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いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
87/200

12、合唱祭の伴奏



中学校の時、毎年合唱祭があった。合唱祭では全クラス対抗のコンクールになっていて、順位がついた。

春は運動会、年に2回の球技大会、そして秋の合唱祭と、クラス対抗で学校中が盛り上がる。


合唱祭ではピアノが弾ける人が重要になってくる。

当時は、どのクラスにも数人ピアノを弾ける女子がいたものの、誰もがピアノを弾きたいわけではない。

だいたい、他の人たちは合唱なのに、ピアノだけは一人ぼっちで、目立つような目立たないような立場の上に、責任も重大で、あがり症の私には絶対にやりたくないものでもあった。


とはいえ「できません」とは言いたくない。

ということで、毎年合唱の伴奏をしていた。

習い始めたばかりで下手でも「やる」と言ったからには、やる。


1年の時は「汽車に乗って」

2年は「涙を越えて」「アムール河の波」

3年は「モルダウ」「大地讃頌」だった。懐かしー!


で、ピアノは習っている人が弾くけれど、指揮はたいてい音楽なんて良く知らない男子がやる。

なぜだ・・・

そして、もれなく速くなる。

どういうわけか、ヒトは緊張すると速くなるのだ。


コンクール当日、指揮者は顔を紅潮させて、指揮棒をブンブンと振りまくる。

つられて、合唱をするみんなも速くなる。

しょうがないから、それに合わせるピアノ伴奏。そんなに速く弾けるかーい!



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