13、変拍子とは
少し合唱の話から離れますが、音楽の話です。
前回少し「変拍子」というのが出てきたので説明しておこうと思う。
マーチは2拍子。
ワルツは3拍子。
というように、音楽には拍子というものがある。
2拍子、3拍子、4拍子くらいは誰でもわかると思う。
6拍子というのもある。これは3拍子が二つと考えると分かりやすいので、難しくはない。
(9拍子も3拍子が三つなので、変拍子ではない)
さて、変拍子というのは、これらの分かりやすい拍子、以外の拍子のことである。
たとえば、よくあるのは5拍子と7拍子。
5拍子は、1234512345と奏でる音楽。
指揮をする場合は12,123とか、123,12と振る。
実はそういう曲は譜読みをする演奏者にとっても、読みにくいし気持ち悪い。
そんな気持ち悪い曲をどうして作曲しちゃったのかは、作者の好みと時代の流れのせいなので、とやかく言ってもしょうがないのだけど、とにかく、慣れないと「あ?今の何だ?」的な気持ちになる。
又は、緊迫感が出る。
私自身も、5拍子の曲を歌うことがあるけれど、時々分からなくなって、ドレスのスカートの陰で「12345」と指を折って数えている、というのは内緒だ。
ちなみに337拍子は変拍子ではない。
れっきとした4拍子である。(分からない人は休符を数えてみてね)
337拍子が4拍子だとわからなくてモヤモヤする場合は、個別にご相談ください。




