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いきなり音楽教室  作者: marron
うちの子編
72/200

22、傷だらけ


あす君が6年生で、合唱の伴奏を弾いた音楽会で、末っ子は3年生だった。

末っ子だって、音楽会だ!


末っ子がやった楽器は、木琴。

ここの小学校、女子はアコーディオンと木琴、男子が打楽器という構図ができているのだけど、なぜかその女子に一人末っ子(男子)が入っていた。


そういえば、3年前の時は(すずめ)ちゃんは打楽器だったなぁ。

ウチの子って、ちょっとずれてるらしい。


末っ子は、真面目なあす君とは正反対の性格で、大雑把で暴れん坊。だけど、小っちゃくて童顔なので、クラスの女子に可愛がられている。

だから、きっと木琴も女子に誘われたのだろう。


ただし、暴れん坊の末っ子は、音楽会の数日前にすっ転んで、顔の半分が傷だらけになった。数日前はちょっと赤く見えるだけだったのに、日に日に傷が濃くなって、音楽会当日は顔半分が真っ黒に見えるくらい、傷だらけだった。

おかげで、いつも子どもの居場所が分からない私にも、探しやすかった。


あ、演奏?うん、良かったよ。楽しそうだった。

彼はいつも、何やっても楽しめる性格だからね。


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