4/200
4、ドはどこ?
幼稚園児の生徒さんは、ピアノの鍵盤のどこが何の音かを知らない。
だから「ド」がどこにあるか、からレッスンは始まる。
見ただけで覚えられる子もいるし、黒い鍵盤の数を数えながらでないと探せない子もいる。
とはいえ、3回目のレッスンにはほとんどの子は「ド」の場所を覚えられる。
「はい、ドを探して」
というと、子どもたちはドを弾いてくれる。私は数を数える。
「1・2・3・4・5・6・7」
うーん、残念。
ピアノにドは「8個」ある。どこで飛ばしたか、最後のはじっこのドが分からないかは人によるけれど、毎週やってるのにドが8個だということを覚えていない子は多い。
レッスン室にはピアノが2台ある。
「あっちもやる!」
「うん、いいよ」
そうすると、生徒さんはなぜだか「9」から数えだす。
ということで、一部生徒さんには、ピアノには16個の「ド」があると思っている子がいる。
なぜ足す。