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いきなり音楽教室  作者: marron
お教室編
2/200

2、玄関には

ウチの玄関には、たいてい花が活けてある。それから、その花と季節に合った折り紙を置いてある。

例えば、6月だったら紫陽花が活けてあって、アジサイとカタツムリの折り紙が置いてある。

8月は、生花はすぐに枯れてしまうので、水盆。折り紙はクワガタとカブトムシ。



「せんせー、こんにちはぁああああ!かぶと、かぶとむしだ!かぶと!」

「えー、いいな、ぼくも見せて!かぶと、ぼくもぉおお!」

「これは?くわがた?せんせー、これくわがた?」

「ぼくも!ぼくもみせて!くわがた!くわがたあああ!」

叫ばんでも聞こえる。いいから落ち着きたまえ。



「ほらみて!かぶとだよ!かぶとむし!すっげぇ!」

「おーい、レッスンだよ」

「ぼく、かぶと見てるから、おにいちゃんからやっていいよ!」

「やだよ、ぼくもかぶと!」

「どっちでも良いから、レッスンだ」

置くんじゃなかった・・・若干の後悔をする私。

「よし、先にレッスンした方にかぶとをやろう」

「「はいはいはいはいはい!」」

そんなに欲しいのか。



どっちかだけにカブトムシをあげたらあとで血を見そうだったので、結局もう一人にはクワガタをあげた。

ケンカしないであそんでくれたかな。


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― 新着の感想 ―
[一言] 感想失礼します! いやあ、面白いですね。 レッスンよりカブトムシの方に夢中になってしまいましたか…笑 面白かったです。
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