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いきなり音楽教室  作者: marron
声楽家編
50/200

25、ノロウィルス恐るべし?

地元でコンサートに出演すると結構怖い。

ポスターで面が割れるなんて生易しいものじゃない。


それは、コンサートが終わってひと月ほど経ったときのこと。

毎冬恒例のノロウィルスにかかって、息も絶え絶えだった私。

近所の病院に行くと、受付で

「この間、○○ホールで歌われた方ですよね?」

と、看護婦さんに聞かれた。


う・・・そうだけどさ。

ちょっと待ってよ。

あの時は良いよ。ドレス着てお化粧して、キラキラしてたさ。

だけど、今は、ジャージ着て、お腹痛くて髪の毛ボーボーですっぴんよ?

見ないでー!


そう思ってるのに、それを聞きつけた患者さんが

「あら、あなた、あの方なの?まあ、みなさーん」

みたいになった。なぜか、病院で見世物。

やめてくれ。しんどいんだから。


それにしても、みんなクラシックのコンサート行くんだな、と妙に感心した。

確かに、地元のコンサートでちょっとお祭りみたいなノリだったけど、まさかここまで名前が知れてるとは思わなかった。


その後、診察室に入っても

「おや、マロンさん、○○ホール、僕も見ましたよ」

おーい、先生もかい!

良いから、早く診てー!


お読みいただきありがとうございます。

「声楽家編」はこれにて終了となります。

次回からは「うちの子編」となります。我が家の子どもが主役になります。

引き続きお読みいただけると嬉しいです。

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