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いきなり音楽教室  作者: marron
音大編
182/200

7、図書館でレコ勉



普通大学を知らないけれど、ウチの大学の図書館はすごい。

何がすごいって、楽譜やCDの品ぞろえがすごい。


楽譜は、海外のものも古いものも貴重なものも色々あった。まだ学生だったので、海外の楽譜は非常に有難かった。買うとなるとバカにならない高額だったりするからだ。

だから、楽譜を借りてコピーというのは音大生の普通の姿だった。

図書館のコピー機は10台くらいあって、いつも並んでいた。あれで随分とコピー機の使い方を覚えたものだ。

コピー譜を自分で製本するのも楽しい。やらない人もいるけれど、私は表紙を作ってブッカ―をかけるのが趣味だったりもする。



それからレコード類も充実している。

地下に行くと、手前にビデオコーナーがあり、オペラのビデオやミュージカルのLDなどを見ている人がいる。

奥にはレコード、CDが聞ける机が100席くらい、もっとあったかな。

とにかくいつもいっぱいだった。


なぜいっぱいかというと、みんなそこで勉強しているから。

音大生なので楽譜は読めるものの、CDを聞いて覚える学生もいる。

私はフランス歌曲を始めた頃は、フランス語の発音がわからず、かなり聞いて覚えた。

そういうのをレコ勉という。“レコード(録音)で勉強”の略である。


とはいえ、勉強ばかりでなく普通に楽しんでいる人もいる。

友人Мは、ダンボのビデオを見て

「ダンボ、可哀想」

と、本気で泣いていた。



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