23、コンサートといえば花束
友だちのコンサートには花束を持っていくことが多い。ただし、一人暮らしの友だちは、困るというのでお菓子にすることもある。
まあ、気持ちだから何でも良いとは思うけれど。
そういえば、本を貰ったこともあったなあ。
昔は、歌い終ると、客席から舞台までやってきて花束を渡してくれることがあった。
嬉しいのだけど、結構困る。
1人が持ってくると、我も我も、と後から後からやってくることがある。
そうすると舞台進行上良くない。ていうか、困る。
そのためか、最近では、花束は受付でお預かりします、というのが主流になっている。
受け付けで花束を渡し、メッセージを添える。
そうすると、歌い終わった時にちょうど楽屋に届けてもらえるという寸法だ。
これは結構嬉しい。
どうしても手渡ししたい、という人は、すべてのプログラムが終わってから、楽屋に本人が持って来てくれたりする。
または、私がロビーに出て行くこともある。
だけど、舞台化粧のままロビーに出るのは、恥ずかしいのですよ!!
ああ、力が入ってしまった。
いただいた花束は、たいてい伴奏者と半分ずつわけっこさせてもらう。
それを、ドレスと花束を持った大荷物状態で、電車に乗って帰る私。
なんだ、あの人、と思われているに違いない。
大荷物にはなるけれど、花をもらうのは嬉しい。




