7、指番号
ピアノを弾くには、指番号を知っていると良い。
独学の人はあまり関係ないのだろうけど、どのピアノ教本にも指番号が書いてあるので、お教室ではそれを教える。
親指から1の指、人差し指2の指、中指が3の指、と数えていく。
(ちなみに、バイオリンは人差し指が1の指らしい。両方習っていると混乱するとか)
一番初めに習う音が「ド」で、たいていの場合、「ド」を弾くときは1の指(親指)を使う。
「レ」は2の指。
「ミ」は3の指。
じゃなーい!
それで、覚えられてしまうとアウト!
1と書いてあったら「ド」と思う子が多い。
場合によっては、自宅で練習する際にお母さんがそう教えてしまう。
違うんだよー!
1って音名じゃなくて、指番号なんだよー。音は5線に書いてあるものを読んでください!
どうしても指番号を見て、音符を読まない子には、楽譜に書いてある指番号を私が塗りつぶしてしまう。
やっぱり基本は指番号じゃなくて、楽譜の音符なわけだ。
ただ、小さなころから親指は1の指、中指は3の指と教えられているピアニストは、大人になってもその癖は抜けない。
「昨日、3の指、切っちゃった」
などと、平気で言うけれど、音楽をやっていない人には通じない。




