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いきなり音楽教室  作者: marron
声楽家編
32/200

7、出張オペラ教室

もうここ数年、オペラなぞ大きな舞台には出演していないけれど、時々頼まれるオペラがある。

それは、小学校(又は中学校)への出張オペラ教室。

その名の通り、小学校でオペラを()る。

実際のオペラよりも少人数で、ピアノ伴奏という小規模オペラをやるわけだけど、ちゃんと原語でやるし、演目も子ども向けに考えるので、結構人気がある。


勿論ボランティアなので、一銭もお金にはならないけれど、お金とは違うものを得ることができる。

これは一度やると結構楽しい。



たいていの小学校では高学年向きなので、時間も午後が多い。

午後ということで、なんと給食をいただけることが多い。すごく懐かしい味を楽しめる。昔はなかったような、斬新なメニューのこともある。キムチチャーハンは絶品!


場所は学校の体育館。夏は暑く、冬は寒い。ハンパない。こんなに条件の悪いオペラもあったもんじゃないけれど、小学生の生活圏なのでしょうがない。

生徒はみんな、体育座り。

舞台上から見ると、なごむ。


そして、何よりも嬉しいのが、感想文を文集にしてくれる。

原語で上演されるオペラを見て、何を思うのか、とても参考になる。

子どもたちは実に率直な感想をくれる。

『高い声がきれいでした』というのが一番多い。

『いつもドレスを着てるんですか?』というような質問もある。答えが返せないのが辛い。

面白かったのは『とてもお上手でした』となぜか、上から目線のやつ。

ありがとうよ。


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