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いきなり音楽教室  作者: marron
3-18歳(私)編
85/200

10、転機:吹奏楽部で助っ人



中学生になると、私はバレーボール部に入った。


器械体操をやっていたこともあり、私は身体を動かすのが上手い方だった。特に運動系の学校を目指そうとか、運動選手になろうと思っていたわけではないけれど、そのまま行けば運動部推薦が貰えるくらいの実力はあった。


中一の終わりごろ、いきなり病気になった。

ひどい頭痛が続き、左目の視力が急激に落ちた。学校を休んで通院する日が続いた。

結果的に、私は運動をやめなければならず、バレー部も休部となった。


運動ができなくなったことで、一つの道が絶たれたと感じていた時、仲良しの友だちに吹奏楽部に誘われた。コンクールの助っ人で良いから、一緒にやろうと。


私がやるのは、打楽器。

打楽器なら、素人でもできるもんね。って、そんなに甘いものじゃない。

運動(疲れること)を禁止されている身だというのに、連日の部活で、スネアを叩き続けた。


コンクールではタンバリン、ティンパニー、シンバルを受け持った。

特に当時のティンパニーは、まだペダルが付いておらず、自分で太鼓を叩きながら、音を合わせなければならないため、ある程度耳が無くてはできない。助っ人なのに、随分と重要なポジションを任された。


そんな、重要な助っ人。

コンクールの真っ最中に、シンバルを落っことして派手な音を立てた。

助っ人が舞台をぶち壊してしまった。すまん!



--- --- ---

転機としたのは、私は病気にならなければたぶん、音楽の道を目指さなかった、と思うことから。


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