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2、間違っている時は
基本、我が子のピアノの練習に関しては、口を出さない主義ではあるけれど、出さざるを得ない場合がある。
それは、明らかに間違った練習を繰り返している時。
分からない時は聞きに来るように言ってあるものの、間違えていることを知らない場合は、自分から聞きにくるはずがない。
そういう時だけは、私から
「違うよ」と言いに行く。
初めは、間違ってるところがあるよ、と言う。
それで直らなければ、初めの方で違う音を弾いている、などと少し具体的に指摘する。
それで直らなければ、第一テーマのメロディが違う、などもう少し具体的に教える。
だいたいそれで直るけれど、どうしても自分の間違いに気づけない時もあるので、そういう時だけ、楽譜を一緒に読んであげる。
それでも、どこが間違っているかは言わない。自分で気づいた時のあの顔が見たいのだ。
そんな放置状態なので、子どもも練習をする時期もあれば、しない時期もある。
結局あまり弾けないけれど、時々なぜだか、狂ったように練習する時期があるのが面白い。




