表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
136/200

11、指揮者になった友だち


指揮者の話が出たので、少し指揮者のことを書こうと思う。


指揮者と言っても色んな指揮者がいる。

学校の音楽の先生になったら、必然的に指揮はできないとならない。

だけど、指揮だけで生計を立てる、本物の“指揮者”という職業もあるわけだ。


指揮者になるためには日本では普通、音大の指揮科に入学するところから始まる。

しかしウチの大学には指揮科はなかった。

(音大によっては専攻科目がないこともある。ハープ科とか入ろうとしたら、科がある音大を見つけないとならない)



音大の教育科の友だちで、指揮者になりたいという子がいた。

ウチの音大には指揮科がないので、転科できないことは分かっていたが、学校を変わるか(編入)かなり迷っていたようだった。

そして結局は、ウチの大学で4年間学びながら、指揮の先生に弟子入りしていた。

先生の演奏会の時には、部活を休んで勉強に行っていた。


在学中に1人、大人の階段を上りはじめた友人であったが、結局北海道に帰って音楽の先生になったらしい。

「遊びに来たら、ウニ獲ってやるぞ」

などと言っていたが、「獲って」が「盗って」な気がしなくもない。


まあ、そんなヤツだが、アマチュアの合唱団の指揮者になったらしいと風のうわさで聞いた。

何事もプロになるのは大変であるが、地道に頑張り夢を掴んだなぁと、嬉しくなったのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ