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いきなり音楽教室  作者: marron
うちの子編
73/200

23、学級委員、からの~!?


(すずめ)ちゃんは、小学生のころ、わりと大人しい性格だった。大人しいというと語弊があるが、まあ、何というか、わざわざ人前に立つような性格ではなかった。

ところが中学に入り、1年の前期で学級委員になった。

どうやら立候補ではなく、推薦されたらしい。


雀ちゃんの仲良しの友達は、みんな私立や国立へ行ってしまった。雀ちゃんにも中学受験をしないか聞いてみたら「図書館に行く時間がなくなるからやめとく」という返事だった。それくらい彼女は本を愛している。

そんな大人しい彼女が学級委員。

初めのころは、慣れずに泣いた日もあった。


ところが、人前に出ているうちに性格が変わってきたらしい。

なんと、後期の学級委員は立候補までしてなっていた。



そして、合唱祭のピアノ伴奏も立候補していた。

できるの!?

そりゃ、あす君よりは弾けるけど、君だって、習ったことないじゃん。


心配だったけれど、彼女はよく練習し、また私のところへ意見を仰ぎにも来た。全部覚えて、よそ見しながらでも弾けるくらいにはなっていたので、まあ、合唱祭くらいなら平気でしょう。

と、思いつつ合唱祭を見に行った。


雀ちゃんは、とっても堂々としていた。さすが学級委員。

それより、ただ聞いているだけの私の方が、数倍緊張していた。

自分の舞台よりよっぽど緊張したほど、心臓バクバク・手に汗だった。


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