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いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
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11、発声練習



中学1年の時、近所のお姉さんで、音大の声楽科を出た人が、歌の生徒さんを募集していた。

たまたま、母の知り合いだったこともあり、そのお姉さんの初めての生徒として、私は声楽を習うことになった。

まあ、小学校の時には合唱もやっていたし、ピアノも習い始めたし、音楽は好きだから、習うことは嫌じゃないけれど、“声楽”ってどうなの?

一人で歌うには抵抗のあった私は、友だちとグループレッスンで習うことにした。


グループレッスンでも、本格的だった。

発声練習も、何種類もある。それだけでもクタクタになるくらい。


♪もいもいもいもいもーい♪

♪へへへへへ、へへへへへ、へへへへへ♪

♪さあーい、さいさいさーい♪


発声練習って、変だよね?

あんまりにも奇妙で、私はよく吹き出したものだった。


レッスン自体は楽しかったのだけど、一緒に習っていたI子ちゃんは「遠いから」と言って、すぐにやめてしまった。

さらに数か月後、一緒に習っていたIちゃんも、やめてしまった。


笑ってばかりでレッスンどころでない私は一人残り、結局個人レッスンとなったのだった。


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