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3、ドミソとかソシレファとか
挨拶をすると、まずは聴音をする。聴音というのは、ピアノで弾いた音が何の音かを当てるというもの。
子どもたちにはクイズのように感じるのか、結構楽しんでくれる。
15種類の和音から出題する。
和音というのは、単音ではなくて二つ以上の音が組み合わさっているもの。ドミソとかソシレファをいっぺんに弾く。
20問くらい出題すると、だいたい8割くらいはできる。
子どもの耳は素晴らしいと思う。
「じゃあ、こんどはボクがだす」
と言って、生徒さんが適当にピアノを弾く。私に当てろというらしい。
ジャーン!と、適当な不協和音を弾く生徒さん。
生徒「はい!」
私「えっと・・・ド?だね、ファ♯、ソ♯、ラ、ド」
生徒「うーん、合ってるかわからない」
答えが分かったうえで、出題してくれ。
適当にもほどがあるよ。
だから、私が適当に答えても、合っていることになっている。
正解はだれも分からないという不思議。