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いきなり音楽教室  作者: marron
うちの子編
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4、わが子の声

私の耳が良いから、とか、わが子の声が大きいから、とか関係なく、どの母親でも自分の子どもの声は聞き分けられるという。

例えば、産まれたばかりの赤ちゃんのいる新生児室に行くと、うちの子が泣いているのか、よその子の声なのかわかるらしい。母性本能だろうか。


私はあまりわからない。

小さいころのあす君は、いつも泣き叫んでいたので、だみ声で泣いてる声が聞こえてきたらそれがあす君だと認識はしたけれど、時々違う子の泣き声ということもあった。

あす君が泣いていないと、あす君だとわからないし、泣き声が全てあす君というわけでもない。

うーん、わからん。


普通の声で、喋ったり笑ったりしていたらわかるのかしら?



ところが、そんな私が、幼稚園のお遊戯会で、はっきりとわが子の声を認識した。


その幼稚園のお遊戯会は、あらかじめ録音された音楽CDがあって、その音に合わせて子どもが(おど)るだけなので、子どもはセリフを覚えなくていい。

ほとんどの子が、無言で浦島太郎やカメを演じているというのに、なぜだかあす君だけ、フルボイスで歌いまくっていた。

しかも、他の役のも全て歌う。

誰の何の劇だかよく分からないけれど、やたらあす君が目立ったことは確か。そして、さすがに母も分かった。

ウチの子、めっちゃ良い声だわ。


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