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いきなり音楽教室  作者: marron
お教室編
5/200

5、けんばんの上と下

高い音と低い音、というのは、子どもには分からないらしい。

小学生になっても「もっと高い音」と言っても通じないこともしばしば。なんでだろ?

だから、とにかく体で覚えてもらう。

ウチのお教室でやるのは「ひとつ上、ひとつ下ゲーム」。

その名の通り、私が指示した通りの鍵盤を弾いてもらうというゲーム。


私が鍵盤を叩き(押すのではなく、ピアノは音を出すのに叩くと言う)

「ひとつ上!」

と言うと、生徒さんが私の弾いた隣の音を叩く。ひとつ上の音を生徒さんが弾ければ正解。

これでだいたい、ひとつ上、ひとつ下の指示に従えるようになる。



(幼稚園の生徒さんはこれをやるけれど、小学生は、半音と全音でゲームをする。

できるようになったら、3度上下のゲームもする。こうして、音の上下を体で覚えるようにしている。)



ところが、上と下の区別はついても、それが「高い」音か「低い」音かは分からないらしい。

日本語で、上は高いで、下は低いじゃないのか?

まあ、しょうがない。



あ、ところで、合唱でもリコーダーでも、ソプラノとアルトってあるけれど、アルトってどういう意味だかご存知?

合唱でも、リコーダーでも、ソプラノの「下」がアルト。

だけど、イタリア語ではアルトは「高い」という意味。

(まだ男性しか歌手がいない頃の名残りのためです)


アルトが「高い」という意味だと混乱するのなら、分かるのにね。


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