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いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
88/200

13、歌って楽しい、と言ったら


幼稚園の音楽劇で、自ら「聖歌隊」になった私は、なんだかんだ歌が好きだった。

成り行きで、近所のお姉さんに声楽を習うことになったわけだが、結局それが合っていたらしい。

「歌って楽しい」

と、ポツリと母に言ったら

「あら、まあ!大変!」

と、言って母はいきなり動き出した。

どこをどう、話を付けてきたのかいまだに分からないのだけど、音大のX教授に見てもらえることになった。

中二になる春だった。


どうやら有名な教授らしい。

ピアノを始めて、まだまる2年しか経っていない。発表会だって2回しか経験していない。

そんな私が、いきなり大学の教授の前でピアノを弾き、歌を歌うという。



X先生に聞いていただいた結果、音大に行くほどの才能はみられないとのことだった。

やんわりと、普通の大学を勧められた。

当たり前だと思う。誰でも頑張れば受かるような、甘いものじゃない。


だけどまだ中学二年生。(これから音大のために)勉強をすることは悪くない。

ということで、まずはその先生についてレッスンをしてもらうことになった。


それから、音楽高校の夏期講習を勧められた。これに行けば、ある程度のレベルが自分でもわかるらしい。

それで中二の夏に、音楽高校の夏期講習を受け、あまりの自分の出来なさに愕然とした。

そりゃー、普通の大学を勧められるわ、と自分でも納得したのだった。



つづく


音高受験まで話が続きます。

ので、続けて投稿します。

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