表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
134/200

9、熱い中学校と伴奏者



中学校の合唱コンクールの時、私は伴奏者だった。なんだかんだ3年間やった。

伴奏者は伴奏の練習だけをすればいいわけではない。

朝学活、終学活の時に教室で練習するために、まずはカセットテープに伴奏だけを録音しなければならない。

だから、ひと足先に誰よりも曲に詳しくなるのが伴奏者。


その、曲に詳しい伴奏者が、各パートの音取りをする。

こーれーが!大変なんだってば!

なんで私がやってんの!?って、毎年思った。

だけど、音楽の先生が授業でやっていたのでは間に合わない。なにせ、春から練習しているのだから、音楽の授業で合唱練習が始まる頃には、みんな音も歌詞もバッチリ歌えるようになっていなければ、コンクールでは勝てないのだ。


熱い学校だなぁ・・・


ということで、伴奏者(と、ピアノの弾ける人)は大変だった。

まあ、みんなが協力してくれるから、良いんだけどね。


そして、朝っぱらから学活の時間にどのクラスからも歌声が聞こえてくる。

隣のクラスの音量に負けじと、自分たちも歌う。

伴奏者である私は、弱いパートの後ろに回って、後ろから大声で正しい音をうたってあげるというサービスまでしていた。


サービス・・・じゃないか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ