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Baseball Love 主砲の一振り  作者: sky-high
大型補強
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プライド高きエース

初日こそ乱闘があったが、その後は特に問題もなく無事に過ごした。


トーマスJr.はフリーバッティングで快音を響かせ、榊はブルペンでキレのいい球を投げ込んだ。


この榊は高校から社会人野球を経てドラフト2位で東京ゴールデンズに入団。


2年目の途中に一軍に昇格し、先発ローテーションの一角を担う。


10勝8敗、防御率は4.23で、150㎞を越えるストレートで強気に押していくピッチングだったが、コントロールに難があり、四球を連発しては一発持ってかれるという、パターンが多々あった。


2年目、ゴールデンズにピッチングコーチとして入団した、佐久間さくま 義一よしかずの下でフォームを矯正し、翌年には才能が開花し、ストレートの速さよりも制球力に磨きをかけ、18勝6敗 防御率2.46という成績で最多勝を獲得した。


150㎞を越えるストレートよりもキレのある球を絶妙な場所に決めるスタイルにチェンジした。


持ち球は、ストレート、ツーシーム、スタイダーと決め球であるサークルチェンジと呼ばれるバッターの手元で沈むチェンジアップで三振を奪う。


また、右バッターの膝元にズバッと決まるクロスファイアーボールと呼ばれるストレートのキレには定評がある。


以来、ゴールデンズの不動のエースとして君臨。


6年目にはノーヒットノーランを達成。


最多勝4回、最優秀防御率賞3回、奪三振賞5回という球界最高のサウスポーとして名高い。


故にプライドも高く、調整方を巡り首脳陣と対立。


紙面で堂々と批判する事も何度かあった。


昨シーズンまでピッチングコーチだった佐久間が退団したのを機にFA宣言をした。


恩師の佐久間がいないチームにいても意味がないという事でゴールデンズを出て、メジャー挑戦を宣言したが、獲得する球団は無かった。


私生活では女性とのトラブルや、酒気帯び運転挙げ句は試合中にも関わらずベンチで取っ組み合いのケンカまでやらかし、監督にシャイニングウィザードでKOした場面はテレビ中継でバッチリと放送される始末だ。


そんな問題児の中の1人でもある。



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