 起きろ!!」


「・・・まだ眠いようょぉ~」


「何時までも寝てんじゃない!しっかりと働け!」


「ご主人様ぁ~、ハル使いが酷いぃ~」


 ドラゴンでレベルアップした事で。マッサージ機もレベルアップ。

最終兵器のZ―001号 (ハル)も卵から羽化した。

三年掛かると言って居たけれど!

それと、マッサージ機AIに名前を付けた。


【ヘラ】と。


「ハル、五百匹の魔物を駆除出来るか。街を壊さずにだぞ!」


「ご主人様ぁ~、五百匹の魔物の駆除は簡単だよぉ~。でもぉ~

街をこわすなぁ~ってのわぁ~、ちょっとぉ~無理かもぉ~」


 畜生ぉ~間延びした返答をしやがって、腹立つな。

でも、奴の力が無ければ大量の魔物は倒せない。


「ハル、街の近くの魔物は良いからな、街に被害が及ばない

街の外れに居る魔物を駆除してくれ。人は殺すなよ!それから、

ステルス状態で隠れてやれよ!」


「ご主人様ぁ~、了解致しましたぁ~」


「それで、どう言う武器で、どう攻撃するのだ?」


「偏光迷彩で街の城壁の近くまで飛んで行ってからぁ~、城壁よりぃ~

外側ぇ~向かってぇ~。レーザー光線をぉ~発射しますぅ~」


「ハル、良く分かった。でもな、俺達は攻撃するなよな!」


「ご主人様ぁ~、了解いたしましたぁ~。でもぉ~、レーザー光線のぉ~

射程距離はぁ~二千mぅ~有るからぁ~危ないよぉ~」


「だから言ったろうが!俺達を撃つなと!!」


「ご主人様!ハルが攻撃中は丘の向こう迄後退しましょう」


「おお、そうだな。流石はヘラだ」


「よし、ハル。俺達が丘の向こうに隠れたら攻撃開始だ!」


「ご主人様ぁ~、了解いたしましたぁ~」


 しかし、アレが最終兵器だったなんてな。

最終戦争で、心が壊れたのかもしれない。

もう少し休ませてから起こしたら良かったかな。

でも、五千万年も寝て居たのだぞ。もう無理かなあ。


 小高い丘を越えて、街が見えなくなった。

距離的には、一㎞位は離れて居る。

でも、射程が二㎞も有るなら半分しかないな。

流れレーザー光線が丘を貫通する恐れも有る。


 収納から、金属板を複数枚出して丘の斜面に建てて盾にする。

それと、地下施設の司令官が秘蔵して居た武具の盾も出して置く。

念には念を入れる。石橋も壊しても渡らないを、信条に。


 ハルの攻撃が始まった様だ。

やはり、最終兵器だな、腕程も有る赤いレーザー光線が丘の上を通過する。

それを、水平方向に薙ぎ払って居る様だ。

丘の頂上付近は、土砂が貫通したレーザー光線で蒸発して居る。


 此の盾で防御出来るのか、少し不安が。

五分程過ぎた頃に、攻撃を辞めた様だ。


『ご主人様ぁ~、駆除はゎ~ 終わりましたぁ~』


『わッ、分かったから! うッ撃つなよ!』


 念話まで、ドモッテ居る。

地下施設には、通信機も有った。

でも、長い年月が劣化を進めていた。電子部品に当たる物が

使えなくなって居た。


 でも、爺の御蔭なのかドラゴンのレベルアップなのか。

念話が使える様に成って居た。

念には念を入れて、司令官の盾を掲げて丘をゆっくり登る。

風向きが変わった様だ、肉の焦げ臭い匂いが漂って来る。


 レベルアップで視力も良く成って居る。

近づいて行くに連れて惨状がはっきり見えて来る。

街の城壁の外側には魔物の死骸が転がって居る。

見るも無残な姿だ、切断された死骸が多い。

レーザーで焼き切られた物だから、血液は余り出て居ない。


 大量の魔物、五百匹の魔物の内、四百匹か頭か分からない位に

混沌として居る。

多分、多少は城壁内に侵入して人族に打ち取られた魔物も居るのだろう。


 そうこうして居たら。


「うおぉ~!! 勝ったぞぉ~!」


 街内から勝鬨の声が上がった。

此処は辺境、常日頃から魔物との戦いの日々が続いて居るのだろう。

此の街は、危険だな。早めに静かに暮らせる街を探さないとな。


 街の入り口の門が降りて来た。

街を囲むように城壁と共に広くは無いが、水堀が設置されて居る。

街に入る為の橋を兼ねた門が降りて来る仕組みに成って居たのだ。


 良く見ると、門に名前が書いて有る[マニスト]と。

地下要塞に次ぐ異世界での、最初の人の住む町の名前。

ゾロゾロと街の人達が出て来た。中世ヨーロッパ風の意匠の

防具に身を固めた人々。


 その中でも少し防具の品質が良いものを纏って居る人物を鑑定して見る。


【鑑 定】


名前:ヘシオド・レルモン


種族:人間(純白人種)


年齢:28


職業:バイロン家 騎士


状態:軽傷(擦り傷・打撲)


【能力値】


(生命力) : 180/300

(魔 力)  :30/250

(体 力)  :62/80


(筋 力):78

(攻撃力):68

(防御力):59

(素早さ):62

(知 能):75

(器用さ):77

(感 知):63

(抵抗値):61

(幸運値):75


【スキル】

両手剣Lv3 格闘Lv2

 

「処で! お前は誰だ!」


 見つかったよ。


お読みいただきありがとうございました。

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