表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
うちの子編
61/200

11、雀ちゃんの練習

私は子どもの練習に付き合うこともしないし、指示をすることもほとんどないので、ウチの子は個性的な練習方法をすることがある。

私自身は、受験の時についたピアノの先生が非常に厳しく、また細かく教えてくださったので、そのやり方を教えても良いのだけど、言ったからにはやってもらいたいので、教えてほしいと言われたら教えるけれど、聞きに来ない限りは教えていない。



雀ちゃんは非常に移り気らしい。

例えば、ソナチネの9番を練習してごらん、と課題を与える。

そうすると、まずはソナチネ9番を弾きはじめる。第一テーマ辺りを譜読みして、ある程度弾けるようになると、なぜか9番じゃない曲が聞こえてくる。

あれ、これって、5番だよな?

と思っていると、5番も第一テーマが弾けるようになると、1番を弾きはじめる。

で、また9番に戻ったりする。


はあ?と思っていると、全然知らない曲も聞こえてくる。(私が全部知っているわけではない)


そんな感じで、9番が仕上がる頃には、他の曲も弾けるようになっている。

だいたいどの曲集でも同じで、まあ、私が弾くから耳で覚えているのもあるのかもしれないけれど、同じ曲集どころか、全然違う本まで引っ張り出してきて、好きな曲を好きなように弾く。


だから、多分本人も“練習”とは思っていないと思われる。

楽しいなら、何でも良いよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ