表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
93/200

18、13人目の声楽科



無謀な音高入試で、なんとか補欠合格を果たした私は、当然13人の声楽科の中でビリっかすだった。

ちなみに、ひと学年160人中声楽科は13人。あとは、作曲科、バイオリンが40人ほどいて、他の器楽も数人ずつ。残りの80人がピアノ科だった。


私は、声楽とピアノが下手なだけではない。

その他音楽科目がのきなみダメだった。やったことがないのだから仕方がない。


ソルフェージュ、リトミック、キーボードハーモニーという実技科目は全て5段階評価の「2」だった。

それで、心配した友だちが、私のために昼休みになると特訓をしてくれた。

実技科目は、練習しなければできるようにはならない。

頭で覚えるだけではできないので、経験を積まなければならないのだ。

それで、友だち12人がみんなして、私のために昼休みの練習に付き合ってくれた。


クラスが同じ子は、ピアノや声楽も見てくれた。

私はゆっくりと、少しずつ音楽科目を身体で理解していった。毎日の積み重ねは本当に大事だった。

おかげで、2年生の2学期ごろからやっと成績が「3」にあがった。

って、まだ“普通”じゃーん!

頑張れ、私!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ