表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
声楽家編
33/200

8、見せるラブシーン

オペラを見たことがあるだろうか。

だいたいにおいて、恋愛ものである。

それが一番盛り上がるのだろうけれど、よくもまあ、そんなに愛だの恋だの演目があるものだ。


ということで、多かれ少なかれラブシーンがある。

サラりとデュエット、という場合もあれば、濃厚に尻をなでたり胸をもんだり、キスシーンがあるものもある。

とはいえ、歌いながらなので、ソッチに気を取られていると歌えなくなってしまうので、あくまでも、そう“見せる”演技をする。



例えば、キスシーンは、まあ、外人だと本当にしている場合もあるけれど、日本人の場合はほとんどチューとはしない。男性役の人が、女性役の人の顔を持ち、男性が自分の親指にチューとする、のが多い。まあ、それでも顔はかなり近いのでドキドキするけれど。


他にも、腰に廻した手が美しく見えるところ、胸を揉んでる手がそれらしく見える動かし方、など見せる動きは美しいものである。実際にそんなところに手を置いたり、そんな動かし方をしていては、口説いている女性に嫌われてしまうようなことだったりもする。



あと、重要になってくるのが身長差。

テノールの男性は背が低い。ラブシーンに背の低い男性と、デカい女性だと見栄えが悪い。

そのため、女性は椅子などに座っていて、その周りを男性が蝶々のように飛びまわったりすることもある。


高さ20センチのシークレットブーツを履け、とは言えないらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ