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いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
135/200

10、指揮をする中学生



中学校の合唱コンクールで、指揮者も生徒から選ばれる。

わりと指揮者をやりたい人は多い。男女を問わず立候補者が出る。


本来指揮者は、音楽に明るくなくてはならないが、中学の合唱ごときでは、そんな人はいない。

音を教え、導くように指揮棒を振り、歌詞を口ずさみ、音や音量や表現の間違いを指摘する・・・

ようなヤツはいないのだ。

ということで、伴奏者は指揮者に教えなければならないことがある。


まず、拍子の手の振り方。

曲によっては歌が一拍目から始まらないので、そういうのも教える。

それから、各パートへのキューの出し方、出すタイミングも教えなければならない。

そして、伴奏と指揮とで何度か合わせ練習をしておく。

そうしないと、ズレてしまう。

指揮者が楽譜が読めないことなどざらなので、こういう作業が必要になる。


合唱コンクール当日は、誰もが指揮者を見て歌う。

伴奏者も指揮者を見て弾く。

じゃあ、指揮者は・・・?


時々、不安になるのか、指揮者が伴奏者を見っぱなしということがある。

「アイツらデキてるんだぜ」

と、いらぬ噂が立つ。

指導までして、あげくにこの噂か!



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