表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり音楽教室  作者: marron
お教室編
10/200

10、ローマは

ウチは声楽も教えている。

声楽の生徒さんはたいてい大人。その中でTさんという面白い人がいる。


ぴんぽーん♪

Tさんのレッスンの日、ウチのピンポンが鳴った。私が出ると

「まろーん、きたよー」

個性的だ。

普通は自分の名前を名乗る。けど、彼女は私の名を呼ぶ。



声楽のレッスンは、発声練習、基礎練習、それから歌の練習をする。

基礎練習は、コンコーネなどの歌詞のない曲を「ア」の母音だけで歌う。

歌は、文字通り「歌」なので、歌詞のあるものを歌う。


その「歌」は、日本語の場合もあれば、イタリア語の場合もある。

Tさんはしばらく習っていて、声も良く出ているのでイタリア語の歌を練習している。

最初に私が歌詞を全て発音してあげる、彼女が真似る。

すると、Tさんひと言

「イタリア語って、ローマ字とおなじなんだね~」

・・・もしもし、ローマってどこにあるか、ご存知かね?


イタリア語が単なるローマ字で読めるということを、意外と誰も知らない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ