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いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
133/200

8、中学生と合唱と男子



ごくごく普通の公立中学校に通った私であったが、ウチの中学は合唱が盛んだったように思う。

なにせ、合唱コンクールが異常な盛り上がりを見せるのだ。

合唱コンクールとは、各学年のクラス対抗で、課題曲と自由曲を歌って競うものである。


新年度、クラス替えをしてすぐに合唱コンクールの候補の曲を練習し始める。

合唱コンクールは秋だというのに、もう!?という頃から始める。

ただし、課題曲はまだ出ていない。

課題曲は夏休み前に出題される。それが決まったら自由曲選びがあるのだけれど、これが熾烈を極める。

代々歌われる傾向、好まれる傾向、歌いやすさ、盛り上がりなど、研究されつくしたうえで、どのクラスもやりたい曲がかぶる。


ここは担任の先生の出番だ。

なんと、くじ引きである。先生、超責任重大だったりする。


それから、中学生の合唱で、何が困るって、男子はちょうど変声期なのだ。

青春まっただなか!変声期最盛期!

変声期中の男子は、ものすごいオンチだ。

そのうえ男子は音が取れない。男声の練習は超大変だったりする。

(しかもまだガキで、言うこと聞かないし、すぐふざけるし・・・あ、いやいや、そういう話じゃないか)


しかし、男子は覚えてしまえば、声はデカい。

これが不思議なもので、歌えるようになると音楽が好きになるようだ。

ということで、ウチの学校は春から合唱コンクールの練習を始めて、秋にはガンガン歌う珍しい学校だということだ。



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