メジャー屈指のトラブルメーカー
そしてもう1人の問題児
ウェイン・トーマスJr.である。
大学時代に全米ドラフト一位で地元のアリゾナ セインツに指名。
同時にNFLのデトロイト ニックスからもドラフト一位で指名。
高校時代から、野球とアメフトを両立していた、マルチアスリートとして注目。
本人は地元のチームであり、
憧れでもあったアリゾナ セインツに入団。
マイナーリーグを2年経験し、メジャーに昇格。
史上最高のスイッチヒッターと呼ばれたリッキー・マルティネスを越える逸材と期待された。
メジャー1年目に打率304 ホームラン 28 打点98 盗塁38、出塁率は4割を越えるという文句ない成績で新人王を獲得。
5年目には打率 346 ホームラン 38 打点128で首位打者と打点王の二冠に輝く。
6年目にセントルイス クリッパーズにトレードとなり、成績は不振だったが、リーグ優勝並びにワールドチャンピオンに輝く。
8年目にフリーエージェントでブルックリン バックスに入団。
主砲として期待されたが、昨シーズン膝の故障で同チームを解雇。
それまでの平均成績は、打率 311 ホームラン34 打点に至っては114という申し分ない成績である。
同時にトラブルメーカーとしても有名で、妻へのDV、飲酒運転により警察に捕まった際は、免許を提出後に脱走。
警官とカーチェイスを繰り広げた。
更にはアルコール依存症になり、施設へ入院。
度重なるトラブルにより彼を獲得する球団が0だった。
現在35才。まだまだ一線で活躍できるプレイヤーである。
榊と同じくメジャー時代にはベンチでチームメイトと乱闘。
相手のテンプルにコークスクリューパンチを放ちKOした場面は全米で中継され、ベンチで大暴れして相手チームに押さえつけられる程のトラブルメーカーである。