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いきなり音楽教室  作者: marron
うちの子編
59/200

9、メトロノームで

ウチの子たちは、3人で一緒にピアノを弾く。そういうのを連弾という。

3人で弾くので、6(しゅ)連弾(れんだん)という。


(すずめ)ちゃんとあす太は年子なので大差ないが、末っ子は少しばかり小さい。手も小さいし、力も弱い。技術もそんなにない。

6手連弾で何が良いって、そんなに弾けない子でも、他の人が弾いてくれるので、上手く聞こえるという。

例えば末っ子が一本指でポチポチ弾いていても、他のところを雀ちゃんがバンバン弾いてくれれば、なんだか自分が弾いているような錯覚すらする。


しかし、良いことばかりではない。

3人の息が合わなければならない。コレは結構難しい。

子どもは自分の好きなように弾くので、他人の音を聞いてそれに合わせるってことは、実はすごく難しい。


それで登場するのが、メトロノームという機械。

こいつが優れもの。

一分間に何回というメモリを合わせておけば、ずっとその通りにカチカチとリズムを打ち続ける。

各自、まずはメトロノームに合わせて練習をしておいて、3人の合奏をする時にもメトロノームをつけておく。

そうすると、全員メトロノームを見ながらピアノを弾くという。


勿論、誰の音も聞いていない。彼らが聞いているのはカチカチというリズムだけだったりする。


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