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いきなり音楽教室  作者: marron
声楽家編
31/200

6、金管バンドで無茶ぶり

ある小学校の金管バンドとの合同コンサートをしたことがある。


前半に私とピアニストのコンサートがあり、その後会場になった小学校の金管バンドが出演するというもの。

もともとは地域のイベントだったので、私たちだけだったはずが、小学生も入れてくださいと小学校側から言われたので、どうぞどうぞとご一緒した。


地域の人も聞きに来てくださるので、子ども向けではなく大人も子どもも楽しめるプログラムにした。

そこまでは普通なのだけど、金管バンドがいる。

最後に、金管バンドと一緒に演奏しましょうということに。


って、金管バンド40人と私1人?

無理だろ。

聞こえないってば。

だいたいにおいて、素人さんが企画するものは無茶が多い。


ちゃんとした音響のホールで、オーケストラと独唱で歌う時はあるものの、そういう時は立ち位置が重要になってくる。

だから、フルオーケストラと一緒でも歌えるのだけど、学校の体育館で、音量の調節のできない金管バンドの子どもたちの前で歌うのは、はっきり言って無茶。

しかも、指定された曲も普通のポップスで、声楽家の私には音程が低い。この曲をピアノで歌ってもそんなに響かない。


せめて、金管バンドが私の音域になるように全て5度ずつ音程を上げてくれるならまだなんとかなるのだけど、小学生相手にそんな無茶ぶりをするつもりもない。


ということで、いつも無茶ぶりをされるのは私なのだった。


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