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いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
96/200

21、音高らしい部活動



高校時代、私は部活動に勤しんでいた。

まずはバスケ部に所属していた。週に2回の部活。ちと少ない。

冬の間、バスケ部員はスキー部に全員強制参加だった。

冬だけとはいえ、本格的に合宿もあった。○○音楽大学付属音楽高等学校と長ったらしい高校名の入ったゼッケンをつけて、ゲレンデ中を滑りまくる音高生だった。楽しかった。


とはいえ、通常は週2回のバスケ部。

それじゃつまらないので、もう一つオペラ研究部(略してオペ研)に所属していた。

うん、音高らしい。



高校のオペ研のモットーは、「日本語上演」。

まずは美しい日本語で歌えること。

原語(主にイタリア語)を自分たちで出来る限り訳すこと。(歌詞の意味を分かって歌うこと)

この2点が、オペラ研究部の理念だ。



♪そうしたらその時は、そこまでたったの3歩で行けますよ♪

というセリフがあるとする。

それを歌で、歌えるように音楽の尺に合せて作り変えると

♪そのときゃ、たった三足(みあし)

などと直す。

歌詞から歌詞へ直すだけでも、結構難しい。

で、直したものを歌ってみると・・・

「たった三足(みあし)」が「たたみイワシ」に聞こえる。

うん、ボツ。



お金の単位などは変えられないので

♪五リラです♪

「ゴリラ」に聞こえる。

こういうのは、「4リラ」とかに直す。



そうしてもらった役は「ジジイ」だった。

ジジイかー・・・

女子しかいないから仕方がないけどさ、他にないの?

どうやってバリトンの声出すのさ。




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